エリモマキシム引退
11歳馬エリモマキシム(父ブライアンズタイム)が3月5日付けで登録抹消します。2001年夏のデビューから足かけ10年、通算59戦10勝(うち障害20戦3勝)という競走成績でした。現役末期は同期のダービー馬タニノギムレット(同じブライアンズタイム産駒です)の子と一緒にレースを走ることもありました。
エリモマキシムといえば、史上初の10歳馬による中央重賞初制覇(09年新潟ジャンプS-J・G3)を記録した馬です。ただ、個人的に記憶に残っているのは“2着病”です。障害転向後、初勝利を挙げるまでに2着を10回重ねました。1戦ごとの着順を書き出してみます。
9→2→5→3→2→2→2→2→2→3→2→2→2→2→1
初勝利は入障後15戦目。その直前までの成績は〔0.10.2.2〕でした。記念すべき初勝利を挙げた2008年8月23日の障害未勝利戦は、ステイゴールドが初めて重賞を勝った目黒記念ほどではありませんが、エリモマキシムの苦闘を知る者にささやかな感動を与えてくれました。
引退後はオーナー一族が所有する北海道のエクセルマネジメント(旧・えりも農場)で乗馬になるとのことです。
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