香港レポ その2
ダラダラレポートその2は、抽選会の模様です。
ヴァーズの次はスプリント。安田厩舎の2頭、ロードカナロア・カレンチャンは、6番と8番に決定。抽選会には岩田騎手も来ており、終始笑顔で「自信を持って乗る」と力強くコメント。昨年、輸送トラブルがありながら5着に入ったカレンチャンの馬主夫人の鈴木明子さんは8番について、「4~6番あたりをと言われていたので、8番は良かった。今年は最初に抽選を引けた(昨年は最後だった)のがラッキーだったし、有力他馬の枠を考えると、良かったのでは。チャイニーズラッキーナンバーの8ですし」と語ってくれました。今年は輸送トラブルもなくスムーズに現地入りできカイバも食べているそうで、それがさらに安心といった様子でした。
つづいてはマイル。マイルCSの1・2着馬、サダムパテックは2番、グランプリボスは1番と隣同士になりました。サダムパテックの山本助手は「内の馬場がいので真ん中よりも内を希望していました。輸送も問題なく、馬の調子はいいので、あとは軽く調整するだけです」とコメント。先に1番に決まったグランプリボスの矢作師とは、最後まで隣同士ですねという話をしたそうです。
グランプリボスの矢作師も、内側の馬場状態が良いことから外よりは良かったとのことで、ゲートの先入れに気をつけたいとおっしゃっていました。そして「マイルCSのあとは疲れていたのに、香港に来てからすごく良くなり、昨日の追い切りも素晴らしかった。馬には本当に頭が下がる思い。フランケルと走った唯一の日本馬として、良い競馬をしてくれると思うし、バクシンオーの後継としての種牡馬価値を高めるためにも結果を出したい」と話してくれました。日本人の囲み取材後、地元メディアなどからもインタビューされ、注目の1頭であることを改めて感じました。
帰り際にボスがイギリス以来、2度目の海外遠征となることについて聞くと、イギリスに比べて香港は近いので全然負担が違うと言われていました。また道中は、中団内からの競馬を考えていると教えてくれました。競馬王新書『開成調教師』でもお世話になっている本誌なので、目一杯応援させてもらおうと思っています。
日本馬の詳細や素晴らしい写真は、JRAなど他サイトを御覧ください。
ダラダラレポート、またのちほど!
(ケシ)