こんばんは、ヒデです。本日は土曜日に阪神競馬場で行われる1400m戦、スワンSを分析していこうと思います。今年はフィリーズレビューや阪急杯、阪神Cなどが行われる阪神競馬場の芝1400m戦が舞台となるこの競走、果たしてどのような競走になるのでしょうか!?早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
※今回は2016年以降の阪神芝1400m戦の重賞を対象にデータを分析していきます。
< 目次 >
1.基本的には前が有利でも上りを出せる馬にはご用心。
2.今年は余計に短縮が決まる!?
3.Pサンデーを侮るなかれ。母父ではあの系統が暗躍!?
4.該当馬
1.基本的には前が有利でも上りを出せる馬にはご用心。
阪神競馬場の芝1400mで考えてみると、内回りであること加えて直線に急坂があるため「タフなワンペース」になり前が基本的には有利です。特に逃げ馬の成績は爆発的で、データ集計期間中は【5- 0- 1- 13/19】と圧倒的。今年の阪急杯でも逃げの手を打ったレシステンシアが勝利しています。逃げは単複の回収率も100%を超えています。
ただ「穴」という観点で見てみると、上りの出せる差し馬は侮れない存在となっているようです。差し単体で見ると【10- 9- 3- 110/132】で複勝率は16.7%上り3F1~3位で差しに回った馬は【6- 6- 1- 9/22】で複勝率は59.1%に跳ねあがります。19年の阪急杯で11人気のスマートオーディンが1着になったのもこのパターンでした。この上り3位以内×差しは単複の回収率が200%を超えるので注意が必要です。特に前走も上りを出せている馬は要警戒と言うことが言えるでしょう。
それでも基本的に軸へ据えたいのは「逃げ・先行馬」です。現在阪神競馬場はロング開催のためか上りがかかりがち。先週の阪神9R北摂特別(3歳以上2勝クラス)でも結局前に行った馬が残っています。このことから考えても差し馬は穴馬の一頭として馬券に組み込むのが良いかもしれませんね。
2.今年は余計に短縮が決まる!?
競馬王10月号の特集「ローテ&ステップ」重賞編。スワンSのポイントは「短縮」になりそうです。毎年短縮が決まりやすいスワンS、過去5年の成績は【 2- 2- 3-24/31 】で複勝率は22.6%となかなか堅実です。特に安田記念組はかなり調子が良いので、東京競馬場のマイルコースから出走してくる馬には注意が必要でしょう。ただヴィクトリアマイルからの参戦は昨年サウンドキアラが1人気を背負いながら敗れているためあまりいイメージはないですが、まだ母数が少ないのでなんとも言えません。今年は阪神ということもあるので、もう一度買ってみても良いかもしれませんね。
やはり同距離だとあまり成績を残せていないのは確かで、前走同距離の馬は相応のパフォーマンスを残せていないと厳しそうです。過去5年のスワンSを見ても前走芝1400mで3着以内でない馬の好走は16年3着のえいシンスパルタンのみ。それ以外の馬は巻き返せずに惨敗しています。
阪神競馬場の芝1400m重賞と考えてもやはり短縮が好調。【9- 11- 12- 83/115】で勝率7.7%、複勝率27.8%と圧巻の成績を残しています。これは勝率複勝率共に圧倒的な数字で、複勝率で比較すると同距離14.6%、延長9.8%で短縮が27.8%。今回は短縮を狙ってみるのが良さそうですね。
3.Pサンデーを侮るなかれ。母父ではあの系統が暗躍!?
阪神競馬場の芝1400m重賞では全体的にスピードを武器とするPサンデー系が好調です。フジキセキ産駒の【1- 1- 0- 3/5】に始まりダイワメジャー産駒【2- 1- 2- 20/25】、キンシャサノキセキ産駒【1- 0- 1- 6/8】で複勝率20%以上、単複100%を超えるような数字を残しています。前述の阪急杯覇者のレシステンシアもダイワメジャー産駒でした。
またディープインパクト産駒も活躍できる距離で【4- 1- 3- 18/26】というハイアベレージに。特に20年の阪急杯を6人気ながら制したベストアクターや16年の阪神Cえで5人気3着となったフィエロなど高齢での馬券内が多く見られます。これは今井雅宏さん著の『ウマゲノム版種牡馬時点2021-2022』でもディープインパクト産駒の欄に「5歳を超えると1400mが得意な傾向が加速する」と記載されています。高齢のディープインパクト産駒は見逃せないポイントになりそうです。
そして面白いのが母父。春のロングラン開催時に行われた芝1400mの3重賞(京都牝馬S、阪急杯、フィリーズレビュー)では欧州ノーザンダンサー系が好調に。特にダンチヒ系とサドラーズウェルズ系の血が大活躍で、この3重賞に限ってみると【2- 2- 2- 1/7】という成績に。ダンチヒ系はスピードがある短距離パワー向きの系統が多く、サドラーズウェルズ系はスピード不足が顕著だった種牡馬で母父に回ると底力タイプになるのでパワーなどが求められていると考えていいでしょう。スピードよりもパワーで考える必要がありそうです。
4.該当馬
それではスワンSの該当馬を紹介したいと思います。今回は50音順になっています。
2.サウンドキアラ
脚質△ 短縮〇 血統〇
ここのところ不調が続いているサウンドキアラですが、今回は馬体重が増減なしかプラスであれば先行できそうなので面白い一頭になるでしょう。20年の阪神牝馬Sを制した時が一番で、先行して上りを出すという競馬が一番向いていますので、ここのリフレッシュがうまく決まるかがポイントになってきそうですね。
9.ダノンファンタジー
脚質〇 短縮〇 血統〇
前走は好走からの競馬で差し切れなかったものの上りタイム33.0秒はグランアレグリアの32.6秒に次ぐ2位と確実なさ差し脚を持っています。枠に関係なく好走できる馬だけに、短縮ローテの今回は昨年の府中牝馬S→阪神カップの再来となれば期待値は上昇しますね。まずは馬体重が476キロになるのが理想でしょう。
11.フィアーノロマーノ
脚質△ 同距離△ 血統〇
メンバー中唯一の父系または母父系にダンチヒ系の血を持っているのがこの馬です。19年の阪神C2着の実績があるように阪神芝1400mは苦手なコースではありません。今回は休み開けではありますが、過去の休み明けの成績【4- 1- 0- 4/9】とそこまで苦手な印象はありません。今回は先行できるようならば問題なく買いになりそうですね。位置取りを変えることで効果的であればよいのですが。
14.ステルヴィオ
脚質〇 短縮〇 血統〇
前走の京成杯AHでは最重量半での58キロを背負いながらも勝ち馬と0.4秒差の7着とそこまで悲観する内容ではありませんでした。競馬王新聞を見ると当該のキムラ式レースレベルはB判定で、同レース8着のマルターズディオサが府中牝馬Sで3着になっているところ見るに今回も期待できそうですね。
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阪神芝1400mの中から一つG1ができても面白そうですよね。芝1400mのG1と芝1800mのG1、どちらかが生まれてほしいなと思っています。
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。本日は阪神競馬場で開催される京都大賞典を分析したいと思います。阪神競馬場で行われるのは94年以来3回目。開幕週ということで傾向とずれてしまう可能性がありますが見ていきたいと思います、それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.芝は綺麗で前有利!
2.前走G1が中心に!?
3.高速上りでの実績が一番のようです。
4.該当馬
1.芝は綺麗で前有利!
やはり開幕週ということもあって先行馬有利の結果が出ています。過去5年の先行馬は【3- 2- 1- 13/19】で複勝率は31.6%と高水準。単複回収率は100%を超えているハイアベレージです。単勝回収率は400%を超えていますがこれは2019年にドレットノータスが90.7倍で押し上げたもの。それでも「馬券圏内」に一番近い脚質は先行といえるでしょう。
芝が綺麗ということで、上り順位も順位に直結。上り3位以内でほとんどが決着します。前走でもそうで、上り3F【1- 2- 2- 7/23】で複勝率41.7%と安定しています。特に昇級戦で臨んで来た×上り1位の組み合わせは圧巻で【0- 1- 1- 0/2】で現状複勝率100%。該当の2頭(20年のシルヴァンシャー、19年のレッドジェノヴァ)は共に5人気以内になっています。上り1位は昇級、重賞関係なく要警戒です。
2.前走G1が中心に!?
ここからは毎度お馴染『競馬王10月号』連動ローテ&ステップのコーナーです。このレースで一番成績を残しているのが前走G1競走。過去5年で【3- 3- 3- 14/23】で複勝回収率87%の好成績です。特に宝塚記念から参戦してくる馬は特に強く過去5年で【3- 1- 3- 6/13】で勝率23.1%、複勝率は53.8%のハイアベレージ。同大阪杯も【0- 1- 0- 1/2】複勝率50%で前走阪神競馬場で行われたG1競走から参戦してくる馬には要警戒です。今年は阪神競馬場で行われるので、余計にこの傾向が強くなりそうです。
ちなみに前走阪神競馬場の成績は【4- 2- 4- 8/18】で勝率22.2%、複勝率55.6%なので、要注意です。阪神競馬場以外から参戦してくる馬は基本的にL競走以上。昇級戦×阪神競馬場以外は軽視するのが良さそうですね。また、中5週以上しか馬券圏内に入れていないので注意したいところ。
3.高速上りでの実績が一番のようです。
こちらも開幕週ということもあって休み明けや上りが早くなっているため、どうしてもスピードを活かせる産駒が活躍しがちです。特に活躍しているのはディープインパクト産駒【3- 0- 1- 12/16】で複勝率25%、ルーラーシップ産駒【0- 2- 0- 2/4】で複勝率50%など、上り34秒台以下で成績を残せている馬がポイントになりそうです。先行できる産駒も調子がよく、シンボリクリスエス産駒は【0- 1- 0- 1/2】で複勝回収率170%、アドマイヤドン産駒も【0- 1- 1- 2/4】でこちらも複勝率142%で普段先行する産駒が多い印象のある産駒も先行馬が有利のレースですので、複勝率が高くなる傾向にあります。
母父も合わせるとサンデーサイレンスが入っていない馬は過去5年で一頭も馬券圏内に入っていません。母父サンデーサイレンスは【1- 2- 0- 7】、フジキセキ産駒は【0- 1- 0- 1/2】、ディープインパクト産駒は【0- 1- 0- 0/1】でここまでの母父は複勝率40%超&複勝回収率100%超を記録しています。このレースに限って言えばサンデーサイレンスの血はとんでもない安定感と言えるでしょう。
4.該当馬
それでは京都大賞典の該当馬を見ていきましょう。
4.モズベッロ
差し△ 前走◎ 上り〇 血統〇
昨年の宝塚記念では大金星の3着、今年の大阪杯でも穴を開けて2着。非常に惑星として成績を残している馬です。前走宝塚記念では凡走してしまいましたがそれでも今回は注目の産駒になりそうですね。ディープブリランテ産駒は芝2400mは得意で、延長・短縮共に好成績を残しています。この2400mのような距離ではけして無視できる産駒ではないので注目でしょう。
11.キセキ
先行〇 前走◎ 上り△ 血統〇
重賞2勝目が非常に遠くもどかしい競馬が続いているこの馬ですが、ついにそのチャンスがめぐって来そうなのはこの馬です。前に行きそうな馬が少ない今回はねらい目で、延長の2400mもルーラーシップ産駒全体の成績をみても上位。この馬自身も昨年に上り最速で2着に入っている通り、この距離も大丈夫そうですね。和田騎手は先行が得意なほうなので、しっかり先行策を取れば良い成績もまた来そうです。
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京都大賞典といえば近年ではドレットノータスの大激走。当日に東京競馬場にいましたが、場内が唖然とした雰囲気で蔓延していました。あのおかげで競走全体の単勝回収率も100%超えということで荒れている感じもします。今年は果して・・・
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。JBCの前哨戦もいよいよ本番を迎えつつあります。今週は交流重賞が大井競馬で二つ、明日はその第一陣「東京盃」が行われますね。本番にも直結しやすいレースですが、果たしてどのような傾向が出ているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.いつもの大井と一味違う傾向に!?
2.地方馬もトップレベルならば・・・
3.欲しいのはバランス。
4.該当馬
1.いつもの大井と一味違う傾向に!?
大井競馬の1200mはそこそこ前残りが起こりやすいコースでもありますが、交流重賞では関係なく差し有利に変わっていきます。これは「ダートは前残りこそ正義」というのも影響しているでしょう。前残りで勝ち上がった馬が増えるとどうしてもペースが上りがち。結果として前は持続力を持っていないと厳しく、差しが台頭して来るレースが増えてきます。現に過去5年を見てみると上り最速馬は【3- 2- 0- 0】で馬券内100%。いずれの上り1位馬も前走で上り3位以内に入っていることから、前走交流重賞や大井の重賞で上り3位以内に入っている馬は要警戒です。
そして面白いのは馬券圏内に入っている馬は4歳以上のみ。4歳は二年連続連対中ですが、ジャスティン(東京スプリント競走)とコパノキッキング(カペラS)で共に重賞を勝利していたことから4歳以下で馬券になるにはそれまでにダートグレード競走で勝利している必要がありそうですね。高齢馬でもそんなに割り引く必要がないのがこのレースの特徴で、「リピーター」も多いので馬鹿にできません。
2.地方馬もトップレベルならば・・・
過去走を見てみると、今回の出走馬が該当するレースはテレ玉杯オーバルスプリント(以下OS)組。過去5年で【0- 2- 1- 3】で複勝率は50%を超えるアベレージに。次いでクラスターカップ(複勝率28.6%)、アフター5スター賞(複勝率17.6%)と続きます。テレ玉杯OS組は着に関係なく走っているのでとりあえず抑えとくというのもありかもしれません。一方で大井馬が前哨戦として使う場合が多いアフター5スター賞は馬券圏内に飛び込むためには連対が必須条件。3着以下からの巻き返しは厳しいようで過去5年で一度もありませんでした。言い換えると南関東のスプリント重賞で勝利できるようなレベルにあれば勝負することは十分可能と言うことになってきそうです。
気になるのが前走JRA重賞出走組を含めたJRA競馬場出走組の馬券内が過去5年0と言うところです。前走JRA競馬場組は併せて【0- 0- 0- 8】でこれには割引も必要でしょう。前回前走JRA組が馬券内に来たのは15年3着のコーリンベリーが最後。ただそれでも同年の東京スプリント競走で1着になっているところから見ても地方適性は強く求められると言えそうで、初地方重賞などは割引で差支えないでしょう。今年は人気のレッドルゼルがこれに該当。力は抜けているとは思いますが、どうでしょうか。
3.欲しいのはバランス。
「スプリントということでスピードが優勢」と片付けがちですが、このレースはそれ以上に重要inなりそうなのが「バランス」。直線が長い大井競馬場、良馬場に回復するのであればスピードだけで押し切れません。しっかりと持続力も求められるのです。昨年1着のジャスティンも母父Gone West系でスピード優勢のスピードタイプですが父系は短距離ダートで強さを見せるTサンデー系のオルフェーヴルでした。さらに2着のブルドックボスもスピードのPサンデー系が父、持続力もあるデインヒルが母父でした。このようにバランスの取れた組み合わせがマストで、配合の「バランス」というのもチェックポイントでしょう。
スピードに振り過ぎに見える産駒やスピードの足りない産駒は全体的に苦戦傾向で、昨年4着のラプタスは父ディープブリランテ産駒で得意の短縮でもスピード不足に泣き残し切れず、5着のサブノジュニアも外枠からの追走で本来は得意場条件でも母父がネイティヴダンサー系ということもあり、スピードで差し切ることができませんでした。
近年連覇した地方の雄キタサンミカヅキも父キングヘイローでも母父はスピード系のサクラバクシンオーだったことから考えても「バランス」が如何に重要かわかりますね。
4.該当馬
それでは東京盃の該当馬を紹介したいと思います。
4.コパノキッキング
脚質△ 前走〇 血統〇 リピーター◎
今回はCルメール騎手の手綱ということになりますが、前に行かないのであれば馬券圏内のチャンスはぐっと近づいてきそうです。ドバイの後一走叩いてきたのはプラスで、そこで3着は昨年とまったく同じローテーション。ブルドックボスやキタサンミカヅキのようにこの馬も近2年馬券圏内に好走している得意な舞台だけに、5番手あたりに付けられるのが理想ですね。
8.ニシノレオニダス
脚質〇 前走〇 血統〇
今回の地方馬はこの馬に注目したいと思います。父ヨハネスブルグといえば18年2着のネロと同じ産駒に当たります。母父にはAPインディ系のSky MesaということでスピードとのバランスもOK。如月賞競走では2着に3馬身差を付ける快勝、その時の勝ち時計1:12.2は奇しくもネロが18年2着に入ったときと同タイム。時計もあり血統もよい、そのうえ前走はアフター5スター賞2着。条件は揃ったとも言えそうです。唯一心配なのは馬齢でしょうか。
10.サクセスエナジー<ヒデのイチオシ>
脚質〇 前走◎ 血統〇 リピーター◎
黒船賞5着→サマーチャンピオン2着→テレ玉杯OS7着と好凡走を繰り返すその姿はまさしく「キンシャサノキセキ産駒」と言えます。この流れでくれば次は好調のはずで、今回はまさしく狙い目かもしれません。特に2走前の佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオンでは先行から上り最速で2着。砂が深い佐賀で上り最速の脚を出せるのならば大井でそれ以上の結果を出せても何ら不思議ではないでしょう。
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凱旋門賞では穴に推奨したトルカータータッソが1着。最後の直線ではずっとトルカータータッソしか見てませんでした。(笑)
あの的中で少しプレッシャーも感じた今日の記事ですが、まずは的中することを願っています。皆様の予想する際に少しでも参考になれば幸いです。
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。本日は台風一過ということで気温が高くなりましたが夜にはゲリラ豪雨、一気に気温が冷えました。今は半袖では肌寒気候になっています。そんな秋の訪れを感じさせる気候のなか6Fの電撃戦が秋競馬G1シーズを彩ります。さて今年はどの馬が抜け出すのでしょうか?早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いします!
< 目次 >
1.差しが決まる電撃戦
2.短縮組が妙味!?
3.血統的にはミスプロ系が面白い!
4.該当馬
1.差しが決まる電撃戦
過去5年でスプリンターズSを見てみると毎年1頭は差し馬が馬券圏内に好走しています。過去5年の差しの成績は【4- 1- 1- 26/32】勝率は一番。それでも人気が忠実に差してくる印象で、過去5年でも差して勝った馬は19年のタワーオブロンドン(2人気)、ファインニードル(1人気)、16・17年レッドファルクス(1人気・3人気)とすべての馬が3人気以内。追込み馬でもグランアレグリア(1人気)が勝ち切ったということでかなり差してくる馬はかなり人気な傾向があります。追込みは期待値は低く、アウィルアウェイが10人気で差してきましたがそれでも複勝回収率31%と低調、基本的に割引で問題ないでしょう。
人気薄は基本的に逃げ先行で良いでしょう。稍重で行われたため参考程度ですが、18年に穴を開けたラブカンプーとラインスピリットは共に先行して穴を開けています(11人気と13人気)。このほかにも17年3着のワンスインナムーン(7人気)や16年3着のソルヴェイグ(9人気)など逃げ先行は穴馬を多数輩出しています。その影響で逃げ先行ともに複勝回収率150%を超えるハイアベレージに。本日土曜日の馬場傾向的にも良回復後前残りが多発していた印象がありますので、穴馬をみつけるならば「逃げ先行」がよいでしょう。
2.短縮組が妙味!?
さてここからは競馬王10月のテーマ「ローテ&ステップ」を見ていきましょう。今回一番妙味があるようです。今回短縮で臨んだ馬は【2- 1- 1- 7/11】で勝率18.2%、複勝率36.45で複勝回収率84%とこのレースの複回収率71%を超えています。近年こそ前走同距離組が活躍していますが、17年は前走マイル組が馬券圏内を独占。無下にできません。しかし今年もマイルからの出走はなくこれを活用するのは来年以降になりそうですね。
前走レースを見てみるとセントウルS組が一番活躍。過去5年で【2- 2- 1- 24】で複勝率17.2%ながら「王道ローテ」から穴を開ける馬もでてきているようです。その他CBC賞や北九州記念から出走している馬が中心になりそうですね。夏を転戦している馬は明け3戦目までがボーダーラインで、明け4戦目以降は【0- 1- 1- 16/18】で一気にチャンスが減ってきています。せめて夏2戦を叩いた馬を買っていくのがベストでしょう。ただキーンランドカップから臨んでくる馬は【0- 0- 2- 20/22】で複勝率9.1%と低調。複勝回収率も30%台でそこまで期待できないようです。
3.血統的にはミスプロ系が面白い!
このレースはミスプロ系が一番いい成績を残しています。ミスプロ系のネイティヴダンサー系は過去5年で【4- 3- 3- 20/30】で複勝率は33.3%。近年でも二年連続で馬券圏内に好走しているダノンスマッシュがロードカナロア産駒、一昨年の19年にはミスプロ系が馬券内を独占と非常に活躍しています。一方でサンデー系は不調で、過去5年で【1- 1- 2- 16/20】で複勝率20%と低調な成績に。唯一勝ったのも昨年のグランアレグリアであることを考えると展開が向くか圧倒的に力が抜けているかのどちらかをクリアしなければ厳しいのかもしれません。複勝率が高いのは昨年のアウィルアウェイが人気薄で好走から。この馬も母父キングカメハメハだったので、ミスプロとこのコースの相性の良さがわかります。
母父に目を向けてみると米国系が優勢です。ストームキャット系やAPインディ系などが良いようです。特に父系がミスプロ系だと母父APインディ系の組み合わせで3戦2勝と破格の数値になります。その他Hard Supunなども好成績なので、サンデー系も重要ですが、普段の芝であまり見かけない組み合わせには注意が必要です。
4.該当馬
それではG1スプリンターズSの該当馬を見ていきましょう。
5.ファストフォース
脚質〇 前走〇 夏3走目△ 血統〇
CBC賞1着、北九州記念2着と上り調子の1頭。ロードカナロア×サクラバクシンオーの配合も中山のスプリントを勝つために臨んできた感じもします。夏3走目は少し心配ではありますが、それでも問題はないでしょう。しっかり先行できれば穴を開ける可能性は十分です。
11.ジャンダルム
脚質△ 前走〇 夏3走目△ 血統〇
母はスプリンターズS馬のビリーヴ。春の春雷Sでスプリントの素質を開花させるも北九州記念、セントウルSでは共に出遅れて上りを出すも共に凡走。この中間にゲートでの調教を重点的に行っていることから今回はしっかり出てくれればというところです。かなり人気になっているところは心配ですが、チャンスはあるでしょう。
14.ダノンスマッシュ
脚質〇 前走〇 間隔〇 血統〇
現時点で1人気になっているということでファンも期待ナンバー①ということになっていますね。それでも今回は夏に叩いていない、高松宮記念を制しているというところから考えて万全の大勢で「取りにきている」印象を受けます。血統が良いのはここ2年で証明済み。一番信頼の置ける馬の一頭かもしれません。
16.モズスーパーフレア
脚質〇 前走〇 夏2走目〇 血統〇
昨年は10着大敗後馬券内がなかなかありませんでしたが、前走北九州記念でついに3着、復活の兆しを見せました。ここから上がり調子になれるかというところでかなりの条件付きではあります。それでも実績尊重というところですね。
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スプリンターズSとポートアイランドSはセットにイメージですね。
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。関東地方では本日台風が接近し大雨に。台風が右側を通過したことから非常にひんやりとして今日だけを見ると「秋」本番になってきたという感じもします。そんななか今週末は秋競馬の初のG1競走が行われるということで競馬界も秋本番と言ったところですが、ダートも来月のJBC、冬のチャンピオンズカップに向けて重要な通過点を迎えています。そんなシリウスSを本日も分析したいと思います。中京開催二回目、果たしてどんな馬が有利に働くのでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.中京に替わって差し傾向が顕著に!?
2.始動戦>夏を叩いた馬。妙味は夏を連戦した馬
3.ミスプロ系の血に注目です。
4.該当馬
1.中京に替わって差し傾向が顕著に!?
阪神開催時には前残りが非常に多かったシリウスS、阪神開催だった過去4年で差してきたのは不良馬場開催の18年オメガパフュームとウェスタールンド、良馬場で唯一差してきたメイショウスミトモのみでした。しかし、昨年は1~3着すべてが差し馬という極端な競馬となりました。昨年は良馬場、それだけにコースバイアスが非常によく出ていたとも言えます。この中京ダート1900mは差しが決まりやすく、過去3年良馬場での該当コース差し勝率6.6%複勝率22.4%は中京競馬場ダートの中では高い数値になっています。そのため、このコースは差しが決まりやすいと言えるでしょう。今日配布開始の競馬王新聞を見てみても先行馬が多くミドルペース以上で流れそうなことから差し馬は他のダート重賞よりもプラスに見ていくのが良さそうです。
ただ前走の上りはそこまで重要ではないようでなので、どちらかというとこのレースで上りを出せるかが重要ですね。
2.始動戦>夏を叩いた馬。妙味は夏を連戦した馬
やはり秋競馬の序盤と言うこともあって中10週~25週の春競馬を戦い夏休みを取った馬が優勢です。中10~25週の成績は【4- 2- 2- 20/28】で、一番の成績を残しています。かといって連戦している馬はダメかと言われればそうでもなく中5~9週も堅実に走っており【0- 2- 3- 19/24】で複勝回収率は前述の中10週~25週と大差はありません。しかし、明け2走目の馬には注意が必要で、過去5年【0- 0- 0- 12/12】で一頭も馬券内に入らず。この中には19年1人気のタイムフライヤーなども含まれており、危険と考えても差支えないでしょう。ただこれが3走目になると成績も回復するので、2戦目だけ軽視する方法も有効そうです。
前走レースで見てみると、意外にも中央重賞から臨んできた馬は【0- 0- 2- 9/11】でほとんど馬券になっていないことがわかります。一方で交流重賞から臨んできた馬は【3- 0- 0- 5/8】とそこまで悪くないので、軸にするならば交流重賞で臨んできた馬ということになりそうです。特にJDDから臨んできた馬は4戦2勝なので、中でも注目といえるでしょう。
逆に好走しているのは前走オープン組。オープン戦は【2- 3- 3- 37/45】と数値だけ見ると微妙ですが、多くの馬が馬券内に飛び込んできているのもまた事実です。特に前走中央場所や明け3戦目の馬には妙味がありそうです。昨年も前走阪神の三宮Sから参戦したサクラアリュール(2着)と新潟から参戦した明け3戦目のエイコーンがそれぞれ人気薄ながら好走しています。前走中央場所または明け3戦目かつ前走オープン競走出走馬には要警戒です。
3.ミスプロ系の血に注目です。
中京に移っても変わらないのはこの競走とミスプロ系の活躍です。父系または母父系にミスプロ系の血が入っているが過去5年の出走15頭中11頭に入っていました。特に昨年はこの傾向が加速しており、3頭ともにミスプロ持ち。この傾向は今年も注目でしょう。
中距離と言うこともあって、やはり中距離の持続系が優勢になっており母父はキングマンボ系やロベルト系、ブラッシンググルーム系などが阪神時代は好走していました。フリオーソ系は昨年のエイコーンも該当しているので、やはり持続系が優勢になっているといえるかもしれません。
今年は共に道悪でしたが、中京で行われたダート重賞はともにオーヴェルニュ(父スマートファルコン)が勝っているように、中京競馬場ではダート適性を強く求められる傾向にあると言っても差し支えないのではないでしょうか。明日も「ダート適性」すなわち米国系の血には要注目です。
4.該当馬
それではシリウスSの該当馬を見ていきましょう。
6.ゴッドセレクション
脚質〇 間隔〇 前走〇 血統△
血統は少し微妙ですが、今回のローテは気にならざるを得ないですね。人気になりそうなので、そこまで期待できないかもしれませんが、ローテを見れば買いでしょう。
7.アナザートゥルース
脚質〇 間隔〇 前走G3△ 血統〇
アイルハヴアナザー産駒でこの距離は一度の敗戦で無視してしまうのも難しい感じがします。休み明け書記ということでリフレッシュがこの馬にどこまで影響がでるか、そこが一番の問題ではないでしょうか。松山騎手は先行策に出ると思うので、先行勢でも後ろのほうにつけられれば面白くなりそうですね。
10.ハヤヤッコ
脚質△ 間隔〇 前走OP◎ 血統〇
堂々の本命候補になるのではないでしょうか。追込みというのがややマイナスであるものの、先行勢が多いこのレースでは意外とチャンスがある可能性も高いですね。今回の短縮は成績が悪いのでそこが一番の問題ですが、逆にそこさえクリアしてしまえば馬券内は硬そうですね。
12.サクラアリュール
脚質△ 間隔〇 前走OP〇 血統〇
昨年2着とこの競走とは相性の良いこの馬も注目の一頭でしょう。延長は得意、ミスプロ持ち、ゴールドアリュール産駒、、、買いたい要素はたくさんありますが、「どこに付けるか」という位置取りがこの馬にとっても勝負になってきそうですね。
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競走馬には、ハイペースに強い馬や、スローペースに強い馬、或いは短い距離に強い馬や、長い距離に強い馬など、様々なタイプが存在します。どんなレース展開であろうと、どんな距離であろうとへっちゃら…というような完全無欠の馬は殆ど存在せず、たいていの馬は自分が得意とする条件でのみ好走を果たすものです。
本書は、各馬が必ずもちあわせているそういった馬の脚質タイプ(ギア)を、過去走から見抜き、適宜、得意条件で狙い撃つ(的中を収める)ところまでを一から解説した一冊です。
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それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。本日は明日行われるJBCへの前哨戦、交流G2(Jpn2)の日本テレビ盃を分析していきたいと思います。堅実に納まりやすいこのレースも昨年は荒れました。果たしてデータ的に有利なのはどの馬のでしょうか?早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.人気には忠実なレースが続いていたが、、、
2.船橋競馬は外枠有利!外枠と馬齢で鬼に金棒!?
3.サンデー系の血には要注意
4.該当馬
1.人気には忠実なレースが続いていたが、、、
堅実なレースが多い日本テレビ盃、1人気の成績は過去10年に広げても【7- 0- 2- 1】で勝率70%、複勝率90%と驚異的な数字を残しています。特に単勝の倍率が1倍台に入ると【7- 0- 1- 0】で馬券外はありません。1倍台の馬は軸に最適でしょう。昨年はここ10年間で初めて1人気が馬券外に飛びましたが、1人気のアナザートゥルースは2倍台でこの条件に該当していたことも留意しておきたいポイントです。前日の前売りオッズの時点でクリソベリルは1倍台になっていますので、この馬は軸に最適なのかもしれません。人気の中で安定しているのは3人気も同様で、過去10年【1- 6- 2- 1】で1人気と同じ数字でした。唯一馬券外に敗れた19年のアポロケンタッキーも熱中症で歩くようにゴールしたもの。それを除けば5人気が1着、地方馬が3着に来た昨年のレースでも2着になっているように、2頭軸ならば1‐3人気で決まり状態です。
これほど人気に忠実なレースが多い日本テレビ盃で昨年は珍しい三連単10万円の大荒れになりました。このレースの3着ストライクイーグルは大井所属馬。過去5年ではこのレースと19年のノンコノユメ(大井・荒山厩舎)の大井競馬所属馬のみが馬券内に来ているに留まっています。過去10年に広げても3着2回船橋競馬所属馬のみです。地方馬の連対はフリオーソ以来ないため、連下候補に留めておくの吉かもしれません。特に南関東以外の地区から参戦してくる馬は大きな割引が必要です。
2.船橋競馬は外枠有利!外枠と馬齢で鬼に金棒!?
船橋競馬場は外枠が有利な傾向があります。すべての距離を対象に枠別成績を見てみると勝率トップは8枠で11.3%、複勝率トップは7枠で30.1%ということからみてもそれはわかります。日本テレビ盃でも7枠と8枠は毎年馬券圏内に一頭は入っていますのでこのレースでもこの外枠有利は揺らがないようです。内枠であれば2枠が優勢で、日本テレビ盃でも20年3着ストライクイーグル(7人気)や17年サウンドトゥルー(3人気)が過去5年馬券圏内に入っていますので、2枠と4・5枠、7・8枠あたりが調子が良さそうですね。
そして馬齢は5歳馬が優勢。過去10年に広げて見てみると【4- 3- 3- 7】で一番有利になっています。次いで4歳馬の【2- 2- 1- 7】で1人気以外で勝利している馬はこの2世代が調子良いようです。8歳以上になるとさすがに厳しく、2頭が馬券圏内に入ってきた馬は共に直近1年で交流重賞3着以内に入っている実績がある馬でした。
外枠×4・5歳は 要注意です。
3.サンデー系の血には要注意
このレースはゴールドアリュール産駒は過去10年でクリソベリル、クリソライト、スマートファルコンと複数馬が馬券内になっています。そのほかで見てみると全体的にPサンデー系が優秀で、3着のストライクイーグル(父キンシャサノキセキ)、19年2着のロンドンタウン(父カネヒキリ)、19年3着のノンコノユメ(母父アグネスタキオン)、18年のサウンドトゥルー(母父フジキセキ)とPサンデー系持ちが6年連続で馬券内に激走中。サンデー系もかなり優勢なのは変わりないでしょう。
それ以外に優勢なのはミスプロ系。過去1年1800mのTOP10にはアイルハヴアナザー産駒(6位)、エイシンフラッシュ(7位)、キングカメハメハ(9位)の3頭がランクインしています。これは所謂4系統と言われるなかではミスプロ系が一番有利になっているといえるのではないでしょうか。
Dサンデー系とPサンデー系、ミスプロ系は要注目です。
4.該当馬
それでは日本テレビ盃の該当馬を紹介したいと思います。
2.クリソベリル
人気〇 枠〇 年齢〇 血統〇
昨年12月のチャンピオンズカップ4着以降長期休養明けのレースということになります。ただ前日最終オッズは1.9倍と圧倒的なオッズになっていますね。ゴールドアリュール産駒は休み明けでもしっかり動ける特徴があるので、そこまでマイナスなわけではないでしょう。地方競馬場では5戦5勝。調教では一杯になりながらもサンライズノヴァに先着しているので、問題はないと思いたいですが、、、
8.ノンコノユメ<ヒデのおススメ>
人気〇 枠◎ 年齢△ 血統〇
前走帝王賞は2着、9歳馬でもかなり期待できそうなのはこの馬です。大井競馬所属、9歳馬でも直近1年間の交流重賞2着になっているなど、まだまだ実力十分といったことになるのではないでしょうか。今年は2年ぶりにこの競走に参戦してきましたが、その時も帝王賞3着になっていたので、今年も注目ですね。
11.ラストマン<ヒデのおススメ>
人気△ 枠〇 年齢〇 血統〇
ゴールドアリュール産駒に母父ミスプロ系とかなり血統的に狙いたい一頭です。前走はマーキュリーカップ5着で、短縮ローテとなる今回はチャンスでもあります。鞍上も積極性のある若手の菅原騎手ということもあって今回狙いたい馬の一頭です。
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こんばんは、ヒデです。9月も残すところあとあと1週間。今週が9月最後の開催ということになります。そんな9月最後の週末は2つの重賞、どちらも始動戦となりそうです。本日はその中から神戸新聞杯を分析したいと思います。昨年は中京開催となって荒れた神戸新聞杯。果たして今年はどのようなレースになるのでしょうか、早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.上りに勝るものなし
2.休み明け&ダービー組が圧倒的!上り馬の条件は?
3.主流血統 is ベスト
4.該当馬
1.上りに勝るものなし
ハイレベルな戦いになりやすいのがこの神戸新聞杯。上りを出せる馬は実力上位の馬である場合が多いようです。過去5年の成績(阪神4回、中京1回)を見ると上り順位TOP3の成績は【5- 5- 4- 3】と圧倒的な数字になっています。特に連対に限って見ると上りを出せない馬はノーチャンスのようです。なお、残りの3着1回は17年のダンビュライトでこれは皐月賞などですでに馬券圏内に入るなど実力上位でした。それを考えると穴馬(=実績のない馬)は上りが出せるかをまず念頭に置く必要があるでしょう。
脚質を見ると複勝率においてそこまでの開きはありませんがやや後方有利になりそうです(逃げ20%、先行20%、差し24.1%、追込み25%)。勝ち馬は先行馬と差し馬に集中しているため、前過ぎず後ろ過ぎずの馬を単軸としていくのが良さそうですね。
2.休み明け&ダービー組が圧倒的!上り馬の条件は?
菊花賞の前哨戦ということもあってこれぞ始動戦というローテ成績になっています。特に東京優駿(以下ダービー)出走馬が圧倒的な数字になって、その数値は【5- 3- 2- 18/23】勝率17.9%複勝率34.8%。ほとんどの馬券圏内馬がダービーを経て休み明けで臨んだ馬ということになりそうです。対照的に間隔を詰めた馬は成績を残せていません。過去5年で中4週以内のローテで臨んできた馬は【0- 0- 0- 10/10】で馬券内はありません。最高位も16年のカフジプリンスが記録した4着で残りの馬はすべて8着以下。成績的に上り馬であっても中5週以上の馬を狙うのがマストになってくるでしょう。
ダービー出走馬でも成績を残しやすいのが前走4着以内。前走4着以内×ダービー組の成績に絞ると【5- 3- 0- 3/11】で馬券内に来ているほとんどの馬がダービー上位馬が順当に勝ち上がるのがこのレースの特徴といえるでしょう。なおこの条件では複勝回収率が96%まで上昇。妙味も上がっていくかもしれません。なお5着以下に敗れながら巻き返した二頭は共にそれ以前の重賞で連対経験があっ馬。巻き返しの可能性はそれまでの重賞実績を見ると良いでしょう。
上り馬の場合は前走2着以内がマスト。また、前走で上り3位以内を出せていないと成績を残せていないのも注意点です。中5週以上×前走連対×上り3位以内というのがマストな条件だったということになりそうです。
3.主流血統 is ベスト
ディープインパクト産駒をはじめとするサンデー系とキングカメハメハ系が優勢で裏を返せばこの2系統以外の父系は馬券になっていません。特にディープインパクト系とキングマンボ系がすごく、ディープインパクト系は【3-0-2-6】、キングカメハメハ系は【2-2-1-9】でともに他の系統を圧倒しています。特にダービーを経由した休み明けのディープインパクト産駒は強烈で過去5年【3-0-1-2】休み明けのディープインパクトがいかに強烈かを改めて見せつけられいます。ディープインパクト系を除いても、サンデー系とキングカメハメハ系の2系統が中心になりそうですが、その中でも苦手としている産駒もあります。特にTサンデー系の中心を構成しているハーツクライ産駒は特に苦戦傾向。過去5年で延べ8頭が出走していますが、馬券内には0。人気馬は少ないもののそれでも苦戦していることを念頭に入れるべきではないでしょうか。この傾向は中京開催になっても特段大きな変化はありませんでした。そのため、コースのバイアスよりも世代の力関係、レースバイアスのほうが強いということになっていると考えることもできそうです。
母系に関してはそこまでの傾向はないようです。それよりも父主流血統がとにかく求められている傾向があります。
4.該当馬
1.セファーラジエル
上り〇 間隔〇 血統〇
「裏ダービー」とも揶揄される白百合Sの覇者。今回はここを狙ってきたという恰好になっています。なかなか阪神コースでは一皮剥けきらなかったものの、左回り2戦目で覚醒した格好と言えるでしょうか。メンバーに恵まれた感は否めませんがキズナの非根幹距離で少し期待してみるのも良いかもしれません。
5.ステラヴェローチェ
上がり〇 間隔〇 前走ダービー4着以内◎ 血統△
ダービー3着で間隔的にはベストなものの、血統的には少し微妙なバゴ産駒。しかし、それだけで該当しないとなるとクロノジェネシスを買うことは不可能になってしまいますので、ローテ的に該当しているこの馬も該当馬として紹介します。
7.レッドジェネシス
上り〇 前走△ 血統〇
京都新聞杯にこの舞台で勝利していることからも重賞実績はあるので、3着候補ということになるかもしれません。上りは安定して使えているので、中京の舞台に戻った今回は狙い時かもしれません。人気になっても紐で買うのが良さそうですよね。
10.シャフリヤール
上り〇 間隔〇 前走ダービー1着◎ 血統◎
今回はこの馬が傾向的には完全に「確勝級」で他に敵や隙が見当たりません。ダービーでも上り最速で差したことから証明済み。今回負けることがあると今後が不安になるだけに、しっかり差し切ってくれることを祈ります。傾向的には敵なしです!
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それでは!
ヒデ
おはようございます、ヒデです。本日は浦和競馬場で行われる交流重賞、テレ玉杯オーバルスプリントを分析していきたいと思います。地方馬の活躍も目立つこの1400m戦、どのような傾向があるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.ここでも外枠先行が優勢。
2.前走交流重賞組に勝機あり!
3.米国持続型が中心に。
4.該当馬
1.ここでも外枠先行が優勢。
浦和競馬場も昨日行われた交流重賞、白山大賞典と同じく外枠が優勢です。1枠の馬券圏内は過去5年間では0、2枠も浦和競馬場を得意としたノブワイルドが2勝しているに留まっています。5年中4回馬券圏内に入っている7・8枠とは対照的な成績になっています。基本的には5枠で分けることが可能で、1~4枠は過去5年で1着2回、2着1回、3着1回(うち2勝3着1回はノブワイルド)だったのに対して5~8枠は1着3回、2着4回、3着4回とどの着順でも上回っています。もちろん出走頭数も異なりますが(1~4枠⦅2-1-1-12⦆、5~8枠⦅3-4-4-30⦆)それでも基本的には外枠有利と考えて間違いなさそうです。
また、浦和競馬場は直線が短いコースであるため3角から捲らなければ厳しいコース。これもノブワイルドがいたからということになるかもしれませんが、過去5年で4角1番手通過の成績は(4-1-0-0)で連対率100%昨年も4角先頭に立ったサクセスエナジーが1着、2番手だったベストマッチョが2着になっています。また、過去5年の平均4角通過順位は2.06となっていることからも前に行く馬が有利になっていることがわかります。期間中3度4角123番手がそのまま馬券圏内に納まっているなど、先行できなくても捲ってくれば直線はそれほど問題がないというころでしょうか。とにかく「外枠×先行」のパッケージングがマストのようです。
2.前走交流重賞組に勝機あり!
毎年の様に馬券に絡んでくる条件は主に2つで、一つは南関東の重賞(S1~S3)競走で実績のある馬(ノブワイルドやベストマッチョなど)か中央の馬であればそれ以前に交流重賞で実績があればいいようです。特に交流重賞初参戦組がこのコースを走るのは容易ではないようで、18年に交流重賞初参戦で臨んだドライヴナイトは5人気で人気以下の6着。やはり交流重賞初出走組はすこし様子を見たほうがいいでしょう。ただ、唯一3歳馬はその限りでもなさそうですね。
そして前走1着で勝利した馬は過去5年で勝利がないと意外な成績になっています。勝ち馬はダートグレード競走か新潟1200mを敗戦した馬の巻き返しが目立ち、NST賞組は【3-0-1-0】と相性はよさそうです。今年の出走はゼロですが、これは来年以降も使っていきたいデータ。新潟はJRA競馬場のなかでは比較的直線の短いコース。巻き返しにも頷けます。
留意したい情報といえば「馬齢」にも大きな特徴があります。この競走は「5歳以上」の馬が活躍傾向。ノブワイルドもこの競走を初めて制したのは6歳の時でした。馬券圏内に入ってきた3・4歳はともに1頭ずつ。2頭はともに2人気以内で連対率100%の快挙を残していますので(16年サイタスリーレッド、1着・19年ワイドファラオ、2着)2人気以内の3・4歳馬は狙っていきたいですね。基本的に狙える中心になるのは5歳以上、勝ち馬に限ると6歳以上に注目です。
3.米国持続型が中心に。
今年は少し雨がぱらつきそうですが良馬場開催と想定すると変わらず米国系が中心になっていきそうです。ここで重要になってくるのが「キングマンボ系」。欧州経由の米国系といたりすることもありますが、この欧米系とも言える血統がこの競走では重要になってきます。米国中距離系とキングマンボ系が入った馬を買うのが基本になってきそうです。それは昨年の結果を見てもわかり、2・3着の地方馬は共にこの条件に該当している馬でした。(力があるとは言え)地方馬が馬券内に来るので、相当強い傾向であることがわかります。
ちなみに昨日までの浦和開催でもこの傾向は強く出ていて、9/22の浦和10Rで穴を開けたソヨギ(11人気2着)も父系にはキングマンボ系が入っていたなどこの傾向が日頃から強く出ていることが伺えます。そのため狙っていくのはキングマンボ系と米国中距離系が中心になっていくでしょう。
4.該当馬
それではテレ玉杯オーバルスプリントの該当馬を見ていきましょう。
3.サクセスエナジー
枠△ 脚質〇 年齢〇 前走〇 血統△
昨年の覇者と言うことで侮らないことにします。前走好走しているのでそこまでの期待値はありませんが、それでも実績尊重ということですかね。キンシャサノキセキ産駒は好走と凡走を繰り返しやすい傾向にありますので、凡走しても不思議ではありませんが、このコースは比較的得意です。
4.アンティノウス
枠△ 脚質〇 年齢〇 前走〇 血統〇
前走はここ浦和で行われたプラチナCを4角先頭に立って勝利。上りも2位のタイムを叩き出しました。どちらかといえば捲って先頭に立てる馬。勝利までと考えると厳しい感じもしますが、馬券内と考えれば面白い馬。注目ですね。
11.ダノンレジーナ<ヒデの注目馬>
枠〇 脚質〇 年齢〇 前走〇 血統〇
外枠で面白いのはこの馬です。穴馬を何頭も出してきた小久保きゅう舎所属馬というのもプラスですね。この馬はエンプレス杯、JBCレディスクラシックでともに4着と馬券内一歩手前まで迫っているにも関わらず5人気以下に落ち着きそうで今回は十分ねらい目になるのではないでしょうか。この馬は大注目です。
12.テイエムサウスダン<ヒデのイチオシ!>
枠〇 脚質◎ 年齢×人気◎ 前走〇 血統〇
黒船賞で激押しした一頭。4歳と若いものの、人気になりそうなため「3・4歳×2人気以内」の連対率100%法則に該当しそうです。黒船賞を制したコンビ復活というのも十分にプラスになりそうですね。また、サウスヴィグラス産駒は外枠も休み明けの両方とも好走条件にある種牡馬。今回は確勝級かもしれません。
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昨日の白山大賞典ではヴェンジェンスかメイショウか2択を見事に外しました。最近2択で外すことが増えてきています。この打破方法ってありますか?笑
今日のテレ玉杯オーバルスプリントは1か2と該当馬のBOXで買おうか考え中です。テイエムサウスダンは強いと思うのですがどうでしょうか。
それでは!
ヒデ
おはようございます、ヒデです。本日は今日、9月22日に行われる交流重賞白山大賞典を分析していきたいと思います。今年はJBCと同じ距離で行われるということで、JBCを見据えたメンバーの豪華共演です。果たしてどのような結果になるのでしょうか。過去の傾向とデータから見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.人気に忠実なレースな様です。人気×8枠が優勢!?
2.4角5番手以内が優勢に。
3.意外にも好調な主流血統。中距離はダートでも主流血統を!?
4.該当馬
1.人気に忠実なレースな様です。人気×8枠が優勢!?
過去5年の傾向を見るとかなり人気に忠実なレースが続いています。過去5年中4年で1番人気が勝利するなどその傾向がいかに強く出ているかがわかります。唯一1人気が馬券外に沈んだ18年のミツバは心房細動を発症してしまったもの。その時勝利したのも2人気のドンフォルティスだったので、過去5年で1人気4勝、2人気の1勝で3人気以下の勝利はありません。それだけ考えてもかなり人気が忠実なレースと言うことができるでしょう。
そしてもう一つ、過去5年間で8枠が5連勝中です。これは『競馬王10月号』で吉原騎手が話してくれていたように、内側の砂が深いことが影響しているのではないでしょうか。金沢競馬場などの狭い競馬場では内側をわざと深くすることによってすべての馬が内側に密集しないように砂が深くなっているのです。その影響なのか、実力のめぐりなのか過去5年間1・2枠の馬券内はありません。ただ3枠以降であれば過去5年で一回は馬券内に入っているので1・2枠のみ軽視すれば大丈夫そうです。ただ、やはり有利なのは8枠。特に5枠以降に期待値が高くなると考えられます。
2.4角5番手以内が優勢に。
やはり先行した馬が有利になっています。最近の金沢競馬では「大外を回った馬が最後の最後に届く」というパターンも乱発していますが、この白山大賞典に限ってはそのようなことはないようです。過去5年で3角6番手以下から馬券内に飛び込んできた馬は20年のロードゴラッソのみです。それ以外の馬は4角5番手以内に入っていたことを考えると交流重賞などの重賞で実績を残しているような馬でなおかつ捲れる持続力が無ければならないなど注文が多そうですね。これは地方馬と中央馬の実力が離れすぎているため、ペースについて行けずに大きく馬群がわかれてしまうことが原因だと思われます。基本的には先行争いをできる馬を。これがひとつの指標になっていきそうです。
3.意外にも好調な主流血統。中距離はダートでも主流血統を!?
中距離ダートでは意外にも主流血統が活躍しやすい傾向にあります。東京ダート2100mではディープインパクト産駒が2回東京開催では単複100%を超えていたり、中山ダート2500m父マンハッタンカフェ産駒が2頭中2頭が馬券内に飛び込んだりとサンデー系が得意な条件でもあるようです。その傾向はこの白山大賞典でも如実に出ており、昨年は父系サンデーサイレンス系統の馬が馬券圏内を独占。過去5年で15頭中13頭に父系または母父系にサンデーサイレンス系が入っていました。それ以外の馬でも一頭はキングカメハメハが入っていたので純粋に主流血統以外となると2017年のインカンテーションのみとかなり主流血統が有利な馬場とも言えるでしょう。
ダート中距離ということで米国中距離系を狙って行きたいところですが、血統的に狙っていくのはサンデー系が良さそうですね。
1~3のまとめ
①2人気以内を狙うのが定石に。6人気以下は割引。
②8枠が5連勝中。1・2枠は割引、5枠以降が期待値上昇。
③4角5番手以内に入っていないと厳しい。
④血統的に狙えるのは主流血統
4.該当馬
それでは白山大賞典の該当馬を見ていきましょう(人気は想定人気になっています)。
4.スワーヴアラミス
想定人気〇 枠-- 4角5番手以内〇 血統〇
4枠というのは可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。しかし近走は盤石の走りを見せていて、3走連続で連対中、4走連続で掲示板内と好調です。昨年のマーチS以降少し低迷していたのが嘘の様です。ここを狙って来たということはJBCももちろん狙いに来るでしょう。その試金石になるのか、注目です。
6.マスターフェンサー(ヒデのイチオシ)
想定人気〇 枠〇 4角5番手以内〇 血統〇
昨年の覇者は前走マーキュリーカップで完全復活。ジャスタウェイ産駒はダート1800m以上の延長に強い傾向があります。特にダート2000m以上の延長はとんでもない成績を残し続けています。この馬も昨年マーキュリーカップ(2000m)→白山大賞典(2100m)→名古屋グランプリ(2500m)と延長×地方交流で3連勝。今年の敗戦も共に短縮ローテであったことを考えると延長で臨む今回はまさに確勝級と言えるでしょう。
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ミツバが心房細動を発症した週も台風の影響が出た週だったと記憶しています。その時に騎乗していた松山騎手が今年も1倍代になりそうな馬に騎乗、、、オカルトで決まらないことを祈ります。
個人的にはミューチャリー推しです。御神本騎手の分も吉原騎手頑張れ!
それでは!
ヒデ
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