ロングスパートと適性で取る! 大阪杯分析
こんばんは、ヒデです。4月の始まりは幸先のいいものとなりました。明日は雨ということで、タフな馬場にもなりそうですが、どうなるのでしょうか。大阪杯を分析していこうと思います。最後までよろしくお願いいたします。
1.ロングスパートになりやすい特徴があります。
大阪杯のスタート地点を出るとすぐに登り坂で前半のペースが落ちやすい傾向にあります。18年の大阪杯は典型的な例で、スワーヴリチャードが向こう正面からロングスパートを決行して1着を取りました。このように道中動けて最後まで粘れる展開になることが多いです。中距離戦ということで、マイル~長距離の馬が出走してくることもありますが、基本は中距離で強い適性を持っている馬から行くのが懸命でしょう。過去3年の勝ち馬も20年ラッキーライラック(エリザベス女王杯)、19年アルアイン(皐月賞)、18年スワーヴリチャード(前走金鯱賞、後のJC)と中距離で実績を残した馬が多いです。
2.中距離+パワーがベスト配合、ここから狙っていきたいです。
過去3年の傾向を見ていると必ず「中距離血統×パワー系」の配合が馬券内を占めています。これは14年の不良開催などでも変わりませんので、コースバイアスなのだと思います。ですので、当日気にしなければならないのはどの程度前に行く馬に負担がかかるか、そして差しがどの程度届くのかこの2点だけでいいでしょう。当然馬場が荒れれば荒れるほど差しは届きやすくなるようです。ちなみに良馬場だと、中団より前目に付けるのが最低ラインのようです。
3.開催が進みました。最内枠は危険のようです。
G1昇格後、1枠の馬券内はありません。平均人気が6.75とそこまで高くありませんが、19年のマカヒキはこのレースに向いた配合でしたが、4着までと、ロスが大きいことも伺えます。お隣の2枠も3着が1回だけと考えると、内枠は割引するべきなのではないでしょうか。逆に3~5枠、7・8枠は好成績を残していますので、3枠から中枠、外すぎる枠このあたりから狙うのがベターなようです。
4.若い関西馬がやはり有利です。
G1昇格後美浦所属馬が馬券内に来たのは20年のダノンキングリーのみです。ダノンキングリーは配合や中距離適性で馬券内に届いたということができますので、重賞で実績の少ない美浦所属馬は割引が必要のようです。また、レースは4歳と5歳が中心で、6歳馬はキセキとステファノスの2着のみとなっています。G1昇格後は7歳以上の馬券内はないので、4・5歳を中心に馬券を組むのがよいでしょう。
ここまでの該当馬を見ていきましょう。
〇該当馬
2.サリオス
ロングスパート〇 中距離実績〇 血統△ 枠△ 馬齢〇
ロングスパートを決めた経験が豊富な馬です。マイルを最大目標にしていることは疑問符が残りますが、先行できる脚は魅力的です。個人的には1800m~2000mの馬だと思っていますので、今回は改めて期待していいのではないかと考えています。ただ頭はないでしょう。
4.ブラヴァス
ロングスパート〇 血統〇 枠〇 馬齢〇
血統的には狙っていきたい一頭です。阪神の同距離で行われたチャレンジカップでは最後タフな流れになりながら2着に粘る健闘を見せています。この時は上り最速の脚を使っていました。今回はハッピーグリンが逃げ宣言をしていますので、サリオスの後ろに控えればワンチャンスあるかもしれません。
7.コントレイル
ロングスパート〇 中距離実績〇 血統〇 枠〇 馬齢〇
圧倒的な一番人気になっていますが、あまり死角が思いつきません。前走のJCから馬体がまた成長して異次元の域になってきました。ロングスパートも皐月賞の時に見せたとおりで、JCの2着も位置取りの差が出たと考えると物理的にはアーモンドアイにも先着できた計算になります。グランアレグリアもよいですが、実績的にはこの馬から行きたいところです。
13.グランアレグリア<ちょっと疑問視>
ロングスパート〇 中距離実績× 血統〇 枠〇 馬齢〇
馬自体は非常に強く『競馬王4月号』での馬ノスケさんの項でもあった通り、この距離でも通用しそうであります。血統的にもアルアインと少し似ていますので、中距離もこなせることはできるでしょう。しかし、やはり中距離実績がないのは少し気になります。コーナーから動ける器用さがあれば1着争いもあり得るでしょう。疑問符は残りますが、馬券外は想像しにくいです。
ちょっと堅めになっちゃったので、本命馬と穴馬はニコニコチャンネルで記載しています。ぜひこちらをご覧ください!
競馬王4月号好評発売中!!
今までの復習から新情報まで、展開や内外の有利不利をギュギュっと凝縮した内容となっています!!
特集は「内か外か?前か後ろか? 現代競馬枠順と脚質の新常識」。今井雅宏、亀谷敬正、キムラヨウヘイ、TARO、馬場虎太郎、棟広良隆ら豪華執筆陣が全方位から「枠」と「脚質」を馬券に落とし込む方法を分析しています。巻頭インタビューはアントニー(マテンロウ)。また、適性を深掘りして激走馬を見抜く「適性チャート」を引っ提げ、新予想家の馬ノスケが初登場!
ご購入はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B08VM1DF2X/
電子書籍版も好評発売中!どうぞご利用ください。