展開がロジック?大阪杯の結果を考察しました
こんばんは、ヒデです。今日の大阪杯はレイパパレが3強を撃破。本当にかっこいい勝ち方でしたね。さて、本日は大阪杯を振り返っていきたいと思います。今回のテーマは強かったモズベッロと位置取りを間違えたコントレイルでお届けしたいと思います。
1.コントレイルはディープインパクトに囚われたようでした。
ディープインパクト産駒初めての無敗の三冠馬ということで、すっかり父とイメージを重ねた人も多かったでしょう。かく言う私もその一人でした。東スポ杯2歳S、そして皐月賞の走りはもはやディープインパクトを超えた存在とすらおもえたほどでした。これはある意味間違いではありません。スピードが出やすいように整備された今の馬場では「瞬発力」という面では超えているのではないかと思っています。それはスピード系のミスプロの因子が母系に配合されていることや、JCで瞬発力を一番早い上りを使っていることからもわかります。しかし、今回のようなロングスパートは向きません。今回は好スタートを切っただけに、前についていけばと思ってしまいますが、福永騎手も父の走りと重ねたのでしょう。捲る競馬をしたときに脚が上がってしまったと思います。良馬場ならばと感じたレースでした。
2.馬場が渋れば強いモズベッロ
昨日の該当馬では書きませんでしたが、最内枠以外の観点から見るとモズベッロは完全に大阪杯に向いた形になっていました。思えば昨年は日経新春杯を制覇して、宝塚記念は3着。今年も京都記念2着スタートと、決して侮れる一頭でなかったことは確かです。今回一番「中距離血統+パワー血統」とロングスパート〇をクリアした馬であり、推奨するべきでした、反省します。この馬池添騎手とのコンビは安定感がありますね。次走は人気になると思いますが、しっかりとそのあたりを見極める必要がありそうです。強い馬でも適性がよくないと今回のグランアレグリアのようになってしまう可能性は大いにあります。
3.コースバイアスを味方に付けたレイパパレ
今回本当にうまく乗ったのは川田騎手とレイパパレではないでしょうか。この前に行われた9R、明石特別では前にいった馬が上位を独占していました。外が完全に伸びない馬場になってのは確かです。それを完全に読み切った川田騎手はハッピーグリンが公言通りの逃げを制して虎視眈々とペースを刻んでしました。ハイペースではありますが、3~8F目は12秒を刻み続けています。特に6F目には12.8と一旦ペースを落とす盤石っぷりはさすが日本最高レベルの騎手と感じます。他の馬はこのペースに惑わされたうえに、外が伸びないバイアスも味方して圧勝になりました。本当に強い競馬をしたと思います。今後の活躍も楽しみです。
4.最後に
今回は馬券内の馬を振り返ってみましたが、やはりレイパパレは強かったですね。モズベッロは今後も展開、天候に左右されそうな気もいたします。いずれにせよ、掲示板に入った馬は皆力を使い切ったいいレースになったと思いますので、次回以降も期待できる馬たちばかりです。上位馬の次走時にまた参考にしていただければ幸いです。展開のお話は競馬王4月号で特集していますので、こちらも購入いただけるとより見解が深まると思いますので、ぜひご購入ください。
競馬王4月号好評発売中!!
今までの復習から新情報まで、展開や内外の有利不利をギュギュっと凝縮した内容となっています!!
特集は「内か外か?前か後ろか? 現代競馬枠順と脚質の新常識」。今井雅宏、亀谷敬正、キムラヨウヘイ、TARO、馬場虎太郎、棟広良隆ら豪華執筆陣が全方位から「枠」と「脚質」を馬券に落とし込む方法を分析しています。巻頭インタビューはアントニー(マテンロウ)。また、適性を深掘りして激走馬を見抜く「適性チャート」を引っ提げ、新予想家の馬ノスケが初登場!
ご購入はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B08VM1DF2X/
電子書籍版も好評発売中!どうぞご利用ください。
今週からクラシックが始まっていきます。いよいよ春も本番ですね。ブログもより一層役立つ情報を発信できるように頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
それでは!
ヒデ