消耗戦ゆえに台頭するのは? ダービー卿CT分析
おはようございます、ヒデです。本日は記事のアップが遅れたことをお詫び申し上げます。失礼いたしました。さて、本日はダービー卿CTを分析致します。参考になるように頑張ります。
1.ペースは緩みません。超が付くほど消耗戦のようです。
過去3年を見ても12秒台で流れるのは最後2Fと最初の加速を行う1F目のみと、消耗戦が続いています。馬券内馬の最後の4コーナー通過平均順位は6.2と中団前に控える馬が1番期待値が高くなっていることがわかります。このことからも、前に行って粘るタイプは割引が必要のようです。ハンデ戦ということですが、あまりその影響はないようで、54キロから58キロまで走っています。あまり気にする必要はないみたいですね。
2.瞬発力よりスタミナを重視した方が良いようです。
血統背景を見てみると、瞬発力と言うよりもパワースタミナが活きるレースになることが多いようです。ペースが消耗戦なので、スタミナタイプが台頭しやすい展開になりやすいです。そして差し馬は米国色の強い傾向にあります。スピード系のダート短距離血統などが血統に含まれているのであれば、それを積極的に狙っていくのが良いでしょう。実際豪州生まれのキンシャサノキセキ産駒などは良績を残していますので、差しならスピードパワーが求められるようです。
3.2コーナでのテン争い。中途半端は大敵です。
基本的に内が有利と言われる中山の1600mですが、このレースに限ると1枠の成績は安定していません。逃げ馬は思うように逃げられないと言うことも多いようです。また、さきほども話しました通り先行馬より差し馬が成績を残しやすいようです。これは中山1600mは内枠の先行馬有利という展開が多いからでありますが、9月開催開幕週の京成杯AHと違い内側が掘り返され内をやや開ける展開が増えるため、先行馬が厳しい展開が多いようです。このレースに限っては34秒台の上がりが使える馬に注意した方が良いかもしれません。
それでは最後に該当馬を紹介していきます。
該当馬
2.ボンセルヴィーソ
ペース○ 血統○
中山巧者のこの馬ですが、なぜか毎回人気しません。前走重馬場での上がり2位は優秀でした。ただこの馬に1番向いているのは先行での粘り込みです。血統的にも多少力のいる馬場でも大歓迎だと思いますので、馬券的には抑えたい馬です。
9.テルツェント
ペース○ 血統○ 脚質○
3連勝中と調子がいい馬ですので、人気するとは思います。しかし、ディープインパクト×ダンチヒで差し馬というのはまさにマイルの消耗戦が1番の得意条件と言えるでしょう。斤量も軽いので、期待しても良いかもしれません。
11.カテドラル
上がり○ 血統○
こちらも差し馬なら期待値は高そうです。ただ、最近は後ろから一気になっているのが唯一の懸念点です。ただ馬券内に入る時は必ず後方からの競馬になるのが懸念点で、それ以外大きな割引要素はなさそうな感じがしています。
12.メイショウチタン
ペース○ 血統○ 脚質○
ロードカナロア産駒、中団前目に構えられる馬です。今回は完全に流れに乗れるか乗れないかが勝負になります。流れに乗っていけば馬券内に転がり込む可能性もあります。
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今日の夜には大阪杯を分析していきます。僕はお気に入りの馬がたくさん出るので難解なレースですが、分析で見えてくる馬はどれなんでしょうか。気になります。
それでは!
ヒデ