心中するなら粘りか捲りか マーチS分析!
こんばんは、ヒデです。今日はマーチSの分析を行っていきたいと思います。春のダート重賞は一昨年100万円馬券が飛び出すなど、なかなか読めないレースが続いています。このマーチSを攻略するには粘りと捲りがポイントのようです。
1.中弛みはありません常に流れるタフなペースです。
中山のダート1800mは条件が上がればペースが淀みなくなるという特徴があります。スタートから上り坂を上りますが、ペースは衰えず、向こう正面にかけて加速していきます。そして最後の坂以外は12秒台で流れています。特に2F目は11秒台に入ることも多く、スピードだけの馬は人気でもキツい展開になりやすいです。タフな馬を狙っていくのがよいのかもしれません。
2.粘れる力と捲れるパワーこれがキーポイントになりそうです。
淀みのないペースになるということは芝的な瞬発力や短距離的なスピードとはかけ離れたレースになることが多いです。そのため、勢いよく先行しても粘り切れずに着外ということはよくあります。昨年2番人気で4・5番手で先行していたワイルドカードは最後の直線で失速、16着に敗れています。このように、血統的には先行して粘れる欧州系の馬か、捲り着れるパワー系の米国中距離型などを配合に持っている馬が穴を開けやすいようです。実際に昨年3着のレピアーウィットは米国パワー系同士の配合でしたし、一昨年1着のサトノティターンも同じような配合でした。この辺りを狙うのがベストのようです。また、ダートということで、500kg以上の大型馬の好走が目立ちます。当日は雨となりそうですが、そこまで足抜けがいい馬場になるとは考えづらく、こちらの傾向も活きるのかもしれません。
3.ハンデは重たくても走れるようです。
意外にもハンデ斤量別の複勝率では58kgが28.1%でトップです。重たい斤量でも来れるようなのですが、57kgは15.4%と低調です。この総監は見えませんが、基本的には55~58kgの馬を狙っていくのが無難で、軽量ハンデの馬はほとんど馬券になっていません。こちらは参考まででしょうか。
それでは明日の該当馬とちょっと疑問視の人気馬を紹介したいと思います。
〇2.デルマルーヴル
上り〇 脚質〇 血統〇 馬体重〇 斤量〇
近走はまったくと言っていいほど見せ場はありませんが、東京大賞典は0.4差の8着と数字以上の走りを見せています。また、もともと捲りが得意で勝ち上がってきた馬ですから、差しても逃げてもある程度残ることができるのではないかと想定しています。実績馬にも関わらず人気は上がらなそうなので、少し期待できるのではないでしょうか。
〇3.レピアーウィット
上り〇 血統〇 馬体重〇 斤量〇
昨年の3着馬で、その後行われたラジオ日本賞でも快勝と中山の1800mではメンバー中上位の走りを見せています。血統構成も差しにふさわしく、パワースピード系×中距離パワー系で非常にバランスがいいといった印象です。問題はスムーズに運べるかどうかというところです。
〇6.アメリカンシード<ちょっと疑問視>
上り〇 先行〇
強さは本物だと重います。しかしながら血統構成的にはレピアーウィットと同じような配合であるため、このレースならば後ろから行く馬なのではないかとも思います。ルメール騎手は高松宮記念ではなくこちらを選んだことからもこのレースは通過点に過ぎず帝王賞を狙っているような気もします。ただ、今回は馬場が渋らなければ本命には推せないかなというところです。
〇9.ダノンファスト
上り〇 脚質〇 血統〇 馬体重〇 斤量〇
前走は出遅れてジエンドといったレースになってしまいましたが、それでも0.9秒差しかありません。先行しても捲っても走れる脚は魅力で、中山は前走以外3戦3勝です。中山の実績も十分なので、あまり人気が上がらないことを祈りたいと思います。
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明日は短距離電撃戦高松宮記念を分析します。天気どうなるんでしょうか。
それでは!
ヒデ