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2011年12月 3日 (土)

【JCダート・オマケの消去法】

 「もう師走っす。酒の季節っすね~」

一年中、酒浸りのアフター競馬評論家・鬼野谷が熟柿臭い息を吐きかけてきた。

「四十七士の討入りもすぐそこっす。そういえば、その大石内蔵助に『酒の心得五カ条』ってのがあるんすよ」

 酒を飲むときは、一.口論をするな、一.注いでもらった酒はすぐ飲め、一.酒をそっと捨てるな、一.無理強いするな、一.女が困ってるときは助けよ。

 「その五カ条、ぜ~んぶ鬼野谷に聞かせたいもんだね」

 「ウシシ…。酒の馬名ベスト5ってのもあるんすよ」

 1位ウオッカ、2位テキーラ、3位ストレートバーボン、4位ウイスキージャック、5位ジンオンザロック。

 「何を基準にした順位なんだい。勝ち星の数かい?」

 「いや、酒の度数っすよ。でね、この1位のウオッカの飲み方って結構ウルサイんすよ。注がれるときは、グラスを持ち上げちゃいけないんす」

 「なんで?」

 「ロシア人が言うには、持ち上げると幸せが逃げてしまうんだって。そして飲むときは一気にグラスを干すんだそうすよ」

 「サケダイスキ、ヨイドレテンシ、ユキミザケの鬼野谷向きの酒だね。でも、ベスト5に日本の酒が入ってないけど…」

 「ダメっす。洋酒にはかないません」

 平成13年、酒の東西対決があった。

 4月21日の土曜日、東京競馬場9R新緑賞・芝2300m、『テキーラ』ショットVSマチカネ『シラナミ』という酒馬名の東西対決がひそかに行われた。

 テキーラの鞍上は初の短期免許で注目を集めるケント・デザーモ。レース、直線入り口で前が詰まって行き場をなくしてしまうが、さすが名手、俊敏な判断で外に持ち出し、東京の長い直線を利して一気の追い込みを決めた。シラナミは好位もずるずる落ちる一方で9着だった。

 「テキーラのつまみにはチキンがいいそうすけど、今度のジャパンカップダートはチキンレースっすよね」

 「トランセンドとエスポワールと、どっちが逃げるか、度胸試しみたいなもんだね」

 「負けたら、チキン野郎!って一生バカにされそうすね」

 「で、どっちが逃げてもいいけど、勝つのはどっち?」

 「ん~、勝てないのはトランセンドでしょうね」

 前2走(秋9月以降に限る)とも日本のレースを使用して、その中に1馬身差以上の快勝歴がなかった馬は[0-4-5-55]と未勝利。H16年、前2走が「G1南部杯2着→G1JBCクラシック2.02.4のレコード3/4馬身差1着」のアドマイヤドンが、単勝1.7倍の断トツ人気も2着がやっとだった。

 今回のトランセンドもアドマイヤと同じローテで、前2走「G1南部杯アタマ差1着→G1JBCクラシック2.02.3で2着」。

 「それにね、この秋2走の上がり3Fのタイム。エスポワールが37.3→36.7で、トランセンド36.8→37.3。エスポワールがわずかだけど0.1上回っているんすよ」

 「エスポワール逃げ残りの可能性が0.1に秘められているってことだね。馬券も勝ち組に生き残れそうだね」

 「そうす、レスポワール・フェ・ヴィーヴル(L' espoir  fait  vivre)人は希望によって生きるってね、フランスのことわざにもあるっすよ」

 「鬼野谷の場合は、希望に酔って、じゃないのかい」

 「まだまだ、ヨイの口っす。だいたいね、逃げ残りとか生き残りっていうゲスな言葉はないんすよ」

 「じゃ、なんて言うんだよ」

 「逃げ切りに死に残りっす。明治からっすよ「生き残り」なんて不甲斐ない言葉が生まれたのは。江戸で横井也有っていう俳人が詠ってるじゃないすか、死に残れ 一つばかりは 秋の蝉 ってね。エスポワールの死に残りっす」

 「もう冬だけど…」

高橋学の「消去法シークレット・ファイル」の予想は、netkeiba.comをご覧下さい!

http://www.netkeiba.com/

2011年12月 3日 (土)

【JCダート・オマケの消去法】

 「もう師走っす。酒の季節っすね~」

一年中、酒浸りのアフター競馬評論家・鬼野谷が熟柿臭い息を吐きかけてきた。

「四十七士の討入りもすぐそこっす。そういえば、その大石内蔵助に『酒の心得五カ条』ってのがあるんすよ」

 酒を飲むときは、一.口論をするな、一.注いでもらった酒はすぐ飲め、一.酒をそっと捨てるな、一.無理強いするな、一.女が困ってるときは助けよ。

 「その五カ条、ぜ~んぶ鬼野谷に聞かせたいもんだね」

 「ウシシ…。酒の馬名ベスト5ってのもあるんすよ」

 1位ウオッカ、2位テキーラ、3位ストレートバーボン、4位ウイスキージャック、5位ジンオンザロック。

 「何を基準にした順位なんだい。勝ち星の数かい?」

 「いや、酒の度数っすよ。でね、この1位のウオッカの飲み方って結構ウルサイんすよ。注がれるときは、グラスを持ち上げちゃいけないんす」

 「なんで?」

 「ロシア人が言うには、持ち上げると幸せが逃げてしまうんだって。そして飲むときは一気にグラスを干すんだそうすよ」

 「サケダイスキ、ヨイドレテンシ、ユキミザケの鬼野谷向きの酒だね。でも、ベスト5に日本の酒が入ってないけど…」

 「ダメっす。洋酒にはかないません」

 平成13年、酒の東西対決があった。

 4月21日の土曜日、東京競馬場9R新緑賞・芝2300m、『テキーラ』ショットVSマチカネ『シラナミ』という酒馬名の東西対決がひそかに行われた。

 テキーラの鞍上は初の短期免許で注目を集めるケント・デザーモ。レース、直線入り口で前が詰まって行き場をなくしてしまうが、さすが名手、俊敏な判断で外に持ち出し、東京の長い直線を利して一気の追い込みを決めた。シラナミは好位もずるずる落ちる一方で9着だった。

 「テキーラのつまみにはチキンがいいそうすけど、今度のジャパンカップダートはチキンレースっすよね」

 「トランセンドとエスポワールと、どっちが逃げるか、度胸試しみたいなもんだね」

 「負けたら、チキン野郎!って一生バカにされそうすね」

 「で、どっちが逃げてもいいけど、勝つのはどっち?」

 「ん~、勝てないのはトランセンドでしょうね」

 前2走(秋9月以降に限る)とも日本のレースを使用して、その中に1馬身差以上の快勝歴がなかった馬は[0-4-5-55]と未勝利。H16年、前2走が「G1南部杯2着→G1JBCクラシック2.02.4のレコード3/4馬身差1着」のアドマイヤドンが、単勝1.7倍の断トツ人気も2着がやっとだった。

 今回のトランセンドもアドマイヤと同じローテで、前2走「G1南部杯アタマ差1着→G1JBCクラシック2.02.3で2着」。

 「それにね、この秋2走の上がり3Fのタイム。エスポワールが37.3→36.7で、トランセンド36.8→37.3。エスポワールがわずかだけど0.1上回っているんすよ」

 「エスポワール逃げ残りの可能性が0.1に秘められているってことだね。馬券も勝ち組に生き残れそうだね」

 「そうす、レスポワール・フェ・ヴィーヴル(L' espoir  fait  vivre)人は希望によって生きるってね、フランスのことわざにもあるっすよ」

 「鬼野谷の場合は、希望に酔って、じゃないのかい」

 「まだまだ、ヨイの口っす。だいたいね、逃げ残りとか生き残りっていうゲスな言葉はないんすよ」

 「じゃ、なんて言うんだよ」

 「逃げ切りに死に残りっす。明治からっすよ「生き残り」なんて不甲斐ない言葉が生まれたのは。江戸で横井也有っていう俳人が詠ってるじゃないすか、死に残れ 一つばかりは 秋の蝉 ってね。エスポワールの死に残りっす」

 「もう冬だけど…」

高橋学の「消去法シークレット・ファイル」の予想は、netkeiba.comをご覧下さい!

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競馬王 2012年5月号
5月号の特集は、伝説的ホストと京大医学部大学院生という、正真正銘のエリート二人がたどりついた馬券術を紹介しています。「本質を見抜く目」を持つ一流ホストだからこそ気付くことができた〝前走だけ〟で当てまくる方法。灘中〜灘高〜京大医学部という最高の学歴を持つ男の頭脳が導きだした〝超合理的〟な買い目システム。どちらも必読です。他にも「常勝馬券師スガダイの勝ちに行くGⅠ」「WIN5を3.5回に1回当てる方法」など、濃厚な記事が盛りだくさん。もちろん人気連載も役立つ情報ばかりです。

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