香港レポート(12月11日)
またまた香港より失礼します。香港国際レースも、いよいよレース前日となりました。
今日の日本馬は、ジャガーメイルが芝コースで、エーシンフォワードがオールウェザーコースで軽い調整を行い、西園調教師がエーシンフォワードの調教を取材陣の近くで見守りました。
終了後、西園師への囲み取材があったので、私も参加させてもらいました。
まずは体重が前走時の488キロとほぼ同じ、487キロに戻ったとのこと。見た目も思っていたよりもフックラしていたと笑顔でした。事前の報道にもあるとおり、マイルCS勝利後の11月25日に検疫厩舎に入ったけれど、人懐こくて甘えん坊の性格のエーシンフォワードには一人でいることが寂しかったらしく、厩舎でも鳴いていたそうです。そのためラジオを流してやったりしたそうですが、それでも体は減ったのだとか。その体重が戻ったとあれば、まずは安心です。
西園先生ご自身は、騎手時代にアイルランドで騎乗経験があるそうですが、香港は観光で来たときにいつか自分の馬を出してみたいと思っていた場所だといわれていました。今回は遠征経験のある先生方にいろいろと教えてもらい、ルールの確認をして飼料や水は日本から持ち込んだそうです。
レースはいつもと同様に、岩田騎手に任せているとのお話でした。ここには、しっかりとした信頼関係が出来上がっている感じがしました。
それから、シャティンのコースの印象を聞くと、洋芝の下のクッション層がしっかりしている粘り強い芝という印象を持ったとの答えでした。今年の芝は、素人目にも去年よりも荒れたところが目立たず、きれいな芝に見えます。
また、当日はゲートボーイをつけてもらうリクエストのみしているとのこと。それから、メンコは外すそうです。
ひとつひとつの質問に、丁寧に親切に答えてくださった西園調教師。私はすっかりファンになりました。抱負としては、
「強い相手はいますが、自分との戦いだと思っています。また、マイルCSを勝ってここに来たので、どこまで日本の力が通用するか、みなさんをガッカリさせないように良いレースができればと思っていますので、応援よろしくお願いします」
と、締めてくださいました。
たしかにマイルは、メンバーもそろっていますが、2001年のエイシンプレストンが勝利したレースでもあるので、再びエイシン軍団が頂点に立つことを応援したいと思ってます。
ちなみに、今日は毎年恒例の「Trackside breakfast」という、ファンが朝食をしながら調教を見る会が行われました。これ、毎年人気イベントのようで、今年もチケットが売り切れていました。朝食内容は洋食中心のバイキングで、解説者として評論家が出てきたり、馬主がインタビューされてたりしてました。お値段は、大人1人で約850円、大人2人+小人2人のファミリーパッケージは約2000円です。お金持ちな人たちが優雅に楽しんでいましたよ。
レース当日の模様もレポートできればと思っています。
日本馬が結果を残し、私も結果を残せるといいんですが…。
ではまた!
(ケシ)