片野治雄のファミリーナンバー予想
<オークス展望・16号競走馬の取り捨ては>
先週のヴィクトリアマイルは完全な展開の読み間違いでした。それにしても横山典騎手がG1を勝つ時は決まって淡々とした流れになる事が多い気が。2着ヒカルアマランサスが16号の激走パターンである「凡走後の距離延長」に当てはまっていたのに気付いたのがレース後とは・・・もっと集中して予想しなくては。
そんな16号競走馬が3頭、今週のオークスに出走します。まず桜花賞で2番人気5着と敗れたアプリコットフィズ[16-c]。激走パターンに当てはまる今回は本命候補としてカウントしたいと思います。
そして2頭目がフローラSの勝ち馬サンテミリオン[16-g]。勢いのあるゼンノロブロイ産駒という事で人気になりそうな同馬ですが、気になるのが前走で「フラワーCを凡走→フローラS完勝」という激走パターンを使ってしまった事。かつて05年、ジェダイト[16-c]が「フィリーズRで4番人気5着→忘れな草賞1着」という激走後のオークスで6着に敗退した事がありました。逆に07年のオークスではスイートピーSを2着に敗れたラブカーナ[16-b]が3着に入線と、血統の恩恵を受けた激走を遂げたのです。今回のサンテミリオンはこの恩恵がなく、自力でどこまで踏ん張れるかが勝負なので、評価としては2~3番手が妥当と見ます。
最後の1頭が年明けデビューの新星トレノエンジェル[16-a]。a記号馬の特長である連勝モードにある同馬ですが、かつてフサイチリシャール[20-a]が朝日杯を制覇した時や、アドマイヤメイン[13-a]のダービー2着時とはケースが異なり、「一気の距離延長+相手強化」という高いハードルをクリアして馬券圏内へ入線するのはかなり難しいと思うので押さえ評価までとしたいと思います。
最終決断は、また明日アップしたいと思います。