北の国から~土の付いてない2000円~
こんにちは、編集Aです。数日前のケシハタさんの紹介にもありましたが、現在、POG取材のため、北海道に来ています。滞在6日目にしてようやく少し時間が取れたので、「自分がどれだけ疲れているか」についての話&ほんのちょっとのPOG情報をお伝えしたいと思います。
それにしても疲れました。4月1日の昼過ぎに競馬王5月号を下版して、印刷所から家に戻らず、会社へ直行。そこで翌日からの取材に備え、取材道具を一式揃え、取材用の資料なども集め、ようやく一旦帰宅。この時すでに23時。一週間振りの帰宅となりましたが、滞在していられる時間はわずか。なにせ翌日の飛行機は8時台のため、自宅は5時台に出なくてはならないのです。
家に着くと、まずはコンビニで買ってきた弁当を食べ散らかし、食べ終わったら風呂にどっぷり入り、風呂を出たあとは取材の準備。着替えやら洗面道具やらを揃え、スーツケースに押し込む。それが終わったら、たまっていたビデオを2時間ほど見て笑って、もう出発です。寝る暇なんかもちろんありません。
最寄りの駅までスーツケースをゴロゴロひいて30分。電車を乗り継ぐこと2時間弱、羽田空港にようやく到着。やれやれ、これで飛行機で少し体を休めることができるやと思いきや、当時は千葉と東京で風がビュービュー吹いていた日。乗ろうとしていた飛行機はあえなく「欠航」の文字。
仕方なく、乗り換えを希望したら、予定していた便より、1時間以上あとの便ならとのこと。だが、これでは11時の取材に微妙に間に合わない。「お姉さん、何とかならんの」と詰め寄ると、エアドゥーの便なら大丈夫ですとのこと。ただ、もう出発するので急いでくださいだと。
結局、取材に間に合わすためには仕方なく、大慌てで各牧場へ持っていく手土産を買い込み、走って搭乗手続き。急いでいる&面倒臭いのでスーツケースと手土産を全部預けたら重量オーバーと言われ、2000円取られる始末。もちろん、急いでいたから領収書も請求せず。でも、これって俺が悪いのか?
いやー、納得がいかん。「領収書ないから2000円払えません」って経理に言われたらどうしようか? そんなことを考えてたら、もう不安で不安で目が覚めてとても寝れる気配ではなくなってしまった。そもそも、俺が羽田空港に早めに到着していたからこそ乗れた飛行機であって、早く来ていなかったら乗れなかった飛行機だ。乗れなかったら取材がおじゃんになっていたわけで、それを救ったのだから、この2000円は会社が持つべきだろ?? いや2000円が惜しくて言っているんじゃない。この辺の「約束の時間に遅れてなるものか!」という編集者魂を無視されるのが納得がいかないだけなんだ!!!!!!……などと、エコノミー席でひとりごちていたら、アッという間に新千歳空港に到着。そしてすぐに取材開始と相成った。
今回の取材の一発目は追分牧場。毎年、歯切れの良いコメントをしてくれる牧場さんで、取材する側にとっては有難い限り。今年も景気の良い話がポンポンと飛び出しましたが、まぁその辺は本編をお楽しみにということで。
すべての概要、つまりどこの牧場に行き、どんな人と会い、どんな話を聞いてきたかなどは公開できませんが、取りあえずJRA育成馬なんかも見に行ったりしています。ものすごいボリューム(内容)の本になることは間違いありません。どうぞ今から首を長くしてお待ちください。
こちらの馬は、JRA育成馬の一頭です。私が撮った素人写真なので、細かい突っ込みは入れないでやってください。ただ、JRA育成馬とて、なめたらいけません。結構な良血馬が揃ってましたよ。敢えて血統は書きませんが、馬体だけ見て、どうですかこの馬。繋の状態は? トモの張りは? 首差しの具合は? 活躍するといいですね。
書き散らかしていたら、また次の取材の時間が押し迫ってきたので、旅の模様の続きは、また気が向いたら書きますね。