スプリントはサンデーのものなのか!? JBCスプリント分析
こんばんは、ヒデです。いよいよ明日11月3日はダート競馬の祭典、JBC4競走が開催されます。毎年持ち回りで行われるJBC競走、今年のクラシック、レディスクラシック、スプリントの3競走は2013年以来2度目の開催となる金沢競馬場で開催されます。今年はどのような戦いになっていくのでしょうか。今回はJBCスプリントを分析していきたいと思います。それでは今日も早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
JBC競走個別の分析は下記にアクセス!
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< 目次 >
1.逃げ先行馬を狙うのが吉。
2.やはり強いぞ東京盃。
3.サンデー系が好調!?
4.該当馬
1.逃げ先行馬を狙うのが吉。
やはり金沢競馬場は先行馬有利ということで、前回2013年に開催された時も4角4番手以内に付けていた馬が馬券圏内に好走しています。これは金沢競馬場のいつもの感じと言った形になっているので、「JBCだから特別なことを考える」ということはしなくても大丈夫でしょう。コース紹介で述べた通り、浦和競馬場とコースの形状が似ているので、ペースを見る面では19年のJBCも大いに参考になると思います。両JBCに共通しているのは上りが出せていることです。上がってくるには相応の上りを使わなくてはならないので、そうなるのもある種必然ですが、ローカル競馬場や地方交流で先行して残った経験や捲って馬券圏内に好走した馬は注意が必要でしょう。
ただやはり3‐4コーナーでは真ん中位に付けられる馬でなければ厳しく、4角後方から差してきた馬というのは両JBC共に見られていないことからもわかるでしょう。後ろに付けるからといって割引ではありませんが、器用な競馬ができない馬は割引が必要でしょう。
2.やはり強いぞ東京盃。
このJBCスプリントの前哨戦と言えば東京盃で決まりです。過去5年の勝ち馬は共に前走東京盃に出走した馬が独占しています。これはどこの競馬場でも同じで、18年に京都で開催された時にも東京盃3着のグレイスフルリープが、19年浦和で開催された時も東京盃2着のブルドックボスが勝利しています。一方で東京盃→JBCスプリントを連勝した馬は10年前のスーニを最後に誕生しておらず、連勝はかなりハードルが高いことがわかります。掲示板圏内に入った馬を狙ったほうが良いでしょう。
その他のレースではマイルCS南部杯から出走してきた馬が結果を残していますが、それ以外のダートグレードからの出走は厳しく一度も馬券圏内に入っていません。やはり高レベルレースになりやすい東京盃とマイルCSが中心になっていきそうです。その他で馬券になっているのはスプリンターズSのみで、地方馬の激走も多いですが基本は高レベルレースから臨んできた馬を中心に狙っていくのが良いでしょう。
3.サンデー系が好調!?
意外にも血統的にはサンデー系が優勢です。前回のJBCでは1-5-3人気の決着でしたが、馬券圏内に好走した馬はすべて父サンデー系。父Tapitだったテスタマッタは4着、父キングカメハメハ産駒のタイセイレジェンドに至っては2人気ながら7着と大敗しています。タイセイレジェンドは内枠なので多少仕方ない面もありますが、それにしても負けすぎな印象です。この傾向は浦和でも同様で、穴を開けた二頭は共に父Pサンデー系でした(1着ブルドックボス=ダイワメジャー産駒、3着トロヴァオ=カネヒキリ産駒)。
上りがかなり早くなることもダートをこなせるサンデー系には有利な展開になっているのかもしれません。捲りを考えているのであれば父サンデー系を狙っていくのがベストなデータが揃っています。積極的に狙っていきたい条件になるでしょう。
4.該当馬
それではJBCスプリントの該当馬を見ていきまましょう。
5.サンライズノヴァ<ヒデのイチオシ!>
脚質▲ 前走〇 血統◎
血統的に狙いたいのはこの馬ですが、ゴールドアリュール産駒は短縮を好む馬。この馬もかしわ記念→プロキオンSでは短縮を決めて1着になっています。歳を追うごとに1400mが得意になってきた印象で、今回ほどの好条件はないかもしれません(次は延長かもしれないため)。そして今回騎乗する吉原騎手は金沢の大舞台が得意なお祭り男。種牡馬の条件と鞍上のお祭り発揮で勝利してほしいところです。
9.サクセスエナジー
脚質〇 前走〇 血統〇
前に行けるのは強味ですよね。ここはそこまで厚く狙うことはできませんが、それでも父Pサンデー系唯一の産駒なので、馬券圏内と考えれば十分勝負になるはずです。前述の通りスーニ以降連勝が出ていないのも気になるところです。
12.レッドルゼル
脚質△ 前走〇 血統?
ローテ的にはこの馬が一番期待値が高そうです。海外からの復帰戦で3着は上々です。しかし、近走は差しに回っているのが不安材料。それでも1400mのオープン戦では先行もできているので脚質的にはそこまで問題ないはずです。ロードカナロア産駒で母父フレンチデピュティはダートのための血統といって差支えないですし、調教でも動けているのはプラス材料ですね。期待です。
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スプリントは荒れるかもわからないので楽しみです。