10/9 競馬王新聞3場メイン競走
競馬王新聞10/9版、3場のメイン競走です。
ファイル名をクリックするとダウンロード、閲覧できます。
・東京11R サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
・阪神11R オパールS(L)
・新潟11R 村上特別(2勝クラス)
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競馬王新聞10/9版、3場のメイン競走です。
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・東京11R サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
・阪神11R オパールS(L)
・新潟11R 村上特別(2勝クラス)
気鋭の予想家・立川優馬氏が厳選したオパールSの穴馬をご紹介します。
阪神11R オパールS 芝1200m
レース質:内枠・先行・短縮・スローペース
差し・追い込み馬がそろい、先手争いなく3角に突入する形になる。従来内枠先行有利な阪神芝1200mで、ペースが落ち着けばテンに位置を取れる馬が有利。開幕週の絶好の馬場をラチ沿い追走できる馬が恵まれるレース質。
2.サヴォワールエメ
追走力特化の馬キャラで、位置を取れたときに好走するタイプ。前走のようにテン3F33.2で3頭併せの真ん中という厳しい形でも、位置を取れれば走れる馬。ここは逃げ・番手確実で、そう簡単には止まらない。
6.ダイメイフジ
伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。ダートを除けば、近走は安定して走っており、内枠も得意。高松宮記念は外枠有利の馬場の内枠で度外視でよく、このメンバーと並びなら2、3列目の内を取れる。
掲載レース以外の注目馬は、コンビニプリントでご覧いただけます。「レース質マトリックス」→「立川優馬の穴馬トッピング!」を選択してください。
コンビニプリントの利用方法はこちら。
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こんばんは、ヒデです。今週からは秋の東京開催、こちらも2か月間のロング開催になっています。その開幕週、最初の重賞は2歳の素質馬が揃うサウジアラビアロイヤルカップです。サウジアラビアカップの時に前年のダイジェストを放映されるこの競走、過去4年の勝ち馬は共にその後2歳戦線やクラシック戦線で活躍する活躍を見せています(20年ステラヴェローチェ→皐月賞ダービー3着、19年サリオス→朝日杯FS1着、皐月賞ダービー2着、18年グランアレグリア→桜花賞、17年ダノンプレミアム→朝日杯FS1着)今年は素質馬も登場していますが、ここからクラシックで活躍する馬は現れるのでしょうか?早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.典型的なスローの瞬発力勝負になりやすい様です。
2.ノーザンファーム生産馬の強さたるや・・・
3.綺麗な芝と主流血統は最高の組み合わせ。
4.該当馬
1.典型的なスローの瞬発力勝負になりやすい様です。
この競走は開幕週で小頭数になることも多いので、どうしてもスローの瞬発力勝負になりがちです。不良馬場で行われた昨年を除くと最初の3Fのほうが上り3Fより1秒前後早くなりやすい傾向にあります。それだけに上り2位以内の成績は圧巻で、過去5年【4- 5- 0- 3/12】で複勝率は驚異の75%。このことからもこのレースにおける上りは水戸黄門様の印籠に匹敵するレベルの強さといえるかもしれません。ただ3着には4位以下からでも出ていますが、これは「開幕週」が大きく影響していると言えます。脚質別に見ると粘っているのは先行であることがわかり、着狙いは先行馬がおススメですが、それでも平均配当には少し届きません。
2.ノーザンファーム生産馬の強さたるや・・・
競馬王10月号連動でお馴染のステップ&ローテを見てみるとやはりノーザンファーム生産馬が強いことがわかります。近三年の勝ち馬はすべてノーザンファーム生産馬でこの競走が重賞に格上げされた2014年以降馬券圏内にノーザンファーム生産馬が入らなかったことはありません。それほど圧巻の成績を残しています。ノーザンファーム生産馬の素質馬は黙って軸にするでも良いのかもしれません。
ノーザンファーム生産馬でも特に活躍しているのは「ノーザンファーム×新馬戦」の組み合わせです。過去5年の成績は【 3- 1- 1- 1/ 6】で勝率50%、複勝率83.3%を記録しています。唯一の馬券外に沈んだのは昨年4着のジャンカズマ。不良馬場というイレギュラーな開催だっただけに少し劣勢になったのかもしれません。「ノーザンファーム生産馬+新馬勝ち+中10週以上」という条件を満たす馬は馬券内に入る確率が格段に上がります。一方で「1勝クラス」を走った馬はからっきしで【0- 0- 0- 9】と成績を残せていません。新馬未勝利戦馬中心に選んでいくのが良いでしょう。
3.綺麗な芝と主流血統は最高の組み合わせ。
やっぱり強いのがディープインパクト産駒で過去5年【2- 0- 1- 0/3】で全頭馬券になっています。単複の回収率も堂々の100%超。軸に最適という活躍を見せていますが、このことからも主流血統は完璧だということが言えそうです。前述のディープインパクト産駒のほかにハーツクライ産駒【1- 1- 0- 1/3】ルーラーシップ産駒【0- 1- 1- 1/3】、ダイワメジャー産駒【0- 0- 2- 1/3】といったあたりが信用できます。1でも書きましたが、スローからの上り勝負ということでサンデー系の種牡馬が圧巻の強さを誇っています。前述のサンデー系種牡馬は共に東京コースが得意に入る産駒で血統偏差値の「東京芝」にもランクインしています。特に芝が綺麗な開催初週は特にサンデー系のスピードを活かしやすいタイミングなので、このような成績になっていると言えそうです。そして2でも書きましたが、休み明けのノーザンファーム生産馬の成績がいいことと「ディープインパクト産駒の休み明け×初重賞」が合わさるのもディープインパクト産駒には心強いはず。だからこそディープインパクト産駒は異次元の成績を残しているのでしょう。
早くから数を使う米国競馬に順応した遺伝の米国系は新馬戦でこそ活躍するものの、この競走では低調です。ヨハネスブルグ産駒は2戦出走して2頭とも着外。また、父欧州系もノーザンファーム生産馬のステラヴェローチェ以外の馬券内はこちらもなし。やはり欧州系もまたこの競走には合わないのかもしれません。やはりThe日本という馬場なのかもしれません。なお、母父はそこまで影響を及ぼさないようです。
4.該当馬
それではサウジアラビアロイヤルカップの該当馬を紹介したいと思います。(50音順)
・コマンドライン
瞬発力〇 前走◎ 血統◎
今年7頭しか出走していないのはこのコマンドラインが出走しているからという可能性もあるほどの素質馬。新馬戦も3馬身差で大勝して以降じっくり乗り込んで秋の第一目標として参戦です。ディープインパクト産駒はこのレースとも相性が良いのでまさしく確勝休暇もしれません。
・スタニングローズ
瞬発力〇 前走〇 血統〇
新潟2歳Sでは5着でしたが、それでも上り2位のタイムを記録していることから今回小頭数になって追走が楽になればこの馬にはもう一度チャンスになっていきそうですね。キングカメハメハ産駒の牝馬はマイルで活躍しやすいので、この馬にも期待です。
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今年も小頭数になりましたサウジアラビアRC。それでもコマンドラインの初戦に大注目ですね。
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。今週の大井開催は交流重賞二本立て、まさしく「Road to JBC」ウィークと言った格好です。明日行われますのはJBCレディスクラシックへの前哨戦、レディスプレリュードを分析したいと思います。毎年本番に直結しやすいこの競走はどんな馬が有利なのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.差しも届くスプリントから一転、中距離は先行まくり有利に!?
2.前走は交流重賞組中心!?昇級戦ならば地方の経験が欲しいようです
3.APインディ・フレンチデピュティが好相性!?
4.該当馬
1.差しも届くスプリントから一転、中距離は先行まくり有利に!?
差しも届く上りが絶対とスプリント戦の東京盃時には書きましたが、1800mのレディスプレリュードでは一転。先行捲り馬に勝機が生まれそうです。ほとんどの馬が4角5番手に付けているように、4角までにある程度順位を取っておくことが重要なようですね。4角10番手以下だと上り3F1位は届きませんが、そうでなければチャンスありではあります。それでもそこまで今回は上りを注視する必要はなさそうです。なお、19年は差し馬が唯一2頭馬券圏内に届いたレースでしたが、これは共に前走門別で行われたゴールドブリーダーズカップで馬券内に届いた馬。『競馬王10月号』で古谷剛彦さんや吉原寛人騎手が話されていたように門別競馬場は「かなりタフ」な舞台。そこで成績を残せた馬は有利と見てもいいでしょう。これに関しては2項で説明したいと思います。
本日の東京盃では高齢馬が強いと話しましたが、これも完全にあべこべ傾向。レディスプレリュードでは過去5年で5歳以下しか馬券圏内に入っていません。牝馬は早めにお母さん(繁殖)に行ってしまうからかどうしても活躍するトップ級は5歳以下ということになりそうです。特に5歳以下×馬体重470キロ以上、3枠~6枠が活躍する一つの指針。極端は枠は苦戦傾向でした。
2.前走は交流重賞組中心!?昇級戦ならば地方の経験が欲しいようです
1でも少しお話しましたが、前走は圧倒的に門別で行われるゴールドブリーダーズC優勢です。過去5年で当該レース出走馬がいたレースでは必ず1頭は馬券になっているほどの強さです。特にこのレースからであれば掲示板外に敗れても巻き返しがあり(18年2着ブランシェクール、同年3着アルティマウェポン)、如何に門別→大井のローテが有効であるかが伺えます。ただ今年は該当馬がありません。
次点に強い前走はスパーキングレディースCで、昨年2.3着など複軸としては優秀。ただこちらは過去5年勝利がないので単軸としてはブリーダーズGCより信頼度が低くなる傾向にあります。初級戦で臨んで馬券内に入ったのは2頭で20年1着のマルシュロレーヌと16年1着のタマモブリュネット。この2頭は共にそれ以前の競走で地方交流重賞出走という共通点を持っています。やはりJBCの前哨戦ということもあり層は厚くなりがちなので、地方初参戦は少し割引が必要になるでしょう。
一方前走JRA重賞、交流重賞からのローテは【0- 1- 0- 21/22】で過去5年で地方馬の連対は16年のトーコーヴィーナス(2着同着)しかありません。この馬はマイル以下からも唯一(同過去5年【0- 1- 0- 13/14】)馬券圏内に激走していますがそれ以外は苦戦していますので、割引でも差支えないでしょう。
3.APインディ・フレンチデピュティが好相性!?
血統的には非常に偏りがちなこの競走。ホワイトフーガ(父クロフネ)をはじめとしてフレンチデピュティ系がまず優勢に見えます。昨年1着のマルシュロレーヌも母父フレンチデピュティ、この傾向はかなり強そうです。その他の系統で行くと18年3着となったラビットランや昨年2着のマドラスチェックのAPインディ系。こちらも前走などの条件が合えば好走することが多いようです。
これらの血統条件を見るとポイントになってきそうなのが「米国中距離系の血」と言えるでしょう。APインディ系やフレンチデピュティ系はダートマイルから1800mが一番のホットスポットになる種牡馬が多くなりやすい系統でもあります。前述の系統以外にも昨年3着のプリンシアコメータ(母父アジュディケーティング)や19年1着のアンデスクイーン(父タートルボウル)を見ても「米国中距離系」の血が重要であるということがわかります。パワーと持続力に長けるタイプが多いので、上位馬の脚質が先行や捲りになりやすいとも想像することができますね。
4.該当馬
それではレディスプレリュードの該当馬を見ていきましょう。
1.クリスティ<ヒデのイチオシ!>
脚質〇 前走△ 枠△ 馬齢〇 血統〇
関東オークス以来1年超ぶりの地方競馬参戦です。芝でもダートでも先行できるその脚質は安心できそう。キズナ×母父クロフネの組み合わせは1800mもよく走りそうです。多少なら内枠で砂を被っても我慢できる馬がキズナ産駒は多いので、マイペースで先行できれば今回もチャンスありです。
6.ウェルドーン
脚質〇 前走〇 枠〇 馬齢〇 血統〇
今年のJDD3着馬ということで馬鹿にすることはできません。この馬に関してはヘニーヒューズ産駒が苦手な1900m以上の関東オークスで1着、JDD3着は率直に評価しなければなりません。これは牝系を見ると祖母のツルマルガール(父サッカーボーイ)は朝日チャレンジC1着、叔父のツルマルボーイは金鯱賞1着、宝塚記念2着など中距離で成績を残しているので中距離も安心できそうです。今回もヘニーヒューズ産駒得意の短縮も加われば鬼に金棒ですね。
8.レーヌブランシュ
脚質〇 前走〇 枠〇 馬齢〇 血統〇
今年始めのTCK女王杯2着馬。松山騎手は本日好騎乗しましたが、明日も続けるかということろが気になりますね。この馬はクロフネ産駒は1800mの短縮も問題はありません。前走取り消しで気になりますが、それでも調教を見るとそこまで影響はなさそうです。
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そういえば新馬戦4.1秒差で圧勝したランディスシティが明日の大井6R(17:15発走予定)でデビュー2戦目を迎えます。JBC2歳優駿を狙ってか全日本2歳優駿を狙ってか1600m戦に出走。こちらも併せてご注意ください。
10月はイチオシが好調ですが、運を使いすぎて事故にあったりしないか心配です。明日も皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。
それでは!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。JBCの前哨戦もいよいよ本番を迎えつつあります。今週は交流重賞が大井競馬で二つ、明日はその第一陣「東京盃」が行われますね。本番にも直結しやすいレースですが、果たしてどのような傾向が出ているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.いつもの大井と一味違う傾向に!?
2.地方馬もトップレベルならば・・・
3.欲しいのはバランス。
4.該当馬
1.いつもの大井と一味違う傾向に!?
大井競馬の1200mはそこそこ前残りが起こりやすいコースでもありますが、交流重賞では関係なく差し有利に変わっていきます。これは「ダートは前残りこそ正義」というのも影響しているでしょう。前残りで勝ち上がった馬が増えるとどうしてもペースが上りがち。結果として前は持続力を持っていないと厳しく、差しが台頭して来るレースが増えてきます。現に過去5年を見てみると上り最速馬は【3- 2- 0- 0】で馬券内100%。いずれの上り1位馬も前走で上り3位以内に入っていることから、前走交流重賞や大井の重賞で上り3位以内に入っている馬は要警戒です。
そして面白いのは馬券圏内に入っている馬は4歳以上のみ。4歳は二年連続連対中ですが、ジャスティン(東京スプリント競走)とコパノキッキング(カペラS)で共に重賞を勝利していたことから4歳以下で馬券になるにはそれまでにダートグレード競走で勝利している必要がありそうですね。高齢馬でもそんなに割り引く必要がないのがこのレースの特徴で、「リピーター」も多いので馬鹿にできません。
2.地方馬もトップレベルならば・・・
過去走を見てみると、今回の出走馬が該当するレースはテレ玉杯オーバルスプリント(以下OS)組。過去5年で【0- 2- 1- 3】で複勝率は50%を超えるアベレージに。次いでクラスターカップ(複勝率28.6%)、アフター5スター賞(複勝率17.6%)と続きます。テレ玉杯OS組は着に関係なく走っているのでとりあえず抑えとくというのもありかもしれません。一方で大井馬が前哨戦として使う場合が多いアフター5スター賞は馬券圏内に飛び込むためには連対が必須条件。3着以下からの巻き返しは厳しいようで過去5年で一度もありませんでした。言い換えると南関東のスプリント重賞で勝利できるようなレベルにあれば勝負することは十分可能と言うことになってきそうです。
気になるのが前走JRA重賞出走組を含めたJRA競馬場出走組の馬券内が過去5年0と言うところです。前走JRA競馬場組は併せて【0- 0- 0- 8】でこれには割引も必要でしょう。前回前走JRA組が馬券内に来たのは15年3着のコーリンベリーが最後。ただそれでも同年の東京スプリント競走で1着になっているところから見ても地方適性は強く求められると言えそうで、初地方重賞などは割引で差支えないでしょう。今年は人気のレッドルゼルがこれに該当。力は抜けているとは思いますが、どうでしょうか。
3.欲しいのはバランス。
「スプリントということでスピードが優勢」と片付けがちですが、このレースはそれ以上に重要inなりそうなのが「バランス」。直線が長い大井競馬場、良馬場に回復するのであればスピードだけで押し切れません。しっかりと持続力も求められるのです。昨年1着のジャスティンも母父Gone West系でスピード優勢のスピードタイプですが父系は短距離ダートで強さを見せるTサンデー系のオルフェーヴルでした。さらに2着のブルドックボスもスピードのPサンデー系が父、持続力もあるデインヒルが母父でした。このようにバランスの取れた組み合わせがマストで、配合の「バランス」というのもチェックポイントでしょう。
スピードに振り過ぎに見える産駒やスピードの足りない産駒は全体的に苦戦傾向で、昨年4着のラプタスは父ディープブリランテ産駒で得意の短縮でもスピード不足に泣き残し切れず、5着のサブノジュニアも外枠からの追走で本来は得意場条件でも母父がネイティヴダンサー系ということもあり、スピードで差し切ることができませんでした。
近年連覇した地方の雄キタサンミカヅキも父キングヘイローでも母父はスピード系のサクラバクシンオーだったことから考えても「バランス」が如何に重要かわかりますね。
4.該当馬
それでは東京盃の該当馬を紹介したいと思います。
4.コパノキッキング
脚質△ 前走〇 血統〇 リピーター◎
今回はCルメール騎手の手綱ということになりますが、前に行かないのであれば馬券圏内のチャンスはぐっと近づいてきそうです。ドバイの後一走叩いてきたのはプラスで、そこで3着は昨年とまったく同じローテーション。ブルドックボスやキタサンミカヅキのようにこの馬も近2年馬券圏内に好走している得意な舞台だけに、5番手あたりに付けられるのが理想ですね。
8.ニシノレオニダス
脚質〇 前走〇 血統〇
今回の地方馬はこの馬に注目したいと思います。父ヨハネスブルグといえば18年2着のネロと同じ産駒に当たります。母父にはAPインディ系のSky MesaということでスピードとのバランスもOK。如月賞競走では2着に3馬身差を付ける快勝、その時の勝ち時計1:12.2は奇しくもネロが18年2着に入ったときと同タイム。時計もあり血統もよい、そのうえ前走はアフター5スター賞2着。条件は揃ったとも言えそうです。唯一心配なのは馬齢でしょうか。
10.サクセスエナジー<ヒデのイチオシ>
脚質〇 前走◎ 血統〇 リピーター◎
黒船賞5着→サマーチャンピオン2着→テレ玉杯OS7着と好凡走を繰り返すその姿はまさしく「キンシャサノキセキ産駒」と言えます。この流れでくれば次は好調のはずで、今回はまさしく狙い目かもしれません。特に2走前の佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオンでは先行から上り最速で2着。砂が深い佐賀で上り最速の脚を出せるのならば大井でそれ以上の結果を出せても何ら不思議ではないでしょう。
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凱旋門賞では穴に推奨したトルカータータッソが1着。最後の直線ではずっとトルカータータッソしか見てませんでした。(笑)
あの的中で少しプレッシャーも感じた今日の記事ですが、まずは的中することを願っています。皆様の予想する際に少しでも参考になれば幸いです。
それでは!
ヒデ
こんにちは、ヒデです。この記事は「凱旋門賞に出走する日本調教馬を応援する」記事になっています。凱旋門賞の分析記事はこちらをご覧ください。頑張れ日本馬!それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.出走する日本関連馬
2.日本馬が活躍しやすい条件とは!?
3.頑張れ日本!
1.出走する日本関連馬
まず前提として今年出走する日本関連馬のプロフィールなどを確認していきましょう。
・クロノジェネシス 牝5 O,マーフィー58.0
父:バゴ(凱旋門賞馬)
母:クロノロジスト
母父:クロフネ
通算15戦8勝 主な勝ち鞍有馬記念(‘20)
グランプリ3勝を含むG1・4勝馬が満を持しての海外G1制覇を狙います。春に遠征したドバイシーマCでは惜しくもミシュリフにクビ差で敗れ2着。世界の高い壁にあと一歩まで迫りました。国内では宝塚記念を叩いてこの舞台に臨んできました。父が制した舞台で親仔制覇を狙っています。
・ディープボンド
父:キズナ(凱旋門賞4着馬)
母:ゼフィランサス
母父:キングヘイロー
通算13戦4勝 主な勝ち鞍ニエル賞(‘21)
国内では京都新聞杯と阪神大賞典のG2を2勝したに留まりますが、それでもパリロンシャン競馬場で行われた前哨戦フォワ賞(G2)ではしっかり逃げの手を打ち最後まで走り切りました。前哨戦の勢いそのままに連勝で世界最高峰の舞台へ臨みます。
2.日本馬が活躍しやすい条件とは!?
1969年にスピードシンボリが参戦して以降数々の挑戦を続けてきた日本調教馬。2020年終了の時点で25頭が挑戦しているものの最高位2着(4回)と勝ち切れていません。2012年にはオルフェーヴルがあと一歩まで詰めよりましたがそれでも届きませんでした。それでも非欧州調教馬では最高位を記録するなどあと少しのところまで肉薄している過去3頭の2着馬。どんな共通点があるか探ってみましょう。
過去凱旋門賞で掲示板に入った5頭(3着入線後失格になったディープインパクトを含むと6頭)には共通点があります。それはフランスの前哨戦で1着になっていると言うことです。これは1999年2着になったキングマンボ産駒のエルコンドルパサー(フォワ賞1着)からずっと続いている傾向であります。唯一前哨戦に勝って馬券内に入れなかったキズナはニエル賞を叩いたのでフォワ賞を叩いたディープボンドは期待できるかもしれません。これは分析記事でも書きましたが、本番の前にロンシャン競馬場をたたく「ロンシャンアドバンテージ」があるといっても過言ではないでしょう。
3.欧州G1の血を信じるべし。
やはり必要なのは父系、母父系に欧州G1馬の勝利していることが最低条件のようです。日本調教馬で2着に入ったの血統を見てみると
1999年エルコンドルパサー→父キングマンボ英2000ギニー勝利
2011年ナカヤマフェスタ→母父3代前Ribot凱旋門賞勝利
2012・13年オルフェーヴル→母父5代前パーソロン凱旋門賞勝利
もちろんそれが入っていてもゴールドシップ(母父5代前パーソロン)やキングジョージ6世&クイーンエリザベスS馬を父に持つハービンジャー産駒の2頭(ディアドラ、ブラストワンピース)は共に馬券内に来ていないため、一概には言えませんが、特に凱旋門賞勝利した種牡馬が父系や母父系に入っているとこの影響力も増していっている印象も受けます。今回の2頭を見て見ると
クロノジェネシス→父バゴ(2011年凱旋門賞勝利)
ディープボンド→母父3代前ダンシングブレーヴ(1986年凱旋門賞勝利)
と2頭ともに凱旋門賞勝利した種牡馬が父系、母父系に入っています。これは大きなプラスになっています。血統面を見ていると本当に今年の出走馬2頭には期待値が高いと判断することができそうですね。
3.頑張れ日本!
ヒデ個人的な意見を言うとフランスで行われた前哨戦フォワ賞を勝って臨んでくるディープボンドは本当に楽しみです。父キズナ、祖父ディープインパクトは共に入線時5着以内になっていますので、まさにディープボンドの勝利は日本調教馬にとって「悲願」。期待せずにはいられませんね。ノースヒルズは昨年のコントレイルが三冠馬となったように、日本競馬界に大きなサプライズを見せてくれています。日本競馬界の悲願をノースヒルズが達成してもおかしくないです。
もちろんクロノジェネシスも期待大ですよね。もともと日本ではなかなか活躍馬を出しずらいバゴ産駒ということで、アイビーSでは3人気、牝馬三冠ロードで一度も1人気にならないなど、低い評価を受け続けていましたが牝馬三冠は全戦3着以内&その後G1・4勝。牝馬として初めてグランプリ3連覇を達成しています。そんなバゴ産駒のクロノジェネシスにとってフランスの凱旋門賞勝利は父からの至上命令ともいうべき「大命」であります。きたせずにはいられません。
2頭ともに馬券を買って応援したいと思います。頑張れ日本馬!!
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本当に頑張ってほしいですね。
それでは!
ヒデ
こんにちはヒデです。いよいよホースマンの夢を見るときがきました。日本人の誰もが夢を見る最高の舞台、凱旋門賞。果たして馬券的にはどのような傾向が出ているのでしょうか。情報も少ないですが、早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。
日本馬の活躍見込みに関してはこちら
おことわり・・・
データが少ないため、独自でデータ集計を行ったデータもあります。再三の確認など万全を期してはいますが、若干の抜け漏れがある可能性があります。予めご了承ください。
< 目次 >
1.凱旋門賞が行われるロンシャン芝2400mの特徴を見る!
2.最後の直線までに先行争いをしていなければ厳しい!?
3.若さと牝馬とイギリスと。凱旋門賞ではこれらの要素が重要!?
4.偉大なるガリレオの血。
5.該当馬
1.凱旋門賞が行われるロンシャン芝2400mの特徴を見る!
日本の競馬場のようにしっかりした楕円形、卵型というわけではないロンシャン競馬場。スタートして斜めにしばらく走った後、カーブ、フォルスストレート(偽りの直線)に差し掛かります。そしてその後緩やかなフォルスストレートの後が本当の直線ということになるのですが、2400mで1周しないというフランスの競馬場の広さを痛感します。向こう正面では2.4%の上り坂、1000mから1600mの間で600m進むごとに10メール取る下がる設計になっています。なお、高低差は10m、直線の長さは東京競馬場とほぼ同じの533m。
□ロンシャン競馬場芝2400mの基本データ
レースレコード2:24.49(11年デインドリーム)
高低差:10m(中山競馬場の約2倍)
スタート地点2コーナー奥のポケット地点
スタート後400mまで→平坦
400m~1000m→最大斜度2.4%の登坂
1000m~1600mまで→10m下る
カーブ後→フォルスストレート(250m)※実際には緩やかなカーブ
最後の直線533m(東京競馬場とほぼ同等)
コースの芝は洋芝。
→道悪では以上に時計がかかり、不良で行われた20年は2:39.30とレコード比+15秒
土曜日時点でコースの大半が稍重(=Good to Soft)判定少し時計がかかる想定がよさそうです。
2.最後の直線までに先行争いをしていなければ厳しい!?
洋芝を多く使っている欧州競馬、そのため日本の要馬豪快な差しは望み薄です。過去10年の直線の攻防を見ていても直線後方から差してくるような馬はなかなか現れず、差してくるように見えても直線では中団前目に付けている印象を受けます。19頭立てとなった2018年は豪快な差し追込みが決まりましたが、今年は14頭立て。小頭数で最後方から差してきた馬として近年印象的だったのは武豊騎手が2019年に騎乗したソフトライト。すさまじい脚で伸びてきましたが、それでも先団とは遠く離れた6着に終わっていることを考えるとやはり「前目に付ける」はマスト条件ですね。これらの要因やそれまでの高低差、フォルスストレートなどを見ても「人馬のコンビネーション」というのも非常に重要になってきそうですね。これは「大外が伸びない」というというところも影響していそうです。過去20年の直線を見てもやはり大外から伸びてくるというのはそうそうみられるものではありません。一番伸びやすい位置は内から3~4頭目あたりで、17年のエネイブルを見ていても一番いいところから伸びていることがわかります。したがって最内から5頭目位までに付けていたいところでしょう。なお、馬群の大外から伸びてきた馬は1回目に挑戦したオルフェーヴルのみ。いかにこの馬がすごかったかわかりますね。
これは少し脱線しますが、日本で欧州系といわれる馬は基本的に先行を好みます。これは凱旋門賞などタフな条件を走り勝ち切るために調教された「遺伝」なのではないでしょうか。後方待機していては伸びきれません。瞬発力はいらないという戦法が中心になるということが欧州系種牡馬がサンデー系と比較して日本競馬で苦戦するという要因であることがよくわかります。
3.若さと牝馬とイギリスと。凱旋門賞ではこれらの要素が重要!?
この競走は若さが最低限必要になるレースという特徴があります。過去3年で見てみると6歳以上は出走が少ないものの【0-0-0-8】で馬券にはならず。5歳以下が良さそうですね。特に4歳以下は素晴らしく、過去3年【4-4-4-43/55】でほとんどの馬券内馬が4歳以下であることがわかります。特に牝馬3歳は斤量面で有利(4歳以上牡馬は59.5kg、3歳牝馬は55キロ)になるため、特に好走しやすいとも言われています。他の条件が揃えば3歳牝馬は魅力的な条件になるようです。
調教国別に見てみるとイギリス調教馬は無下にできません。過去5年で【2-2-1-7/12】で複勝率41.7%と安定感抜群です。昨年こそ上位馬をフランス調教馬が独占したもののエネイブルが2勝2着1回になるなど活躍し「少数精鋭」が似合う上々の成績を残しています。フランス調教馬は前走もロンシャン競馬場でレースを行った馬が多いので、ロンシャンアドバンテージは確実に存在しているようです。フランス調教馬は前走に注目してみるのが良いでしょう。
また、過去3年の成績を見て目に止まるのが「前走着順」。ロンシャン競馬場で行われた過去3年は前走4着以下の馬券内は0です。もちろんその中には連勝していたエネイブルも含まれていますが、それでも9頭ともに前走も好走しているのであれば「巻き返しは酷」と考えるのが妥当でしょう。前走は成績を残している馬を中心に考えるのが良さそうです。
この項のまとめをすると
①5歳以下しか馬券圏内に好走していない。特に4歳以下が好成績
②「少数精鋭」のイギリス調教馬が良い。
③フランス調教馬は前走ロンシャン競馬場に出走している「ロンシャンアドバンテージ」を持っている馬を。
④前走4着以下の馬でないと馬券圏内の期待値減少。巻き返し期待は酷
4.偉大なるガリレオの血。
昨年大きな転換期を迎えました。ガリレオ直系馬の優勝が4年ぶりに止まったのです。17年、シャンティで行われた凱旋門賞でエネイブルが勝利して以降続いていた傾向が止まったのです。これは一つの大きな出来事であると思います。それでも昨年の勝ち馬ソットサスも母父はガリレオなので、ガリレオ系が強いことは疑いようのない事実です。欧州開催ということもあって血統的にはノーザンダンサー系が大きな影響も持ち続けています。前述のソットサスは父リファール系。16年に制したGoden Hornもダンチヒ系とこの3系統が大きな力を示し続けている競走です。ノーザンダンサー系のクロスはこのレースでは鉄板と言うことができるでしょう。ただニジンスキー系の血は苦戦傾向で、最後に馬券になったのが18年2着のSea of Classが最後です。
ノーザンダンサー系以外は母父系が基本になっています。18年3着のクロスオブスターズは母父キングマンボでこれが直近にノーザンダンサー系以外の血統が父系、母父系に入った例です。父系となるともっと遡り、2015年3着のニューベイ(父Dubawi)が最後。このことからもどれだけ父系ノーザンダンサー以外の馬が凱旋門賞で馬券になるのが厳しいかわかります。基本的にはガリレオ系、ダンチヒ系、リファール系から馬券を組み立てて行くのが良いでしょう。
5.該当馬
それでは凱旋門賞のここまでの条件に合致する馬を紹介したいと思います。
馬番に記載しています。ゲート番号とは異なるのでご了承ください。
2.ディープボンド(ゲート番5)
脚質〇 ロンシャンアドバンテージ〇 前走〇 血統〇
父キズナはニエル賞1着→凱旋門賞4着が印象的なキズナ、母父キングヘイローの父ダンシングブレーヴは1986年の凱旋門賞馬。これだけの血統でフランスに合わないはずがなく前哨戦のフォワ賞ではCデムーロ騎手の好騎乗も光り、逃げ切りで1着に。今回も内枠発走ということで期待は十分ですね。
10.アダイヤー(ゲート番11)
脚質〇 前走〇 血統〇
ゴドルフィンが送り出すフランケル産駒です。前走キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでは先行から直線で抜け出し、英ダービーに次いで連勝となりました。したがってこのレースは欧州三冠がかかるレースということになります。鞍上はゴドルフィンの主戦騎手ご存じウイリアム・ビュイック騎手。先行馬を直線でどの位置につけさせるのか、これが勝負になりそうです。初ロンシャンですが、血統的にはこなせるでしょう。
11.ハリケーンレーン(ゲート番2)
脚質〇 前走〇 血統〇
今年のパリ大賞典勝ち馬。そのパリ大賞典では先行から抜け出し残り400mでトップに立つとそこからは圧巻の伸びを見せ快勝。重馬場であれだけのパフォーマンスを出せるのは凄まじいの一言に尽きます。英ダービーでは3着に敗れましたが、それ以降愛ダービーから3連勝中。アダイヤーと比較すると少々厳しい感じもしますが、それでも十分上位候補ですね。
脚質〇 前走〇 血統??
海外で猛威を奮ったディープインパクト産駒。母父はガリレオです。鉈の切れ味ともいうべき豪脚を繰り出す産駒が多い同産駒ですが、イギリスの名伯楽オブライエン厩舎×母父ガリレオの力は見事に欧州の競馬にアジャストさせました。今回は牝馬3歳ということで斤量も有利。マイペースで走ることができれば十分勝ちも狙えるでしょう。ただやはりそこはディープインパクト産駒、少しの割引は必要になるかもしれません。しかし見たいのはディープインパクトの娘による凱旋門賞制覇、父の悲願を達成することはできるでしょうか。
<ヒデイチオシの穴!>
1.トルカータータッソ(ゲート番12)
脚質〇 前走〇 血統〇
今年のバーデン大賞1着馬です。父は遡るとSadlers Wellsにたどり着く血統です。母父系はハイペリオン系、スタミナで大きな影響力を残した系統です。ドイツ調教馬ということで実力は未知数ですが、血統の額面を見る限り日本の100倍を超えるオッズほど敬遠される馬でもなく、一発はありそうですね。
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競走馬には、ハイペースに強い馬や、スローペースに強い馬、或いは短い距離に強い馬や、長い距離に強い馬など、様々なタイプが存在します。どんなレース展開であろうと、どんな距離であろうとへっちゃら…というような完全無欠の馬は殆ど存在せず、たいていの馬は自分が得意とする条件でのみ好走を果たすものです。
本書は、各馬が必ずもちあわせているそういった馬の脚質タイプ(ギア)を、過去走から見抜き、適宜、得意条件で狙い撃つ(的中を収める)ところまでを一から解説した一冊です。
ギアに関する説明はもちろん、馬場の見方、芝馬とダート馬の特性の違い、競馬の根本的構造についてなど、馬券力をあげる上で必要不可欠な話も深堀りして解説。巻末データには、全競馬場全コース対応の「適合ギア一覧」を収録。
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今回はだいぶ長くなってしまいましたが、お役に立てれば幸いです。
的中報告、感想等はTwitterもしくは sp@keibaoh.com までお送りいただければ幸いです。
それでは思いっきり凱旋門賞を楽しみましょう!
ヒデ
こんばんは、ヒデです。本日は台風一過ということで気温が高くなりましたが夜にはゲリラ豪雨、一気に気温が冷えました。今は半袖では肌寒気候になっています。そんな秋の訪れを感じさせる気候のなか6Fの電撃戦が秋競馬G1シーズを彩ります。さて今年はどの馬が抜け出すのでしょうか?早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いします!
< 目次 >
1.差しが決まる電撃戦
2.短縮組が妙味!?
3.血統的にはミスプロ系が面白い!
4.該当馬
1.差しが決まる電撃戦
過去5年でスプリンターズSを見てみると毎年1頭は差し馬が馬券圏内に好走しています。過去5年の差しの成績は【4- 1- 1- 26/32】勝率は一番。それでも人気が忠実に差してくる印象で、過去5年でも差して勝った馬は19年のタワーオブロンドン(2人気)、ファインニードル(1人気)、16・17年レッドファルクス(1人気・3人気)とすべての馬が3人気以内。追込み馬でもグランアレグリア(1人気)が勝ち切ったということでかなり差してくる馬はかなり人気な傾向があります。追込みは期待値は低く、アウィルアウェイが10人気で差してきましたがそれでも複勝回収率31%と低調、基本的に割引で問題ないでしょう。
人気薄は基本的に逃げ先行で良いでしょう。稍重で行われたため参考程度ですが、18年に穴を開けたラブカンプーとラインスピリットは共に先行して穴を開けています(11人気と13人気)。このほかにも17年3着のワンスインナムーン(7人気)や16年3着のソルヴェイグ(9人気)など逃げ先行は穴馬を多数輩出しています。その影響で逃げ先行ともに複勝回収率150%を超えるハイアベレージに。本日土曜日の馬場傾向的にも良回復後前残りが多発していた印象がありますので、穴馬をみつけるならば「逃げ先行」がよいでしょう。
2.短縮組が妙味!?
さてここからは競馬王10月のテーマ「ローテ&ステップ」を見ていきましょう。今回一番妙味があるようです。今回短縮で臨んだ馬は【2- 1- 1- 7/11】で勝率18.2%、複勝率36.45で複勝回収率84%とこのレースの複回収率71%を超えています。近年こそ前走同距離組が活躍していますが、17年は前走マイル組が馬券圏内を独占。無下にできません。しかし今年もマイルからの出走はなくこれを活用するのは来年以降になりそうですね。
前走レースを見てみるとセントウルS組が一番活躍。過去5年で【2- 2- 1- 24】で複勝率17.2%ながら「王道ローテ」から穴を開ける馬もでてきているようです。その他CBC賞や北九州記念から出走している馬が中心になりそうですね。夏を転戦している馬は明け3戦目までがボーダーラインで、明け4戦目以降は【0- 1- 1- 16/18】で一気にチャンスが減ってきています。せめて夏2戦を叩いた馬を買っていくのがベストでしょう。ただキーンランドカップから臨んでくる馬は【0- 0- 2- 20/22】で複勝率9.1%と低調。複勝回収率も30%台でそこまで期待できないようです。
3.血統的にはミスプロ系が面白い!
このレースはミスプロ系が一番いい成績を残しています。ミスプロ系のネイティヴダンサー系は過去5年で【4- 3- 3- 20/30】で複勝率は33.3%。近年でも二年連続で馬券圏内に好走しているダノンスマッシュがロードカナロア産駒、一昨年の19年にはミスプロ系が馬券内を独占と非常に活躍しています。一方でサンデー系は不調で、過去5年で【1- 1- 2- 16/20】で複勝率20%と低調な成績に。唯一勝ったのも昨年のグランアレグリアであることを考えると展開が向くか圧倒的に力が抜けているかのどちらかをクリアしなければ厳しいのかもしれません。複勝率が高いのは昨年のアウィルアウェイが人気薄で好走から。この馬も母父キングカメハメハだったので、ミスプロとこのコースの相性の良さがわかります。
母父に目を向けてみると米国系が優勢です。ストームキャット系やAPインディ系などが良いようです。特に父系がミスプロ系だと母父APインディ系の組み合わせで3戦2勝と破格の数値になります。その他Hard Supunなども好成績なので、サンデー系も重要ですが、普段の芝であまり見かけない組み合わせには注意が必要です。
4.該当馬
それではG1スプリンターズSの該当馬を見ていきましょう。
5.ファストフォース
脚質〇 前走〇 夏3走目△ 血統〇
CBC賞1着、北九州記念2着と上り調子の1頭。ロードカナロア×サクラバクシンオーの配合も中山のスプリントを勝つために臨んできた感じもします。夏3走目は少し心配ではありますが、それでも問題はないでしょう。しっかり先行できれば穴を開ける可能性は十分です。
11.ジャンダルム
脚質△ 前走〇 夏3走目△ 血統〇
母はスプリンターズS馬のビリーヴ。春の春雷Sでスプリントの素質を開花させるも北九州記念、セントウルSでは共に出遅れて上りを出すも共に凡走。この中間にゲートでの調教を重点的に行っていることから今回はしっかり出てくれればというところです。かなり人気になっているところは心配ですが、チャンスはあるでしょう。
14.ダノンスマッシュ
脚質〇 前走〇 間隔〇 血統〇
現時点で1人気になっているということでファンも期待ナンバー①ということになっていますね。それでも今回は夏に叩いていない、高松宮記念を制しているというところから考えて万全の大勢で「取りにきている」印象を受けます。血統が良いのはここ2年で証明済み。一番信頼の置ける馬の一頭かもしれません。
16.モズスーパーフレア
脚質〇 前走〇 夏2走目〇 血統〇
昨年は10着大敗後馬券内がなかなかありませんでしたが、前走北九州記念でついに3着、復活の兆しを見せました。ここから上がり調子になれるかというところでかなりの条件付きではあります。それでも実績尊重というところですね。
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競馬王新聞はもう手に取っていただけたでしょうか。今回は指数や印も穴馬にも打てるように頑張って調整しています。まずは初週、結果はダウンロードしてお楽しみください。
スプリンターズSとポートアイランドSはセットにイメージですね。
それでは!
ヒデ
競馬王新聞10月3日版の両メイン競走です。
ファイル名をクリックするとダウンロード、閲覧できます。
・中山競馬場<スプリンターズS>
ダウンロード→202110311.pdfをダウンロード
・中京競馬場<ポートアイランドS>
ダウンロード→202110311c.pdfをダウンロード
新聞に関するご意見ご要望は sp@keibaoh.com まで!
気鋭の予想家・立川優馬氏が厳選したスプリンターズSの穴馬をご紹介します。
中山11R スプリンターズS 芝1200m
レース質:内枠・差し・短縮・ハイペース
きれいに先行馬がレース質に反する外枠に集まり、想像以上のハイペースになる。時計面では今の馬場で出せる限界近い速さになるはずで、高い追走力は必須。先行負荷が高くても、外を回っての差しまでは届かないレース質。
2.ミッキーブリランテ
伸びずバテずの馬キャラで、枠や馬場の後押しが必要なタイプ。テン3F32.8だった函館SSを内目の枠から離され過ぎず追走できたところから、内枠ならここも追走負けはしない。馬群を割れる馬でもあり、前の脚色が鈍る流れと見て期待する。
5.ファストフォース
伸びずバテずの馬キャラで、位置を取れたときに好走するタイプ。高速持続戦自体は向くほうで、必ずしも逃げる必要はない馬。ラチ沿い2、3列目を確保できる並びがよく、外の先行馬の脚が上がる流れで内から繰り上がる。
掲載レース以外の注目馬は、コンビニプリントでご覧いただけます。「レース質マトリックス」→「立川優馬の穴馬トッピング!」を選択してください。
コンビニプリントの利用方法はこちら。
https://www.e-printservice.net/shohin/chuoukeiba-yosou
立川優馬氏のオンラインサロン(9月1日スタート)
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本誌連動企画やライター陣の見解など週末の予想に役立つ情報が満載。ブロマガも動画も充実!!。
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