難解な新潟大賞典を攻略するカギとは? 新潟大賞典分析
こんばんは、ヒデです。今週は晴で行われると思っていたのですが、東京や中京は今日雨降りましたね。明日に影響が残るか心配です。本日は新潟競馬場で行われる新潟大賞典を分析していきたいと思います。それでは本日もよろしくお願いいたします。
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1.長い直線は先行&ロングスパートが重要になります。
日本一長い向こう正面、日本一長い直線でも先行有利になりやすいため、穴を開ける馬はほとんどが前にいる馬です。過去3年でもこれだけ穴馬が粘っています。
・先行して穴を開けた例
20年9.トーセンスーリア(4‐4)10人1着
20年12.アトミックフォース(1-1)7人2着
18年14.ステイインシアトル(2-1)9人2着
18年2.ナスノセイカン(3-3)11人3着
なぜ先行馬有利になるのでしょうか。新潟芝2000mは過去5年で4回がスローペースに落ちるなど平均して後傾ラップになることが多いです。したがってこのコースは、長い直線のイメージに反してペースが上がりにくい特徴を持っています。このことからわかるのは直線半ばまで前の馬の脚が残っているということです。瞬発力よりも持続力が重要になります。
2.先行+上り上位馬が良いようです。
先ほども書きましたが、やはり先行は有利です。過去5年でも単複の回収率が100%を超えているのは先行馬だけという極端な結果になりました。加えて前走上り3位以内というのも好調で、3位以内は過去5年(3-2-3-19)で半分近くが前走上り上位から馬券圏内に入ってきています。
この上り前走上り3F 3位内で馬券内を外しているのは4コーナーの通過順位が2桁または後方追込み馬でした。このことからも少なくとも「中団」に位置していなければスローペースとなり届かないことを意味しています。安易に上り最速を信用するわけではなく、中団から上り最速を出している馬を選ぶ方が良さそうです。
3.「持続力」といえば欧州系。欧州系が入っていることが重要です。
過去5年で欧州系が父系母系に入っていない&欧州系のクロスが入っていない馬の馬券内は17年のサンデーウィザードただ一頭でした。それ以外は欧州系の血が必ず含まれており、欧州系が入っていることはもはやマストといっても過言ではないかもしれません。馬券を考える上でもキングマンボ系×サンデー系もしくはサンデー系×欧州系というのが狙っていく基本的な組み合わせになるのでしょう。
それでは本日も該当馬を紹介していきたいと思います。
1.ボッケリーニ
ロングスパート〇 先行〇 上り〇 血統〇
前走小倉大賞典では2着。8枠から先行して脚を使っても上り最速で2着。ロスさえなければと思わせるレースでした。重賞を勝利しているということで人気になるかもしれませんが、血統的に見てもキングマンボ系×サンデー系に合致しているため、そこまで心配する必要はないでしょう。今回も引き続き期待したいと思います。
4.トーセンスーリア
先行〇 上り△ 血統〇
昨年の覇者は「逃げなければ」チャンスありでしょう。斤量は昨年より2キロ増ですが、3勝クラスの美浦Sを勝ち上がったときは57キロで先行しています。今年のような荒れた馬場は大歓迎なタイプで、内前目は枠も味方した格好になっています。
ローエングリン産駒はこのコースとも相性のいい「超持久力型」ですので、今年も注目、先行できればチャンスありです。
5.ムイトオブリガード
ロングスパート〇 先行〇 上り〇 血統〇
一昨年のアルゼンチン共和国杯を勝利した実力は上位の馬です。競馬王4月号に掲載された『馬ノスケ適性チャート』ではアルゼンチン共和国杯を「中間緩んで瞬発力レース」と紹介しています。そのレースを先行しながら上り3位で勝利。持続と瞬発力を兼ね合わせています。
10か月半の休養明けにダートを使われるなど迷走気味でしたが、前走の日経賞で捲る競馬で上り3位と復調気配。今回は逃げ先行の名手・酒井騎手の手綱ですので、先行できれば穴を開ける可能性は十分になる一頭でしょう。
6.ヒュミドール
ロングスパート〇 先行△ 上り〇 血統〇
じりじりと脚を伸ばしていくロングスパートタイプです。前走日経賞では8人気という低評価を覆して4着、上り2位でした。昨年の日本海Sは先行したものの6着。どうしても直線の短いコースでは本来の脚を使うことができないみたいですね。
今回も中団に控えることができれば確実に長い脚を使うことができる馬ですので、今回のような直線の長いレースは大歓迎ではないでしょうか。
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