『コース別 本当に儲かる騎手大全』掲載の「好走率偏差値」「回収率偏差値」とは?
いつも競馬王をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
昨日発売となりました単行本『コース別 本当に儲かる騎手大全』につきまして、「好走率偏差値」「回収率偏差値」に関する質問をいただきましたので、ここでご説明させていただきます。
【偏差値とは】
サンプルとなる数値の平均値とばらつきを参考に、各数値が平均的な水準からどれだけ上下に離れているかを示したもの。平均的な水準の数値であれば50となり、概ね25~75の範囲に収まる。
【好走率偏差値、回収率偏差値とは】
好走率偏差値は当該コースの集計対象レースにおける複勝率を偏差値化したもの。回収率偏差値は当該コースの集計対象レースにおける複勝回収率を偏差値化したもの。
好走率偏差値が50.0の騎手は、複勝率が集計対象の騎手の平均と同じということ。50.0よりも大きいとその騎手は平均よりも多く馬券に絡み、小さいとその騎手は平均よりも馬券に絡んでいない、ということを意味しています。回収率偏差値が50.0の騎手は、複勝回収率が集計対象の騎手の平均と同じということ。50.0よりも大きいとその騎手は平均よりも複勝回収率が高い(=儲かりやすい)、小さいとその騎手は平均よりも複勝回収率が低い(=儲かりにくい)、ということを意味しています。
この2つの数字を見比べることで「よく馬券に絡む上に儲かる」、「よく馬券に絡むけれど儲からない」、「あまり馬券に絡まないけれど儲かる」、「あまり馬券に絡まず儲からない」といった特徴が一目瞭然になります。
例えば、札幌ダート1700mのデータです。
勝浦正樹騎手の好走率偏差値は「64.1」、回収率偏差値は「73.1」。ともに50.0を大きく超えており、この条件の勝浦騎手は「よく馬券に絡む上に儲かる」ということが分かります。
三浦皇成騎手の好走率偏差値は「54.8」、回収率偏差値は「47.6」。この条件の三浦騎手は、「比較的馬券にはよく絡むが、あまり儲からない」ということが分かるのです。
今年の札幌開催が始まる前に作られたデータですが、実際に今年も勝浦騎手は札幌ダート1700mで穴馬券を連発しています。
『コース別 本当に儲かる騎手大全』では、上記のようなデータを「騎乗回数上位10騎手」と「その他の注目騎手」として、全107コース紹介しています。さらに、買えば儲かる「必殺!全買いデータ!」も各コース2つずつ、合計214個収録。是非、これから本格開幕する秋競馬のお供にご利用ください。
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