先週までの東京芝1600m前走別成績とヴィクトリアマイルの登録馬にギャップが大きいので、去年と今年の成績を調べてみました。本当に距離短縮組が狙えるのでしょうか??
今年のヴィクトリアマイルは、メイショウマンボ、デニムアンドルビー、ラキシスなど中距離実績馬の登録が多いのですが、先週のNHKマイルCで前走1400mのタガノブルグが17番人気で2着に激走したように、近年の東京マイルは前走で1600m以下を使っていた馬の期待値が高い印象。昔は、東京マイルはマイル以上の距離をこなせるタイプが狙いという定説がありましたが、実際どうなのかザックリ調べてみました。
まずは、おさらいとして、過去3年のヴィクトリアマイル1~3着馬とその前走距離。
ヴィクトリアマイルの過去3年好走馬を見ると、前走1800~2000mを使っている距離短縮組が優秀ですが、ここ2年は前走1400m組の馬が1頭は3着以内に入っています。
では、過去3年の東京芝1600mの前走距離別成績を見てみます。集計期間は2011~2013年の2回東京1~6日目までです。
◆2011~2013年の2回東京1~6日目の東京芝1600mの前走距離別成績
過去3年のデータを見ると、前走1400m組が勝率3.9%、複勝率17.6%、単勝回収率17%、複勝回収率46%と低調です。複勝率ベースで見ると、距離短縮組の成績が優秀です。
では、過去3年から去年だけのデータを抜き出してみます。
◆2013年の2回東京1~6日目の東京芝1600mの前走距離別成績
去年のデータを見ると、距離短縮組の成績が優秀なのが分かりますが、注目したいのは1400m組と1600m組の成績。過去3年の期間だと、全ての項目で1600m組の数値が良いのですが、去年は勝率・連対率・複勝率の数値がほぼイーブンになっています。
ということで、今年の結果はどうなのか?とうことで、先週までのデータはこんな感じ。
◆2014年の2回東京1~6日目の東京芝1600mの前走距離別成績
先週までの6日間の東京1600m戦は、前走1400と1600m組の成績が優秀で、距離短縮組が過去3年ほど走っていないことが分かります。
上記のデータは平場からGIまで期間中全ての1600m戦を対象にしていますので、ヴィクトリアマイルは例外という可能性は否定しませんが、少なくとも昨年までの過去3年は距離短縮組が走りやすい馬場だったということは言えますね。
個人的には距離短縮組を狙うのであれば、マイル以下の実績が必須なのではと思いますが、果たして…。
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