8/8(木)発売の競馬王9月号チラ見せ企画(2) 馬券の天才・今井雅宏による新潟・芝/ダートの狙い方
いつも競馬王をご愛読いただき、誠にありがとうございます。8月8日(木)に発売された競馬王9月号から、今すぐ実践できるページをチラ見せしていく当企画。
第2回は“馬券の天才”今井雅宏氏のコーナー『記憶蘇生マップ M-FIVE』から、誌面のスペース上、泣く泣くカットしてしまった新潟5日目~8日目(8/10~8/17)の分析原稿を、特別にノーカットでお届けいたします! 明日からの新潟競馬攻略に、ぜひご活用ください!
新潟5日目~8日目(8/10~8/17) 1年前の傾向と今年の狙い方
2回新潟の5日目以降は、前4日同様にAコースで行われる。昨年は3回新潟の1日目以降に該当するが、Aコースであることには変わらない。今年はこれまでよりAコース連続開催数が短い状態だが、例年硬くて速い新潟のため、なかなか傷まないので大きな変化はないだろう。
6日目の日曜日には、1600mの関屋記念が行われる。1600mは1800mと並んで比較的脚質の偏りのないデータになっている。実際、好走率はもちろん低くはないものの、回収率が高くなりやすい逃げ馬の単勝回収率が100円を超えない距離が1600m、1800mになる。スピード上位の逃げ馬以外は、あまり逃げ切っていないということだ。
関屋記念もここ5年で逃げて連対したのは休み明けだったレッツゴーキリシマだけ。この年は前後半で3秒近いスローだった。逃げ、先行馬も高速馬場だけに展開次第で残れる可能性はそれなりに高いが、休み明けや、前走より前に行く位置取りショックなど、タイトになりやすい中距離では、「前に行くことに対しての鮮 度」がある方が望ましい。
配当面では直線競馬が荒れやすく、また2000mも混戦になって荒れ気味。流れが激しくなりやすい内回り2000mは短縮が単勝回収率300円超え。ただ延長も、内回り、外回りともに100円台と安定して穴を供給している。夏場で疲れが出てくる頃なのか、中1週で単勝回収率が50円を超えているのは、1400mの70円だけ。人気馬以外はなかなか勝ちきれない状態になっている。
ダートは砂質が軽く、ペースも緩みやすいので、逃げ、先行が有利。1200mは内枠が揉まれるのか、複勝率で内枠15%に対し、外枠が28%、単勝回収率では内枠5円に対し、外枠92円と外枠が数字的に大差を付けている。穴は1200mより1800mで出やすい。馬体重は単純に大きい方が有利。タフなレースより、軽い単調なスピード競馬の方が、むしろ大型馬が有利になりやすいことの多いのが、砂の特徴でもある。