8/8発売の競馬王9月号から、亀谷敬正×藤代三郎の「迷い続ける馬券術」を先行公開!
8月8日発売の競馬王9月号に掲載される「迷い続ける馬券術」から、今週使えそうなネタを抜き出しました。
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藤代三郎 北九州記念っていつも荒れるよね? あれはどうしてなの?
亀谷敬正 小倉の芝1200mのコース形態と馬場は、上級条件になれば、騎手が八百長レベルでペースを抑えない限り、ハイペースになりやすい構造だからです。
藤代 なるほど。
亀谷 特に、北九州記念は……
藤代三郎 北九州記念っていつも荒れるよね? あれはどうしてなの?
亀谷敬正 小倉の芝1200mのコース形態と馬場は、上級条件になれば、騎手が八百長レベルでペースを抑えない限り、ハイペースになりやすい構造だからです。
藤代 なるほど。
亀谷 特に、北九州記念はアイビスサマーダッシュを使った馬が複数出走してくるので、ハイペースになりやすいんですよ。だから、タフな流れになって距離短縮馬や、他のコースで脚を余した差し馬が走りやすいわけです。
藤代 アイビスサマーダッシュで好走して距離延長で臨む人気馬よりも、他の路線からの距離短縮のほうがよいわけだ。
亀谷 昨年2着のシゲルスダチ(12番人気)は前走1800mのOP特別を使っていました。条件が替わっての距離短縮というのがこのレースの穴パターンで、何年かに一度嵌って大荒れになるんですよ。
藤代 枠の内外は関係ないの?
亀谷 あまり気にしないでいいです。ただ、距離短縮馬は外枠のほうが乗りやすいので、外枠のほうが良いです。内枠の距離短縮馬は、置いていかれたときに進路がなくなりやすいですからね。実際に、北九州記念の1着スギノエンデバーは8枠16番、3着のエピセアロームも8枠18番でした。
藤代 じゃあ、高速馬場では距離短縮馬は来ないんだね?
亀谷 オーバーペースであっても、物理的に差せない馬場では厳しいですけどね。あとはさっきもいったように、ほとんどの騎手がペースを抑えすぎた場合とか。
藤代 短縮馬はどういうタイミングで狙うのが効果的なの?
亀谷 小倉の特徴は、開催2、3週目くらいに突然距離短縮馬が走り出すことなんです。去年の北九州記念の日(8月19日)は、ずば抜けて距離短縮馬の成績が良くて、新馬戦を除く芝の全レースで馬券に絡んでいるんです。かと思うと、その後は来ていないので、騎手がペースや仕掛けのタイミングを修正したんでしょうね。
藤代 なるほど。じゃあ、「短縮馬場は突然やってくる」ということだね。何か予兆を察知する方法はないのかな?
亀谷 週別の成績を見ても、走る週とそうでない週ははっきりしていますよね? だからレースを見て傾向を読む。としかいいようがないんですが。まぁ、ボクも傾向 を完璧に読めているわけではないですが、公開している予想はトータルでプラスなので、傾向を読むのは効果的なんだろう、としかいえませんが。あと、距離短縮の人気薄馬がどれくらい走っているかは見ていますね。
藤代 例えば、人気薄の馬が4コーナー10番手以下から直線だけで4着まで差してきたとか、そういうこと?
亀谷 そうです。もちろん、それは距離短縮が有利な馬場状態ということですね。それで、騎手がハイペースに気付いてないなと思えば、次は狙いでしょう。
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その他、「新潟はココだけ買え!」「函館終盤の狙い方の鉄則」「小倉後半で大爆発する系統」など、旬な馬券術を紹介しています。8月8日発売の競馬王9月号をお楽しみに!