時代は地方馬なのか!? JBCレディスクラシック分析

 こんばんは、ヒデです。いよいよ明日11月3日はダート競馬の祭典、JBC4競走が開催されます。毎年持ち回りで行われるJBC競走、今年のクラシック、レディスクラシック、スプリントの3競走は2013年以来2度目の開催となる金沢競馬場で開催されます。今年はどのような戦いになっていくのでしょうか。今回はJBCレディスクラシックを分析していきたいと思います。それでは今日も早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。

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< 目次 >

1.1500mもやっぱり先行有利!?

2.地方馬も苦にしないが・・・

3.先行持続系が中心

4.該当馬




1.1500mもやっぱり先行有利!?

 金沢競馬場の1500mは4コーナー奥のポケット地点からスタートします。イメージ的には園田や高知の1400mと似たスタートの形状になっています。こちらも前回開催のJBCレディスクラシックでも先行有利という傾向が出ています。このレースでも4角4番手以内の馬がそのまま馬券圏内に入っています。今回参考にしているレースは13年の金沢開催JBCと浦和競馬場で行われた19年のJBCの2競走ですが、やはり浦和も前に行った馬がそのまま結果を出しています。

 やはりスプリントが行われる1400mよりも100m直線が伸びたため、内枠不利というのがなくなるかと思えばそうではなく、内枠不利の傾向は続いている様です。これは吉原騎手も競馬王10月号にて指摘してます。内枠先行馬はいつも以上にスタートが決まらなければ苦しいようです。こちらも引き続き前に行ける馬、中団から動ける馬が中心になるでしょう。



2.地方馬も苦にしないが・・・

 この競走における地方馬の活躍と言えば2017年でしょう。5人気のララベルが1着、8人気のラインハートが3着になる波乱で3連単100万馬券が出るなど地方馬の活躍もないわけではありません。ただしその後の3年間は地方馬の馬券圏内激走はなし。ここ数年は地方馬を狙いにくい条件が続いています。地方馬を軸にするのは控えたほうがいいですね。やはりJRA勢が優勢です。

 前走に関してはレディスプレリュードがやはり圧倒的。レディスプレリュードで4着以内に入った馬が成績的に安定しています。レディスプレリュード組は7着以内であれば巻き返しのチャンスはありそうです。ただ、近2年はその他のローテから来た馬が連勝中。19年は浦和開催なため、前走テレ玉杯OSを叩いたヤマニンアンプリメが、20年にはスパーキングレディースCを制したマドラスチェックがそれぞれ勝利しています。ただこれらの馬は前走掲示板内を確保していたので、レディスプレリュード以外のレースを叩いて来た馬に関しては前走掲示板内に載っていない場合、やや軽視がいいかもしれません。



3.先行持続系が中心

 血統的に見てみるとやはり「持続系」が中心です。前回のJBCでは逃げたサンデー系のトシキャンディが最後3着から3馬身を離されて4着に。一方で勝ったメーデイアは父系キングヘイロー系。持続が効果的に働いたレースになったといえるでしょう。3着のキモンレッドはサウスヴィグラス産駒でしたが、それも最後は離される形での3着でしたので、力があっても展開的には厳しい傾向にあるといえるのではないでしょうか。前に行って粘っていける馬が中心になりそうです。

 また、少し気になっているのが父系が米国持続系。浦和競馬場で行われた19年開催ではAPインディ系が1-2フィニッシュするなど、先行しく加速力を持つ米国持続系は頼りになるのではないかと少し思っています。外枠で砂をあまり被らない馬には注目でしょう。



4.該当馬

 それではJBCレディスクラシックの該当馬を見ていきましょう。



2.サルサディオーネ<ヒデのおススメ>

脚質〇 前走△ 血統〇

 日本テレビ盃は危なげなく勝利。古馬の牡馬相手に結果を残しました。必ず逃げらえれる脚質は注目で、内枠に入ってもそこまで割り引く必要はないでしょう。馬も確実に前年より力を付けており、まだまだ上がり調子。ここも引き続き期待です。

3.マドラスチェック

脚質〇 前走△ 血統〇

 少し気になっているAPインディ系+今回短縮ということでかなり期待しています。前走は芝でノーカウントとするとその前走マリーンCでは2着の成績を残していることを考えるとダートではかなり安定していることがわかります。まだ本調子には程遠く不安要素はあるものの期待です。

4.リネンファッション

脚質〇 前走△ 血統△

 前走から大幅短縮で臨む今回ですが、その前走がタフな門別であったことから今回の追走もそこまできつくはならないはず。ローテーション的には期待できそうです。マイルのスパーキングレディースカップも好走していますので、1500mも大丈夫でしょう。問題は勝ち切れないところでしょうか。馬主にとって初めてのJpnⅠ制覇となるのでしょうか。

11.グランデストラーダ<ヒデのおススメ>

脚質〇 前走〇 血統△

 外枠の先行馬、今回短縮ということでこの馬にとって条件は揃いました。レディスプレリュードでは5人気5着に終わってしまいましたが、それでも交流重賞でも活躍できることを改めて感じさせた一戦でした。今回は再びの短縮戦、前に行くことができればこの馬が穴を開けることができる可能性が高いでしょう。


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