モノを言うのは経験!? ホープフルS分析

 こんばんは、ヒデです。本日は明日行われる2歳中距離王者決定戦、ホープフルSを分析していきたいと思います。このレースを制したサートゥルナーリア(18年)は皐月賞を制し、19年に勝利したコントレイルは無敗で三冠馬となるなど、クラシックに直結する場合は多いレースとなっています。今年もクラシック候補に名乗りをあげるのはどの馬になるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。

※今回はホープフルSG1昇格後の2017年からの4年間がデータの対象です。


< 目次 >

1.内枠~中枠が圧倒的有利!?



2.オープンクラス経験馬は圧倒的優位性があるようです



3.この時期でも基本になるのはサンデー系でしょう



4.該当馬




1.内枠~中枠が圧倒的有利!?

 競馬王ブログではメインレースの競馬王新聞を公開中。競馬王新聞の中に記載されている立川優馬さんのレース質を見ると「内枠先行スローペース」です。このホープフルSを見てもこの傾向は持続しています。遠くに好成績なのは1・2枠と4枠で、1枠は【0- 1- 1- 3】、4枠も【2- 1- 0- 5】でともに複勝率が35%を超えている枠となっています。人気になり易いのでそこまでの妙味はありませんが、基本的に3人気以内の内枠馬であれば確実に馬券圏内に入っているので軸には最適でしょう。それに「先行」が加わればまさに鬼に金棒状態になります。先行馬は過去4年で複勝率35%で、2枠はやや不調なものの1・4枠では共に複勝率50%を超えるアベレージに。やはり基本的には内枠先行馬が基本になりそうです。意外にも6枠の成績が良く、先行馬がいる6枠であれば注意したいところですね。

 とは言えこのレースは圧倒的に人気有利であまり妙味がありません。1~2人気の馬の過去4年の成績は【4- 1- 1- 2/8】でほとんどが馬券圏内。4勝はともに1人気と1人気以外は勝利していないのが特徴ですね。2人気が馬券圏内に入らなかったのは10番枠に入ったルーカスと昨年競走中止したランドオブリバティーの2頭ですので、かなり人気の信頼度が高い傾向にあります。基本的には四番人気以内でいかに点数を削るかが重要になっていきそうです。



2.オープンクラス経験馬は圧倒的優位性があるようです

 前走別に見てみると前走オープン競走以上は【4- 3- 2-16/25】でほとんどが前走オープン競走以上から出走来ているのがわかります。特に前走G3から出走してきた馬は【3- 0- 1- 11/15】とほとんどの勝ち馬が前走G3から出ていることがわかります。今年はG3から出走してきた馬は勝利候補になるでしょう。また、オープン競走組も好調で、萩Sから出走してきた馬は好調です。それでもこれらの競走1着馬が今年は出走していないので今年は少し波乱模様かもしれません。というのも前走1着馬は【3- 4- 4- 27/38】で1着にならないと厳しいデータが残っています。最低でも前走連対(2着以内)している馬が中心になるでしょう。

 気になるのは前走同じコースで戦っている芙蓉S組が結果を残せていないところです。過去勝ち馬のみ3頭出走してきていますが17年サンリヴァル(5人気4着)、19年オーソリティ(4人気5着)、20年のランドオブリバティー(2人気競走中止)で善戦が精一杯と言う形になっています。芙蓉Sの勝ち馬は軽視しても良いかもしれません。前走中山の馬に関しても【0- 0- 0- 9/9】で一頭も馬券圏内に入っていないので前走中山組は軽視するほうがいいかもしれません。



3.この時期でも基本になるのはサンデー系でしょう

 過去4年で勝利しているのはサンデー系の3勝、ロードカナロア産駒の1勝のみになっています。特にここ2年は1~3着馬の6頭中5頭がサンデー系、残る1頭もエピファネイア×母父ディープインパクトとすべての馬の父系または母父にサンデー系が入っているという強い傾向が出ています。その中でもディープインパクト産駒やハーツクライ産駒は安定して成績を残していることがわかります。やはり今年の中心になるのもサンデー系と考えて間違いないでしょう。

 母父系で見ると意外にもノーザンダンサー系が有利になっています。昨年も1着ダノンザキッド(父ジャスタウェイ母父Danehill)、3着ヨーホーレイク(父ディープインパクト母父フレンチデピュティ)と2頭が入っているなど安定感は抜群。4~6着の母父もノーザンダンサー系になっているなどノーザンダンサー系が安定感抜群であることがわかります。特に力のいる冬の中山競馬場ではかなりパワー系が有利になっているといえるでしょう。父サンデー系と母父ノーザンダンサー系やパワー系(ロベルト系など)の組合わせになっている馬は期待値が高まることは間違いないでしょう。



4.該当馬

 それではホープフルSの該当馬を見ていきましょう。

5.キラーアビリティー

枠△ 脚質〇 前走〇 血統〇

 人気にはなっていますが、やはりこの馬の巻き返しにも期待したいところです。延長自体は得意そうですが、それでも内枠よりも外枠のほうが得意な印象がありますので、道中は楽に追走するという条件付きではありますが、それでも今回重賞初挑戦というのはプラスに働く可能性が高いですね。鮮度のディープインパクトという格言を信頼したいところですね。

6.コマンドライン

枠〇 脚質〇 前走〇 血統〇

ついに現れた良血馬の大物、競馬王のPOG本でも大きく取り上げた馬がついにホープフルSに出走します。デビューしてからの2戦はそこまでの勢いではないものの、連勝。勝負根性は相当なものであると言えます。ディープインパクト産駒は基本的に延長が得意産駒が多いのでこの馬も当然延長でも期待できそうですね。距離は2000mでも大丈夫そうで、よっぽどのことがない限り3着以内には入る可能性がもっとも高い一頭と言えます。

7.サトノヘリオス

枠〇 脚質〇 前走〇 血統〇

 昨年の2着馬オーソクレースと同じエピファネイア産駒。そのオーソクレースも差し馬であったことを考えるとこの馬にもチャンスはありそうです。『競馬王新聞』を見てみるとキムラヨウヘイ氏がジャッジするレースレベルはメンバー唯一のBランクを3走している馬です。しかもそのうち2戦で勝利して連勝していることを考えると相当高いレベルで勝利してきていると言えるので、今回も期待できそうです。

12.オニャンコポン

枠△ 脚質〇 前走〇 血統△

 強調材料はあまりないものの、毎年好走馬が出ている前走東京組。今年はメンバ―に前走東京組が少ないだけに期待しても良いかもしれません。前走百日草特別1着というローテは昨年エフフォーリアが勝利した出世レースですので、一発がある可能性もあります。人気になりすぎている感も否めませんが、鞍上のG1初勝利もあるかもしれません。


競馬王2022年1月号【好評発売中!!】

Hyoushi_2201s_h1_2

今号のテーマは【2022鉄板トレンドで年末年始を駆け抜ける!】

競馬王豪華ライター陣が2022年の競馬を占っています。

巻頭特集には本誌11年ぶり登場のカンニング竹山さんが「ダート競馬」について熱く語る!?芸能人ならではの豪快な話っぷりにご注目です!!

巻頭企画として『灼熱の有馬記念』と題して有馬記念を振り返る&豪華ライター陣21名による有馬記念で「買いたい馬」&「消したい馬」を一挙大公開!!

キムラヨウヘイ

TARO

亀谷敬正

馬場虎太郎

今井雅宏

nige

シンヤカズヒロ

馬ノスケ

井内利彰

伊吹雅也

立川優馬

村上弘樹

とうけいば

ご予約はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B09M4THLPW/


競馬王新聞全レース版はBASEおよびnoteで好評発売中です!

1場550円、全場セットはお得な1100円(いずれも税込み)で販売しております。

競馬王オンライン販売は下記へアクセスしてください!

BASE

https://keibaoh.base.shop/

note
https://note.com/_keibaoh


明日は東京大賞典の記事をアップ予定です。いよいよ年末の大レースも後半。そこに競馬がある限り頑張っていきましょう!!

それでは!!

ヒデ