好相性、ステイゴールドの一族 福島記念分析

 こんばんは、ヒデです。秋の福島開催は非常に読みにくいですね。土曜日の最終レースでは三連単57万馬券が飛び出すなど大きな配当も出ています。日曜日には福島競馬場今年最後の重賞福島記念が行われますがどのような傾向になっているでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。



< 目次 >

1.内枠×先行馬が活躍するパターンに!?



2.休み明けより叩いた馬を



3.やはり強いTサンデーの血



4.該当馬



1.内枠×先行馬が活躍するパターンに!?

 この競走で有利になっているのが「内枠」と「先行」の二つです。過去5年で1・2枠は【4- 0- 2- 14/20】となっており、勝ち馬のほとんどが内枠から出ていることがわかります。特に8枠は不調で、過去5年【0- 0- 0- 10/10】と馬券圏内に入ることはできていません。そしてもう一つ展開で不調になっているのが追込み。追込みも【0- 0- 0- 25/25】で一度も馬券圏内に入っていません。先行の【3- 3- 2- 12/20】とはかなり対照的な成績になっていると言えますね。

 また、直近の重賞で多く書いていた上りが早い馬が有利という傾向はこのレースでは不調に。上り1~2位の馬は過去5年【0- 0- 1- 9/10】と3着が一度あるのみでした。3着に唯一入ったのは19年のミッキースワローだけですが、ミッキースワローはその年夏に開催された七夕賞で1着になっていたことを考えると福島の重賞で実績がなければ上りだけでは厳しいということでしょう。



2.休み明けより叩いた馬を

 重賞ローテ&ステップですが、今回のポイントは秋2戦目です。この競走で一番活躍しているのは中5~9週で【4- 1- 3- 14/22】で複勝率36.4%となっています。中10週以上開いている馬は札幌記念組でしたので、秋1戦叩いた馬+札幌記念出走馬が好調だと言えるでしょう。レース名別で見てみるとオールカマーや毎日王冠、京都大賞典などG2に出走した馬が安定感を示しています。過去5年G2から出走してきた馬は【3- 3- 3- 12/21】で複勝率42.9%で複数頭出走しているクラスでは一番の成績を残しています。その他はオクトーバーSやカシオペアSなど主場コースのメンバーの集まるオープン競走から出走してくる馬には要注意です。

 逆に同レベルのG3競走から出走してきた馬は不調で【0- 0- 0- 18/18】で馬券圏内はありません。それどころか平均着順も11着と苦戦を極めているようです。前走G3から参戦してきた馬は実績を残しているとしても割引が必要かもしれません。



3.やはり強いTサンデーの血

 この競走で強いのはなんと言ってもステイゴールド系の血です。ステイゴールド系の産駒の成績は過去5年で【4- 1- 1- 29/35】と過去5年で一番の成績になっています。近4年はステイゴールド系の産駒が4連勝しているようにこのレースではステイゴールドの血を無視することはできません。土曜日の福島競馬場芝1800mで行われた第7レースもステイゴールド系の産駒が馬券圏内を独占するなど、福島中距離のステイゴールド系の産駒という格言が生まれそうな勢いになっていますね。今年もステイゴールド系の産駒には注目です。

 それ以外の産駒で好調なのはやはり持続系の種牡馬です。キングカメハメハ系の産駒やシンボリクリスエス産駒などのロベルト系、さらにはサドラーズウェルズ系など欧州ノーザンダンサー系が成績を残しています。ステイゴールド系などTサンデー系の産駒と持続に長けた産駒を買ってみるのがいいのではないでしょうか。



4.該当馬

 それでは福島記念の該当馬を見てみましょう。

2.ココロノトウダイ

先行〇 内枠〇 前走〇 血統〇

 前走オクトーバーSは先行したものの止まって9着。安定して内枠から先行できるのはまずこの馬だと思うので今回の巻き返しに期待ですね。この馬がオープンクラスに昇級したのはここ福島の舞台でしたので、この時と同じ距離同じ枠番と考えると期待できそうです。父系もエイシンフラッシュでキングマンボ系だと考えれば持続力という面でも大丈夫でしょう。

9.ステイフーリッシュ

先行〇 5枠〇 前走〇 血統〇

 ステイゴールド産駒ということで期待せずにはいられないのがこの馬です。18年の京都新聞杯以来勝利のない馬ですが、それでも重賞での実績は十分です。このところは展開の不利が重なって少し不調気味ですが、それでも今年の年始には阪神で行われた京都記念でラヴズオンリーユーの2着に入るなどまだまだ実力も十分です。残り少なくなってきたステイゴールド産駒ではありますが、それでも毎年重賞に勝利するなどステイゴールド産駒の底力は衰え知らず。この馬ももう一度期待したいところです。

14.マイネルファンロン

差し?△ 7枠△ 前走〇 血統〇

 オルフェーヴル産駒ということで昨年勝利したバイオスパークと同じ産駒になります。この馬は新潟記念でデムーロ騎手の好騎乗が光った勝利となりましたが、そもそもそれまでは先行していた馬です。巴賞2着など先行しての実績もあります。重賞を勝利した馬にしては軽いハンデ56キロなのも魅力的で、枠以外は先行できれば推し要素しかないですね。捲る競馬をするか久々に位置取りを変えるか。いずれにしても期待できそうです。


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福島記念はステイゴールド系の産駒。この傾向今年も続いてほしいところです。

それでは!

ヒデ