ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のAJCC予想

▼01 田中勝春 アブソリュート/同騎手時 7- 1- 2-13(複勝率43.5%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。もっとも、この距離では何とも言えません。

▼02 三浦皇成 ネヴァブション/初騎乗
→マーベラスサンデー産駒との相性が微妙。過信禁物でしょう。

▼03 福永祐一 ルーラーシップ/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できそうです。

▼04 柴田善臣 ナカヤマナイト/同騎手時 4- 3- 1- 4(複勝率66.7%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。GⅠでも大きく崩れていない点は高く評価できます。

▼05 戸崎圭太 ヒカルカザブエ/初騎乗
→芝はジャングルポケット産駒との相性がいまひとつ。一変まではどうでしょうか。

▼06 C.ルメール トーセンレーヴ/初騎乗
→芝はディープインパクト牡馬と相性良し。この馬なりにはやれそうです。

▼07 横山典弘 ミステリアスライト/初騎乗
→アグネスタキオン産駒との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷でしょう。

▼08 宮崎北斗 リッツィースター/同騎手時 2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
→1000万下勝ちの実績があるコンビ。もっとも、このクラスでは何とも言えません。

▼09 蛯名正義 ゲシュタルト/初騎乗
→芝はマンハッタンカフェ産駒と相性良し。この馬なりにはやれそうです。

▼10 吉田豊 ツクバホクトオー/同騎手時 0- 2- 0- 4(複勝率33.3%)
→オープン特別で2着の実績があるコンビ。もっとも、この距離では何とも言えません。

▼11 北村宏司 サンテミリオン/初騎乗
→芝はゼンノロブロイ産駒と相性良し。ある程度の上積みはあると思います。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
01 田中勝春 アブソリュート
04 柴田善臣 ナカヤマナイト
03 福永祐一 ルーラーシップ
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
06 C.ルメール トーセンレーヴ
→芝はディープインパクト牡馬と相性良し。
09 蛯名正義 ゲシュタルト
→芝はマンハッタンカフェ産駒と相性良し。
11 北村宏司 サンテミリオン
→芝はゼンノロブロイ産駒と相性良し。

 アメリカジョッキークラブカップは格を重視したいレース。JRAGⅠかJRAGⅡにおいて連対経験のなかった馬は2008年以降[0-0-1-23](複勝率4.2%)と大苦戦しています。オープン特別やGⅢでの実績を評価し過ぎないよう心掛けるべきでしょう。
 前走クラス別成績を見ても、前走がJRA重賞以外だった馬は2008年以降[0-0-2-17](複勝率10.5%)といまひとつ。さらに、前走がJRA重賞、かつ中山以外だった馬も[0-1-0-7](複勝率12.5%)と信頼できません。十分な実績があり、なおかつ積極的に中山を使っている馬が狙い目です。
 本命は福永祐一騎手に乗り替わるルーラーシップ。GⅡ勝ちの実績があるコンビですし、前走や3走前のレースぶりを見ても、本質的にはゴール前の直線が短いコースを得意としているタイプだと思います。他馬が強調材料に欠ける分、人気でも素直に信頼すべきでしょう。
 相手はGⅠで善戦してきたナカヤマナイト、GⅡで優勝経験のあるゲシュタルト。以下、臨戦過程に不安のある馬は評価を下げました。

■馬単1着軸ながし
03→04,09(2点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。