片野治雄のファミリーテーブル考察

<クラシック展望>

先週の段階で桜花賞及び皐月賞に出走するメンバーがほぼ確定しました。牡馬戦線はやはり弥生賞組が中心になると見ています。正直、若葉Sを好内容で制したペルーサ[6-a]が皐月賞へ出走しないのは残念ですが、例年以上に粒が揃った印象のあるメンバー構成だけに、(毎日杯組との兼ね合いなどを含めた)乗り替わりや枠順が大きなポイントになりそうです。

一方、牝馬戦線は昨年とは打って変わって混戦模様。人気の中心はブエナビスタの近親にあたるアプリコットフィズ[16-c]でしょうが、昨年の阪神JF組の巻き返しがあるのかどうかが最大の焦点でしょう。特に2歳時、鋭い決め手を駆使して重賞を制したシンメイフジ[4-d]・タガノエリザベート[2-b]らが異例のローテを選択したのは不気味です。TR2着から巻き返しを図る昨年の2歳女王アパパネ[9-f]と2着馬アニメイトバイオ[19]、最終切符を掴んだオウケンサクラ[4-m]など魅力ある駒が揃っているだけに予想のしがいがあります。