先日の菊花賞は、ダンスインザダークとロベルト系が上位独占で、
まるで数年前の競馬を見ている様でした。
5年前の僕なら、馬連は1点で取ってたと思います。
でも、今年の僕はリーチザクラウンでした・・・。
昨年、フローテーションで良い思いをしたもんで、
「スペシャルウィークなら堅いでしょう!と。
浅はかでした。
でも、数年後にスペシャルウィーク産駒がまた穴をあけることもあるはずです。
その時に「やっぱりディープ産駒でしょ!」って言わない自分になろうと思います。
来週末(11月7日)に発売する『名勝負に学ぶ適性競馬論』を編集していて、
過去の競馬から学ぶことって大切だと改めて思いました。
今走っている馬達のお父さんがどんな競馬をしていたのかが分かるからです。
「スペシャルウィークも菊花賞は1番人気で負けたなぁ」とか。
そういえば、そうでした。
フローテーションは同じスペシャル産駒でも、
母父リアルシャダイ(ロベルト系)が良かったんでしょうね。
話がそれましたが、告知の続きを。
『名勝負に学ぶ〜』は、そんな「種牡馬たちの戦い」にフォーカスしています。
取り上げた名勝負は、以下の通りです。
第一章 ウオッカ対ダイワスカーレット【特別収録】
第二章 サクラバクシンオー対ノースフライト
第三章 フジキセキ対スキーキャプテン
第四章 タイキシャトル対マイネルラヴ
第五章 スペシャルウィーク対グラスワンダー
第六章 クロフネ対ジャングルポケット
第七章 マンハッタンカフェ対テイエムオペラオー
第八章 シンボリクリスエス対タップダンスシチー
第九章 ネオユニヴァース対ザッツザプレンティ
ウオッカ=タニノギムレット、ダイワスカーレット=アグネスタキオン、
ザッツザプレンティ=ダンスインザダークという感じで解説しているので、
これら9つの章で、今年のリーディングサイアーの上位を網羅できます。
ステイゴールドファンの方、すみません。
あと、本誌11月号でディープ対ハーツクライを入れると書きましたが、
入り切らなかったので、それは本誌1月号に掲載します。すみません。
各章が物語と分析の2部構成になっているので、
読みごたえがあって、タメになる本になっています。
執筆中に新型インフルエンザになった横手さんの原稿も、タミフル効果でキレキレです。
さて、今週は天皇賞秋。あの競馬史に残る名勝負から1年経ったわけですね。
せっかくなんで、天皇賞秋を過去の競馬に無理矢理当てはめて予想しようと思います。
ウオッカの連覇がかかっています。
過去にはシンボリクリスエスが、中山・東京という変則の連覇を達成していますね。
ウオッカもシンボリクリスエスもロベルト系なので、アリといえばアリ。
ちなみに、シンボリクリスエスの2着はダンスインザダーク産駒のツルマルボーイ(5番人気)、
3着はトニービン産駒のテンザンセイザ(10番人気)でした。
おお、今年の出走馬にピッタリな馬がいました。
父ダンスインザダーク、母父トニービンのダンスアジョイです。
でも、現時点で19番目です。1頭回避してくれれば狙いたいんですが・・・。
他の馬もこじつけで過去の馬に当てはめてみましょう。
シンゲン(父ホワイトマズル)は1番人気で負けたテイエムオーシャン(父ダンシングブレーヴ)。
カンパニー(父ミラクルアドマイヤ)は04年のテレグノシス(父トニービン・2番人気11着)。
ドリームジャーニーは、まんまステイゴールド(4回出走で2着、2着、7着、7着)。
キャプテントゥーレはアグネスアーク(父アグネスタキオン・7番人気2着)。
オウケンブルースリは血統無視で、勝手にナリタトップロードということで。
ヤマニンキングリーはアグネスデジタルなのかどうか。
グラスワンダー産駒はギブです。
よくわからなくなってきましたが、結論です。
ここはキャプテントゥーレから勝負しようと思います。
本誌11月号のP45で「タニノギムレットの天敵はアグネスタキオン」とあるわけですし。
2センチ差でウオッカに勝つことに期待しましょう。
そんなわけで『名勝負に学ぶ適性競馬論』を是非読んでください。