こんばんは、ヒデです。7月も2週目、今週は台風から変わった低気圧の影響で先週のような熱さが一旦引いたような天気になりました(身体が慣れただけかもしれません)。そんな夏はダート重賞も充実しています。今回はそのダート重賞プロキオンSを分析して行きます。この競走は例年中京ダート1400mで施行されていますが、去年今年は小倉1700mで代替されています。そのため、今回分析に用いるデータは過去5年の7・8月に同コースで施行された3勝クラス以上を基に分析していきますのでよろしくお願いいたします。
それでは本日もよろしくお願いいたします。
< 目次 >
1.はっきり出ている外枠先行!!
2.距離を変えるのが吉⁉
3.圧倒的な米国系。
4.該当馬
1.はっきり出ている外枠先行!!
このコースの特徴として最初に上げられるのが「外枠先行有利」ということです。逃げ先行馬に絞ると1~4枠は【3- 6- 3-21/33】なのに対して5~8枠は【7- 8- 3-21/39】と圧倒的に外枠優位なことがわかります。外枠の逃げ先行馬は複勝べた買いでも回収率が209%に上るほど優秀で、複勝率も46%を超えていることから軸には最適といえるのではないでしょうか。
傾向がはっきりと出たのが2021年8月に施行された阿蘇S。勝ったのは4-4-3-2で回ってきた8枠15.ケイアイパープル(10人気)。3着に入ったのも逃げた5枠8.ハギノアトラスで7人気でした。このレースは三連複35460円、ワイド8-15も6200円付くおいしい配当となっていましたから、狙いどころになることは間違いないでしょう。
基本的には5枠以降の逃げ先行馬がオススメです。
2.距離を変えるのが吉⁉
小倉1700mという特性上、主場コースでの設定がないため距離は変更しているほうがよさそうです。前走の幅は広く、短縮であれば1800m、延長であれば1400m~1600mがスイートスポット。プラスマイナス100mで考えておくとよさそうです。実際に昨年のプロキオンSでも1着メイショウカズサはアンタレスS(阪神ダ1800m)からの短縮ローテ、3着のメイショウウズマサもアハルテケS(東京ダ1600m)からの延長ローテでした。メイショウカズサの激走理由についてはショックがあったからと今井雅宏さんが話していました。詳しくは競馬王7月号をご覧ください。
前走着順も大きな影響はなく、オープンクラス6着以下でも単複の回収率が100%を超えています。昨年のプロキオンSも二桁着順からの巻き返しが上位2位を占めるという結果になりましたから、これは今年も活用することが可能そうです。プラスマイナス100mの距離変更、前走凡走が激走の条件になりそうです。
3.圧倒的な米国系。
このコースは米国系が圧倒的で、米国系全体の成績(米国ノーザンダンサー系、ミスプロ系、ナスルーラ系など)は【10- 9- 4-56/79】で単複回収率100%を超える激走条件となっています。それに続くのがサンデー系で【5- 4- 7-68/84】となっていますが不安定な結果に。中心は米国系と判断して良いでしょう。とくに好走しているのは米国ミスプロ系や米国ナスルーラ系が良い傾向となっています。
サンデー系は不安定ですが、合言葉はパワーとなっています。特に中心はDサンデー系で、ネオユニヴァース産駒は【 2- 0- 1- 9/12】で単複回収率100%超、ゴールドアリュール産駒も単複回収率100%超、カネヒキリ産駒も【 0- 0- 4- 4/ 8】で複勝回収率100%を超えている結果でしたのでDサンデー系はかなり強い傾向に。その他の系統であればオルフェーヴル産駒などのパワー豊富なステイゴールド系も好調な傾向です。
母父系はあまり偏りはありませんが、米国ミスプロ系やサンデー系が若干有利になっています。また、ロベルト系や欧州ノーザンダンサー系などの欧州系は急上昇していますので、ロベルト系や欧州ノーザンダンサー系が母父に入っている場合は激走妙味があるでしょう。
4.該当馬
それではプロキオンSの該当馬をみていきましょう。
5.メイショウウズマサ
3枠△ 先行〇 前走東京1600m〇 血統〇
昨年12人気3着で今年は5人気と大きく人気を上げましたが、昨年同様アハルテケSからのローテになっています。昨年同様100m延長のローテですし、今年もバレンタインSで1着になるなどその逃げ足や粘り脚は持続していますので今回も期待できるでしょう。
10.ヒストリーメイカー
5枠以降〇 差し△ 前走1900m〇? 血統◎
今回の激走注目馬の一頭です。前走の平安Sこそつまずきましたが、今年は3月に施行されたマーチSで3着になるなどまだまだ実力は衰えていません。昨年の阿蘇Sで7着に凡走したのは59キロを背負っていたからと判断するのがよさそうですから、改めて期待したいと思います。願わくば4角5番手に追走できれば。
11.トップウイナー
5枠以降先行◎ 前走1800m〇 血統〇?
こちらも昨年2着の馬です。近走は大きく負けることもザラですが、去年も目黒記念殿負けから巻き返しての2着でしたし、もともとムラのあるタイプですので今回は条件的にも好走の番であると信じたいところです。『競馬王新聞』で見ても激走印が◎。馬券に絡めるのであれば大いに期待したいところです。
15.サンライズウルス
外枠先行◎ 前走東京1600m〇 昇級戦△? 血統〇
昇級戦というのは若干割引ですが、前走東京1600mからの延長ローテということで期待したい一頭です。今回は横山典騎手がテン乗りですが、ヘニーヒューズ産駒だけにこのコースでも十分やれると思いますので、ぜひ和生騎手のように先行してほしいところです。
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昨年はトップウィナーに泣いた気がしますが、今年はあまり荒れなさそうなメンバーですよね。
荒れるならこの二頭だと思いますが…
それでは!
ヒデ