強烈な差しで穴をあける!? 桜花賞分析

 こんばんは、ヒデです。いよいよ今年もクラシックがスタートしますね。牝馬クラシックは今年もマイルの桜花賞からスタートします。今年はどのようなレースが繰り広げられるのでしょうか、非常に楽しみですがそれは馬券が当たってこそ。どのような馬が有利になっているのか、早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。


< 目次 >

1.穴をねらうのであれば差し馬!?



2.良馬場ならマイル連戦でGO!?



3.瞬発力=主流血統!主流血統を信じるべし!?



4.該当馬


1.穴をねらうのであれば差し馬!?

 過去5年間良馬場に限定すると先行差しが中心になっています。ただ先行で勝利しているのは21年のソダシと19年のグランアレグリアであるように2人気以内でなければ厳しいので、差し追込みが中心になるでしょう。差しは昨年中穴を開けたファインルージュや19年のシゲルピンクダイヤなどがいるため、妙味は差しに分がありそうです。やはり差すのであれば前走で上り2位以内であることが条件の一つになりそうなため、差しを狙うのであれば前走上りを出せる馬を狙っていくのが良いかもしれません。

 枠的な偏りはあまりありませんが、内枠と外枠のどちらかが好調なイメージとなっていますので、極端な枠を狙うのが良いですね。特に土曜日の馬場傾向的には内枠がやや有利になっていたことから内枠が意外に狙い目になる可能性はありますね。内差しをできそうな馬を狙っていくのが良いでしょう。



2.良馬場ならマイル連戦でGO!?

 過去5年距離変更の馬が届いた例は少なく、延長ローテで勝利したのは17年のレーヌミノルのみです。しかしその2017年は稍重馬場となっていました。良馬場に限定して見てみると過去5年勝利したどころか馬券圏内に入った馬は前走マイルから出走した馬に限られていました。これはかなり重要なデータとなっているのではないでしょうか。昨年も書きましたが、フィリーズレビューは持続向きのレースになりやすいため、差しが決まる桜花賞とは繋がらないという仮説がありますが、今年もフィリーズレビュー組は軽視しても良いかもしれません。また、意外というべきか有名というべきかG2昇格後チューリップ賞は馬券になるものの勝利はありません。勝利しているのは阪神JFや朝日杯FSなど2歳重賞からの直行組がきっちり勝っている印象ですね。

 さすがはクラシックといったところでしょうか、巻き返しはありません。前走も3着以内入っていなければ馬券にならないという実力を強く求められます。競馬は一般的には逃げ先行が有利、差しは力が抜けていたり、ペースが早くなって止まるなど展開の利がなければ決まりませんので、このような結果になるのかもしれませんね。今年も中心で狙っていくのは巻き返しではなく、馬券圏内に入っている馬を中心に狙っていくのがよさそうです。キャリアは圧倒的に4戦までがよさそうですね。



3.瞬発力=主流血統!主流血統を信じるべし!?

 この競走は圧倒的に主流血統が有利になっています。過去5年、良馬場で行われたレースでは父系または母父系に主流血統が入っていた馬が勝利しています。馬券圏内でも唯一違ったのはクロノジェネシスだけで、それ以外は父または母父に主流血統が入っています。これは過去10年に広げても同様の結果になりますので、どれだけ主流血統が重要であるのかわかります。中でもディープインパクト産駒やダイワメジャー産駒などスピードが特にある馬が中心になっています。ダイワメジャー産駒は前述のシゲルピンクダイヤなども入っていますので、穴を開けやすい傾向にあるということでしょう。

 また、近年は母父米国系が強い傾向が続いています。欧州系で馬券になったのもシゲルピンクダイヤのみでそれ以外は母父米国系が大半を占めていますね。どちらにも該当しないアルゼンチン系の母父もありましたが、これは昨年のサトノレイナスだけ。その他の傾向との兼ね合いもありますが、血統的に考えるのであれば馬券的に狙いたいのは米国系でしょう。



4.該当馬

それでは桜花賞の該当馬を見ていきましょう。

5.ピンハイ

差し〇 内枠〇 同距離〇 前走3着以内〇 キャリア4戦以内〇 血統〇

 前走の人気薄での一発は圧巻でしたね。阪神牝馬Sでも内から伸びたメイショウミモザが勝利しているように、内枠差しが有利になっている馬場傾向だけに、狙いたい馬です。この馬を狙うのであればナムラクレアも狙いたいですが、条件が整っているこの馬を狙いたいです。今回も狙って損はないでしょう。期待です。

12.ベルクレスタ

差し〇 6枠▲ 同距離〇 前走3着以内〇 キャリア4戦以内〇 血統〇

 ドゥラメンテ産駒でミスプロのクロスを作るのはよく走るニックスの一つ。牝馬×関西芝に限定すると単勝回収率は100%を超えています。上り最速で追い込んで来ましたから、スタートさえ決めて中団に待機することができれば馬券になる可能性もぐっと上がるのではないでしょうか。人気もあまりないので期待ですね。

16.サークルオブライフ

差し〇 8枠〇 同距離〇 前走3着以内〇 キャリア4戦以内▲ 血統〇

 一回の敗戦がここまで響くかというという印象です。根幹距離が得意な産駒が多いエピファネイア産駒、得意の外枠、苦にしない明け2戦目と狙いたい条件は揃っているもののそこまで人気になっていないのはなぜか不思議でたまりません。前走は先行したことが敗因と思いますので、しっかり我慢できるかどうかがポイントになりそうですね。

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今回はあまりあれないような気がしますので一応人気の馬券も握っておきたいかなと思っています。競馬王新聞も参考にしていただければ幸いです。

それでは!

ヒデ