偉大な名馬がロールモデル!? 弥生賞分析

 こんばんは、ヒデです。名前が長くなりすぎたでお馴染となってしまった報知杯弥生賞ディープインパクト系(皐月賞トライアル)。1~3着馬には皐月賞への優先出走権が与えられるこの競走ですが、過去にも名馬がステップレースとして勝利していった伝統と格式のトライアル競走と言えます。そんな伝統のレース、今年勝利するのはいったいどの馬なのでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。


< 目次 >



1.ディープのような差しが高配当の鍵!?



2.G1出走馬VSG3からの上り馬!?



3.まさしくディープインパクト記念!?圧倒的な強さを誇る!!



4.該当馬




1.ディープのような差しが高配当の鍵!?

 過去5年で見ると配当的においしいのは差しですが、メイショウテンゲンが出したものでそこまで安定感はない感じがします。安定感で行くと逃げ先行になるのですが、先行馬は時期的に人気を背負いやすい性質があるため配当妙味はありませんが、信頼度は高そうです。逃げ馬は昨年タイトルホルダーが勝利して単複回収率が100%を超えていますがそこまで信頼できる脚質ではない感じもしていますね。そしてディープインパクトが上りで勝ちを量産したように上りが早い馬が圧倒的に有利になっています。上り1位2位の馬は【3- 2- 2- 4/11】で圧倒的な数字で、とりあえずは上りを出せる候補を探していくのもよさそうです。

 枠的に見ると外枠が有利な傾向になっています。7・8枠は過去5年【3- 4- 2- 11/20】で半分以上が外枠から出ていることがわかります。ただ土曜日の馬場傾向を見てみると中枠が有利な傾向になっていることを踏まえると4枠は複勝率40%で今年は4枠が有利になるかもしれません。 



2.G1出走馬VSG3からの上り馬!?

 この競走は1勝クラス以下からの活躍はなかなかないレースで、中山の1勝クラスで当日人気になっていない限り活躍は厳しい傾向になっています。そのため、中心になっているのはG3とG1からのローテとなっており、それぞれG1【2- 1- 4- 3/10】で複勝率70%、G3【2- 1- 1- 6/10】で複勝率40%でどちらも単複の回収率100%を超えている安定感抜群の成績になっていますね。競走的にはG1だとホープフルSが【1- 1- 4- 3/9】、G3だときさらぎ賞で【1- 0- 1- 0/2】でこのきさらぎ賞からのローテで19年のメイショウテンゲンが勝利するなど穴としても妙味があります。

 G1からのローテなら人気になりやすいですが、馬券圏外になってしまった馬は人気薄になり易い傾向にありますが、チューリップ賞と同じく掲示板内であればやはりG3級よりも経験値も強さもありますので人気薄だから軽視というわけにも行かないようですね。



3.まさしくディープインパクト記念!?圧倒的な強さを誇る!!

 タイトルになっている通りディープインパクト産駒が圧倒的に強い競走になっています。過去5年で【4- 1- 0- 4/9】で勝率44.4%、複勝率55.6%のハイアベレージ。人気薄でも走るのがすごい所になっています。ディープインパクト産駒の勝利を止めた昨年の覇者タイトルホルダーはドゥラメンテ産駒でした。2着になりやすいのはハーツクライ産駒で、2005年の有馬記念1-2着馬は産駒になってもその強さを発揮しているということでしょう。また春の中距離芝ということもあってか米国系は不発傾向です。

 母父系ではノーザンダンサー系が有利になっており、過去5年【3- 2- 2- 5/12】でディープインパクト産駒×ノーザンダンサー系が特に強い傾向になっています。ロベルト系は父系、母父系ともに不発、不調に終わっているので過度な過信はNGといったところでしょうか。そしてディープインパクト産駒が強いということで母父サンデー系もそこまで好調ではありません。



4.該当馬

6.ボーンディスウェイ

先行〇 前走ホープフルS5着〇 血統〇

 前走ホープフルS5着にも関わらず人気になっていない典型のようなパターンになっていますね。その前は中山で2勝と中山巧者にも関わらず現状(5日22時現在)10人気というのはかなりおいしいイメージがあります。ホープフルSで大敗したオニャンコポンも京成杯で勝利、6着だったマテンロウレオもきさらぎ賞を制しているように2勝していた馬は確実に巻き返している印象ですから当然この馬も巻き返して不思議ではありません。期待です。

8.ラーグルフ

差し〇 前走ホープフルS3着〇 血統〇

 父系モーリスはこのレースとの相性はイマイチですが、モーリス産駒は芝2000mの安定感は抜群、それを示すようにこの馬も芙蓉S1着、ホープフルS3着と実績は十分です。さらに土曜日はロベルト系が躍動していたというところも強調材料。外枠で不安も残りますが、馬券のヒモにはよさそうです。

10.アスクビクターモア

先行〇 前走〇 血統◎

 前走中山芝2000mのディープインパクト産駒というのは2年前に勝利したサトノフラッグと同じようなローテです。先行して勝っているのも良く、東京のアイビーSで敗れた同デュースにリベンジする絶好の機会になったと考えてよさそうです。今回も十分に期待して良い一頭だと思います。


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今年は世代重賞にディープインパクト産駒が少ない印象があります。もちろんG1はディープインパクト産駒が勝利ししていたわけですが、なんだかさみしいですね。

それでは!

ヒデ