前目に配当の宝が眠る!? 中山記念分析

 こんばんは、ヒデです。さて今週から春の中山開催が始まります。皐月賞までの長い開催となっている毎年の中山開催。開幕週の重賞ははたしてどのような馬が好走しやすいのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。


< 目次 >

1 先行馬が有利なレースになっています。



2.先行が有利=距離延長馬!?



3.サンデー系は逆らうべからず。



4.該当馬




1 先行馬が有利なレースになっています。

 本当に強いのは先行馬です。過去5年で【5- 4- 2-6/17】で馬券内に入った馬のほとんどの馬が先行から出ています。特に過去2年間は先行馬が上位を独占しており、先行以外の脚質の馬には厳しい展開になっていると言わざるを得ません。ただ逃げ馬は5頭中2頭が3着に入っているため、やはり前が有利でしょう。開幕週という芝が綺麗なことに加えて5年間の平均出走頭数が11頭と小頭数のレースが多いことが影響していると考えられます。

 またこのレースはフレッシュさが求められる阪急杯とは逆のレース傾向なのも面白いところ。出走メンバー最年少になる4歳から綺麗に成績が右肩下がりに減っていきます。4歳は【2- 2- 1- 6/11】で勝率18.2%複勝率45.5%のハイアベレージですが5,6歳は【3- 3- 2- 18/26】で6歳までしかほとんど馬券圏内に入れていないことがわかります。迷った場合は若さから考えて選んでみるのも面白いかもしれませんね。



2.先行が有利=距離延長馬!?

 非根幹距離で行われる中山記念。同距離ローテはそこまで成績を残せていません。逆に普段あまり成績を残せていない延長馬が有利になっており、過去5年【2- 1- 3- 7/13】で46.2%の複勝率を誇っています。一般的に延長すると前走よりレースペースが遅くなるため、前走と同じペースで走ると自然と前に付けることになります。逆に短縮となると前走より位置を下げるというのが基本的な考え方です。この考え方に則ると前が有利になっているレースと相性が良いのは延長馬ということでしょう。延長で相性の良いレースですが、一つ目はマイルチャンピオンシップで【1- 0- 2- 1/4】で複勝率は75%、香港マイルも【1- 0- 1- 2/4】で複勝率50%で高めになっています。

 逆に短縮でも活躍できる馬は多い印象です。昨年のヒシイグアスを筆頭に中山金杯から出走した馬は過去5年【3- 0- 1- 1/5】で安定感は抜群ですが、このうち2勝はウインブライトでしたので数字を鵜呑みにはできません。ただ、中山金杯からのローテは馬券圏内が必須ですので注意が必要でしょう。それ以外の短縮ローテですと秋華賞が【0- 2- 0- 1/3】で圧倒的。短縮でも1800m以下で先行できているかが大きなポイントになりそうですね。



3.サンデー系は逆らうべからず。

 血統を見てみるととりあえずサンデー。といった感じか過去5年サンデー系が全勝です。昨年はハーツクライ産駒が勝利しましたし、Tサンデー系が非常に好調となっています。注目は母父系。一見欧州系との相性がよさそうに見えますが、実は米国系が好相性。米国ナスルーラー系【2- 0- 1- 2/5】で複勝率は60%になっています。その他米国ノーザンダンサー系は【2- 0- 0- 4/6】で勝率33.3%でこちらも好相性です。サンデー系と米国系の組み合わせが基本的にはよさそうですね。

 一方着内であればキングマンボ系も優秀。過去5年で見ても【0- 2- 1- 3/6】で複勝率50%で昨年もケイデンスコールが延長を不安視されながらも2着に入っていたり、17年にもサクラアンプルール(父キングカメハメハ)も8人気で好走しているなど、複勝回収率は200%を超えている安定感抜群の系統になっています。それでも今年は多頭出し、取捨に迫られるでしょう。



4.該当馬

それでは中山記念の該当馬を見ていきましょう。

2.トーラスジェミニ

先行〇 馬齢△ 延長〇 前走△ 血統〇

 今回は2人気でまったく人気しない感じですが、この馬はディセンバーステークスを勝利したり東風Sで1着となったりと中山コースは得意な馬。延長ローテではそこまでではありますが、それでも穴目としては妙味抜群。人気がないのであれば抑えておいて損はありません。

8.マルターズディオサ

先行〇 馬齢△ 延長〇 前走△ 血統〇

 非根幹の鬼になりかけているキズナ産駒。この馬は3歳時に紫苑Sを勝利するなど中山適性も十分。府中牝馬ステークスでもマイルから1800mへの延長のローテで人気薄の3着になるなどやはり非根幹への延長はかなり期待値は高そうです。今回は前にも行ける戸崎騎手の騎乗ですので期待できそうです。

12.アドマイヤハダル

想定先行〇 馬齢◎ 短縮〇 前走△ 血統〇

 2走前のディセンバーSでは短縮で先行して5着。今回も5着のような匂いがしないでもありませんが、それでも短縮で先行できたのはプラスに働く可能性が高いです。中山が大得意の横山武史騎手ですので、可能性は十分にありそうです。ロードカナロア産駒も短縮が得意な産駒が多いので、そこもプラス材料になりそうです。


競馬王2022年1月号【好評発売中!!】

Hyoushi_2201s_h1

今号のテーマは【2022鉄板トレンドで年末年始を駆け抜ける!】

競馬王豪華ライター陣が2022年の競馬を占っています。

巻頭特集には本誌11年ぶり登場のカンニング竹山さんが「ダート競馬」について熱く語る!?芸能人ならではの豪快な話っぷりにご注目です!!

巻頭企画として『灼熱の有馬記念』と題して有馬記念を振り返る&豪華ライター陣21名による有馬記念で「買いたい馬」&「消したい馬」を一挙大公開!!

キムラヨウヘイ

TARO

亀谷敬正

馬場虎太郎

今井雅宏

nige

シンヤカズヒロ

馬ノスケ

井内利彰

伊吹雅也

立川優馬

村上弘樹

とうけいば

ご予約はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B09M4THLPW/


競馬王新聞全レース版はBASEおよびnoteで好評発売中です!

1場550円、全場セットはお得な1100円(いずれも税込み)で販売しております。

競馬王オンライン販売は下記へアクセスしてください!

BASE

https://keibaoh.base.shop/

note
https://note.com/_keibaoh


中山記念は前に宝が眠っている感じがします。

それでは!

ヒデ