持続力勝負、つまり・・・ 中日新聞杯分析

 こんばんは、ヒデです。今日は中京競馬場の芝2000mで行われる中京新聞杯を分析していきたいと思います。果たしてどのような傾向が出ているのでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。



< 目次 >

1.圧倒的な差し有利な理由はペース!?



2.オープンクラスで連戦している馬中心のようです。



3.冬の持続力勝負!?ならば欧州系が入っているといいでしょう。



4.該当馬



1.圧倒的な差し有利な理由はペース!?

 このレースの特徴として真っ先に上げられるのが「圧倒的差し有利」と言う点です。過去5年間の差し馬成績は【4- 3- 3- 29/39】と馬券圏内に飛び込んできた馬の半分以上が差し馬であったということになります。これは他のレースではそこまで見られる形ではないので、特異なレースと言えるでしょう。複勝の回収率は100%を超えているのも驚異的です。

 中京2000mは上り坂の途中からスタートする設計となっているので、普段は先行馬有利になりやすい競馬場なのですが、ハンデ戦×坂2回上るからか後半の持続力勝負で後方の馬がどんどん差してくる傾向にあるのかもしれません。特に後半4Fはかなりタイムが早い年が続いていますので、持続戦なため持続力がかなり求められていると考えるのが妥当でしょう。そのためそこまで上り3Fが早いというのは求められておらず、過去5年上り最速馬の成績は複勝率50%と毎年連対しているレースがあることを考えるとそこまで重要ではないことがわかりますね。持続力が勝負を分けそうです。



2.オープンクラスで連戦している馬中心のようです。

 昇級戦は奮わないこの競走、過去5年で馬券圏内に来た馬はいません。やはり基本的にはオープンクラスで戦っている馬が多いです。その中でも配当的に妙味があるのは前走G1G2組。2019年に1着だったサトノガーネット(8人気)の前走エリザベス女王杯や20年9人気2着のシゲルピンクダイヤも前走は府中牝馬Sでした。その他にも17年3着のロードヴァンドールや18年1着のギベオンなど、前走G1・G2で走った馬は【3- 2- 2- 17/24】と活躍傾向。やはり格がある競走を走ったほうが成績は安定する傾向にあると言えますね。

 ハンデ戦ということで斤量の有利不利も見ていきましょう。一番有利になっている斤量は53.5kg~55kgで【2- 4- 2- 35/43】となっています。人気どころであれば57.5kg以上でも走っていることを考えると極端に斤量が軽くなければそこまで気にする必要はないでしょう。人気のある高斤量は割引しないことが一番です。

3.冬の持続力勝負!?ならば欧州系が入っているといいでしょう。

 1でもお話しましたが、持続力勝負になるレースということは欧州系が入っていることにこしたことはないでしょう。昨年は1~3着まで父または母父に欧州系が入っている馬が独占していました。特に欧州ノーザンダンサー系やノヴェリストなどパワーも兼ね備えているほうがよさそうで、サンデーサイレンス系と欧州系の組み合わせはかなり期待値が高いと言えるでしょう。

 父系で一番走っているのはディープインパクト産駒で過去5年で3勝を上げています。サトノガーネットのおかげではありますが、単勝回収率は非常に優秀です。また、馬券圏内に来た父系をみてもサンデー系、特にTサンデー系やキングカメハメハ、欧州系の馬が多く来ています。ただハービンジャー産駒は苦戦傾向なので、ダンチヒ系は少し割引が必要かもしれません。

 母父系も欧州系がいいので、とにかく血統的には欧州系を狙っていくのが良いでしょう。



4.該当馬

 

 それでは中日新聞杯の該当馬を見ていきましょう。

1.アイスバブル

脚質〇 前走〇 斤量〇 血統〇

 アルゼンチン共和国杯は差し切れず10着と低調に終わりましたが、それでも長い脚を使える展開になると強さを魅せる馬です。前走アルゼンチン共和国杯凡走した馬でも6着のアイアンバローズがステイヤーズSで2着になるなど、成績を残しているのも特徴で、期待しても良いでしょう。今回は逆ショッカー該当馬なので、とりあえずは3角8番手までには入ってほしいところでしょう。

5.ラストドラフト

脚質〇 前走〇 斤量〇 血統〇

 ノヴェリスト産駒ということでこの競走では相性のよさそうな血統と言えるのではないでしょうか。もともとこの馬は冬に活躍する傾向があるので、期待できそうです。とくに前走天皇賞秋でも上り速度は5位。唯一延長ローテではない所が気になるところではあります。

9.シゲルピンクダイヤ

脚質△ 前走〇 斤量〇 血統〇

 ディープインパクト、母父サドラーズウェルズ系ということでこの競走でも相性抜群です。この馬自身も2着の経験があるなど経験も豊富ですね。前走府中牝馬Sでは先行が不利な瞬発力勝負レースになったため凡走しましたが、この馬にとって得意と言っていい持続力レースになるのであれば改めて狙いたい一頭と言えます。


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それでは!!

ヒデ