こんばんは、ヒデです。夏競馬の本格始動も今年は中京開催が一旦お休み。中京のCBC賞は小倉での開催ということになります。そんなCBC賞を本日は分析していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
＜目次＞
１．前傾ラップになりやすいのは下り坂が原因
２．短縮が穴を開けやすいようです
３．やはりスピードに寄った血統を狙うのが良さそうです！
４．該当馬
１．前傾ラップになりやすいのは下り坂が原因
小倉競馬場の1200mは1秒前傾のハイペースラップになりやすいのが特徴です。この理由については昨日の『競馬王7月号から小倉開催も読み解ける⁉』でも立川優馬さんが指摘していたように、3コーナーにかけて下り坂があることに加えてスピードが落ちないスパイラルカーブを採用していることが要因の様です。
こうなると差しが有利のように見えますが、データも見てみるとやはり逃げ先行馬が有利になっています。加えて今回のCBC賞は開催初週。1～3月開催で痛んだ芝も生育し、非常に綺麗な状態になっています。クッション値9.6というのも標準レベルになっています。スピード・持続系の馬が活躍しやすい馬場になっていると言えるのではないでしょうか。
２．短縮が穴を開けやすいようです
前走で目を引くのは「距離短縮馬」の存在です。過去10年の小倉開催(2勝クラス以上）を見てみても短縮は【4-0-5-44】で単勝回収率170％と「勝ち切る」という観点からは短縮が優勢。特に前走マイルは【2-0-1-4】で複勝率は40％を超えます。短縮というのが一つ穴を開けるポイントになるかもしれません。
軸として最適なのはやはり「同距離×前走上り2位以内」で、この条件をクリアした馬は【8-4-2-35】となっています。複勝率は40％で、かなり堅実ということができるのではないでしょうか。前走マイル組と同距離上り早い組を中心に馬券を組んでいくのが良いようですね。
３．やはりスピードに寄った血統を狙うのが良さそうです！
ポイントになってきそうなのは「加速力」と「持続力」が強く求められるようです。これは１のラップタイムにも関連しますが、前傾ラップにも関わらず先行馬の期待値が高いのは米国系の持続力が強く求められるということになるのではないでしょうか。
特に稍重になったときにはその重要度は高まってきているようで、父または母父系に米国型やキングマンボ系が活躍しやすい馬場になっています。20年2月に行われた周防灘特別ではレッドスパーダ産駒(Halo系)ナーゲルリングが14人気1着や稍重開催となった20年の北九州記念でも母父ストームキャット系のレッドアンシェルが8人気で勝利するなど米国系が入っていると活躍する傾向にあるようです。１・２に該当する米国系をもった馬が出ていれば要チェックでしょう。
４．該当馬
それではCBC賞の該当馬を見ていきましょう。
8.メイショウカリン
逃げ先行〇 短縮〇 血統〇
キングマンボ系と米国系というこのコースにとってはまさにベストコンディションと言えるでしょう。今回は初コンビの松若風馬騎手とのコンビではありますが、しっかり先行していけば十分勝利も考えられる実力はあるはずです。前走安土城S差し馬が台頭してくる展開の中で粘って3着でしたので、持続力も十分でしょう。
11.ピクシーナイト
逃げ先行〇 前走マイル〇 血統△
前走唯一のマイル出走馬ということで、期待値は高いでしょう。シンザン記念で勝利しているように、主場よりもローカル競馬場の方が向くでしょう。スタートから控えるのが一番良い戦法なのでしょうが、NHKマイルでも控える予定も逃げてしまったという経緯があるように、前に行きたがるとは思います。ただ、今回は短縮ということもあり「先行」できるのではないかと思っています。
12.メイショウカリン
差し・追込み△ 前走上り〇 血統〇
上りを安定して出している米国系はこの馬のみです。3勝クラスを突破したのも小倉競馬場であることに加えて上り2位で追い込んで来ていることから考えてもこの馬は小倉巧者なのかもしれません。小倉競馬場は【2-1-1-2】と複勝率は50％以上ということで、得意といえるでしょう。
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小倉の1200mは思い出のコース、今年の重賞も当たるといいなと思っております。
それでは！
ヒデ