こんばんは、ヒデです。今日は安田記念を振り返って東京競馬場の外差し傾向について考察していきたいと思います。内を選び32.9秒の末脚で届かなかったグランアレグリアと、外を選んで33.1秒ながら差しきれたダノンキングリーの差は馬場の差なのでしょうか。データを確認しながら考察していきましょう。本日もよろしくお願いいたします。
＜目次＞
１．外枠の成績優秀が続いています
２．やはり脚質的に有利なのは差し馬と先行馬。しかしねらい目は違うようです
３．主流血統に逆らわないことが良さそうです。
４．ダノンキングリーとグランアレグリアの差は馬場の差なのでしょうか？
１．外枠の成績優秀が続いています
2回東京開催から3回の1周目まで、枠別にみてみると4枠から外はづべての枠で複勝率が22％を超えています。人気によるバイアスがほとんどかかっていないデータですのでかなり外枠になっているということができるでしょう。
特に中枠の好走が著しく、5枠は【12-6-11-81】で複勝率26.4％でダービーのシャフリヤールもこの5枠からダービーの栄冠に輝きました。この時も1枠の人気馬エフフォーリアを除いて掲示板内に乗ったのは全頭外枠ということを考えると枠順に関係なく好走していることが伺えます。
このように現在の東京競馬場は外枠がかなり有利な状況にあると言えるでしょう。
２．やはり脚質的に有利なのは差し馬と先行馬。しかしねらい目は違うようです
脚質的に見てみると優勢なのは差しと先行です。特に特別戦以上では【13-13-13-111】で一番馬券圏内に入っている馬が多いです。複勝単勝回収率も共に100％を超えているように、特別戦以降の差し馬は非常に安定感があるようです。加えて上り最速を出した馬は【14-8-7-11】で複勝率は72.5%です。上りが非常に重要になっていますので、上りの出せる馬がいたときは要チェックです。
どのクラスでも安定して成績を残しているのは先行馬で、全体成績は【25-25-18-161】複勝率29.1％で全体的には一番成績を残しています。回収率は93％と安定してはいるのですが、安定しているが故に人気してしまっているのもまた事実です。先行馬は平均人気6.6でどの脚質よりも人気している感じになっています。
そのなかであまり人気していない脚質が逃げです。複勝率は27.9％で好調にも関わらず、差し馬よりも人気していません。逃げ馬の来やすい条件をサーチ下ところ、前走の上りが非常に重要であることがわかりました。1位こそ【0-0-0-3】と奮いませんでしたが、上り2位は【3-0-3-1】で複勝率が80％を超えるなど非常に安定感があります。前走上りを出せている逃げ馬に関しては期待値が高そうです。
３．主流血統に逆らわないことが良さそうです。
血統的に分析すると、やはり一番勝っているのはディープインパクト産駒、2番手がキズナ産駒とディープインパクト系が優勢です。この2頭に加えてオルフェーブル産駒、キングカメハメハ産駒の4頭だけが複勝率で30％を超えています(最低母数10)。このことからもわかる通り、主流血統の庭ともいうべき馬場になっているということです。それ以外え存在感を示している産駒ではエピファネイア産駒【1-4-4-25】で単勝回収率10％と勝ち切れず、モーリス産駒も【3-0-3-17】で単勝回収率44％、ハービンジャー産駒も【3-1-1-14】で複勝回収率44％と春の東京開催では勝ち切れていない様子です。
このことからわかるのは軸に最適なのは主流血統だということでしょう。その流れは安田記念でも出ていて、1・2着がディープインパクト産駒という極端な結果になりました。
４．ダノンキングリーとグランアレグリアの差は馬場の差なのでしょうか？
これらのデータとレースリプレイを考察するに「馬場差」が大きかったということが言えるでしょう。
確かにグランアレグリアが馬群にまぎれて斜行の癖が出てしまったことなど様々あるかもしれません。ただ外から伸びてきたダノンキングリーのスピードと内から伸びてきたグランアレグリアの差し脚を比較したときに少しグランアレグリアの方が伸びきれていないようにみえました。
解説の方も「内は伸びないですからね」と再三言っていましたので、やはり外差しは間違いないようです。だからこそ逃げ馬などに妙味が出てくるとも言えますので、参考にしていただければ幸いです。
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それでは！
ヒデ