狙うべき血統とは!?安田記念分析

 こんばんは、ヒデです。鳴尾記念は私のミスにより分析記事がアップできていませんでした。楽しみにしてくださっていた方々、申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。

さて、1か月続いた東京での春のG1シーズンも今週で終了。本日は春のマイル王決定戦、安田記念を分析していきたいと思います。圧倒的人気のグランアレグリアの取捨はデータがどうジャッジしているのでしょうか。それでは見ていきましょう。よろしくお願いいたします。




<目次>

1.マイルコースは常に流れるコースです

2.早い時計になることが多い季節、同距離・延長組が力を伸ばしやすいようです。

3.サンデーサイレンス系に挑戦状!狙うべき血統は・・・

4.該当馬


1.マイルコースは常に流れるコースです

 NHKマイルやヴィクトリアマイルでも分析しましたが、やはり東京競馬場のマイルコースは平均ペースで流れるコースの様です。過去5年の平均で1F目は12秒、2F目は10秒台となっているものの、それ以外は11秒台で流れることが多いコースです。それは3F平均でみても前半3Fは34.3、後半3Fは34.2とほとんど差がないです。

 にも関わらず、過去5年の安田記念を見ても今年のマイルG1を見ても基本的には差し馬場になっているのが特徴です。これは前半2F目と3F目がペースが少し上りがちなことが要因かもしれません。前哨戦や前走負けていても、上り上位だった馬の巻き返しというのは十分あります。過去3年の1着馬を見てみるとその傾向が顕著です。

20年グランアレグリア前走2着(上り1位)から1着

19年インディチャンプ前走4着(上り2位)から1着

18年モズアスコット前走2着(上り1位)から1着



差し馬の巻き返しに注意が必要です。

※過去5年の差し・追い込み馬の成績

差し  2- 0- 3-24    勝率6.9%  複勝率 17.2% 

追込  2- 1- 2-19   勝率 8.3%  複勝率 20.8% 



2.早い時計になることが多い季節、同距離・延長組が力を伸ばしやすいようです。

 前走を見てみると、圧倒的に同距離・延長組が有利になっています。短縮組から馬券内になったのは1800mと2000mの一回だけで、ほとんどが1400~1800mを前走を走った馬がほとんど馬券内い届いています。500m以上の短縮、延長というのは馬券圏内がありませんので極端な距離の増減で出走してくる馬には注意が必要です。

 また、1と重複する話でもありますが「前走の上り3F順位」というのが非常に重要です。3F1~5位の馬は過去5年4勝2着1回3着4回という成績で支配していますので、基本的には上り勝負できる馬を狙っていくのが良さそうです。2着は先行で粘ることもありますので、バランスよく馬をチョイスするのが良いのではないでしょうか。



3.サンデーサイレンス系に挑戦状!狙うべき血統は・・・

 去年のグランアレグリアや19年のインディチャンプの例を見ているとこのレースもサンデーサイレンス系が優勢にも見えますが、その次点で活躍していいるのが「ノーザンダンサー系」です。18年1着のモズアスコット(フランケル産駒)や18・19年2着のアエロリット(クロフネ産駒)、16年1着のロゴタイプ(ローエングリン産駒)など、ノーザンダンサー系が好成績を残しています。ノーザンダンサー系は主流血統のキングマンボ系などと比較しても成績を残しているのも覚えておきたいポイントでしょう。

 基本的には持続力と瞬発力を備え合わせている馬が台頭しやすいのでサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の組み合わせや米国中距離系の配合が成績を残しやすいと考えられますので、そのあたりもチェックするのが良いでしょう。




4.該当馬

 それでは該当馬を紹介していきたいと思います。

5.グランアレグリア。

 正直現状東京コースのマイルで太刀打ちできる馬が見当たらない成長をしています。ヴィクトリアマイルも32.6秒の上り3Fで「飛んで」来ており、マイルで0.7秒差は圧巻。スプリントからマイルで勝てる馬は現状スローで前残り以外考えられないほどの圧倒的感があります。アーモンドアイも太刀打ちできなかったのもこの馬の恐ろしさです。

 血統的にもサンデーサイレンス系のディープインパクト×米国中距離系のTapitの組み合わせで爆発的な差し脚を持続させやすい血統構成で、調教でも時計をほとんど維持していることもこの馬を推す要因になりそうです。



8.インディチャンプ

 前走高松宮記念で3着も上り時計は2位と成績は抜群です。この馬はマイルが主戦場で中距離向きのマイラーだと考えていますので、その中で専門外の短距離で3着は相対的にこの馬が現役馬と比較して優位にあることを改めて証明したとも言えるでしょう。

 ステイゴールドとキングカメハメハの配合は日本の主流血統と言えますので、そこからもマイルから中距離の馬ということができます。最終追切のタイムも上々だと見れますので、引き続き注目です。

12.ケイデンスコール。

 今年の躍進は凄まじく、ここまで3戦走って2勝2着1回と安定しています。その中で3戦とも上りタイムはTOP3圏内で戦績的には申し分ありません。直線が長い東京コースはプラスに働く可能性も高いです。

 血統的にも瞬発力に特化した配合である馬ということもできます。マイルの重賞では3勝を挙げており、充実期に入った感じもしています。今回も期待できるでしょう。



13.シュネルマイスター

 前走NHKマイルでの走りは圧巻でした。差し馬が活躍している安田記念で斤量が軽いのもプラスと言えるでしょう。

 血統的にはノーザンダンサー系×ノーザンダンサー系の組み合わせですので、このレースには合致しているということができます。

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指定席なかなか当たりません。オークスの週から毎週土日申し込んでいるのですがすべて落選。悲しくなってきますよね。早く日常が返ってくるといいのですが・・・

それでは!

ヒデ