新人編集Y(仮)です!POGはみ出し情報

先日のNHKマイルカップを制し、20年ぶりの外国産馬の3歳マイル王となったシュネルマイスター。実はこの馬、昨年「競馬王のPOG本 2020-2021」の表紙の毛選定会議にて、ノーザンファームの中尾さんが「これしかない!」とプッシュされていた“父キングマン”の馬だったのです!(残念ながらその声はほぼスルーされしまい、惜しくも毛の馬とはなれませんでしたが…。中尾さん、恐れ入りました!)

中尾さんも一押しだった“キングマン産駒”をはじめ、今年も楽しみな2歳の外国産馬を、好評発売中の「競馬王のPOG本 2021-2022」にてご覧いただけます。本日は、その中からオススメの馬をピックアップしてご紹介したいと思います!

・モンゴリアンキング(父Kingman  母Minorette 牡)
シュネルマイスターと同じKingman産駒ということで、日本競馬への適性は高いと思われます。欧州最強マイラーと言われ3歳で年度代表馬に選ばれた父はもちろん、母はアメリカ3歳GⅠ勝ち馬という実績があります。また伯父に、京王杯2歳SやマイルチャンピオンSを制したエイシンアポロンがいるということから、血統的にも期待のもてそうな1頭です。

・ダグザ(父Shalaa  母タリサ 牡)
こちらはキャロットクラブさんへの取材の中で、穴馬として挙げていただいた1頭です。
調教のペースを上げるごとに気持ちが入ってきていて、それに伴い動きも良くなり、いい筋肉が付いてきたということです。スピードタイプということから安田隆行厩舎への入厩となったそうで、スピードを活かして活躍してくれそうなイメージがわきますね。気性面でも手がかからず、ここまで順調にきたということで、早期デビューが見込めると思います。

・スタニングスター(父Frankel  母Stacelita 牝)
こちらもNHKマイルCを湧かせてくれたグレナディアガーズと同じFrankel産駒です。母は仏オークス馬、また全姉はオークスを制したソウルスターリングということで、血統背景は信頼できます。育成牧場さんへの取材では、「向かってくる感が凄い」と、父の仔らしい前向きさが抜群ということでした。外国産馬という枠を越えて、2歳馬全体としても注目の1頭と評判も高く、期待できるのではないかと思います。

海外の血統は、わざわざ日本に持ち込まれるだけのことはあってそれ相応の期待ができるものではないでしょうか。日本適性の高さが実証済みのFrankel産駒やKingman産駒は、POG馬に1頭入れてみても存分に楽しめると思いますので、迷っている方は外国産馬にも目を向けてみてはいかがでしょうか?