速いのに馬場は大荒れ!?新潟牝馬S分析!!

 こんばんは、ヒデです。四月も気が付けば後半になっていました。今日からは今週末行われる重賞を分析していきたいと思います。本日は土曜日に行われます福島牝馬Sを分析していきます。それではよろしくお願いいたします。



1.長い直線は後傾ラップで速い上りが求められます。

 今回は母数が少ないため、競馬王の単行本・雑誌をフル活用して分析していきたいと思います。まずは1800mのタイムを見ていきましょう。過去5年間の1回新潟競馬の芝1800mの3勝クラスのラップタイムを見ると平均前半5Fは61.3、後半3Fは58.0(重複あり)と後傾のラップになることが多いです。特に後半3Fは11秒台を連発し、33.5秒となるなど、速い時期から高速馬場になることが多いです。今回の開催初日の石打特別(4歳上1勝クラス・2000m)ではレース上り3F33.4秒を叩き出すなど、平均並みの馬場であることがわかります。先週の雨でどのような影響が出ているかは心配でもありますが、時計は平均並みというのがいいのではないでしょうか。

2.差しが台頭しやすい馬場状況でレース質的には『内荒場馬』に該当しそうです。

 これはヒデが『レース質マトリックス』(立川優馬著)と枠順と脚質から判断するに今の馬場状況は『内荒れ馬場』ということができそうです。そのため、外枠・差しがいいのではないでしょうか。実際良馬場で行われた新潟外回りコースの馬番平均は7.4、平均4角通過順位も7.4という観点からも内荒場馬ということができるでしょう。また、今開催の逃げ馬は馬券内なしと先行馬1頭+差し馬2頭の組み合わせが多くきている傾向となっています。

3.パワーのいる馬場なのは間違いありません。

 今開催馬券内15頭の内13頭がヘイルトゥリーズン系と、いつもよりヘイルトゥリーズン系が台頭していることが目立つのが今開催の特徴です。キングマンボ系とダンチヒ系が1頭のみ、それ以外は当然馬券になっていません。先週の福島民報杯でも1番人気のトーセンスーリア、4番人気のヴァンケドミンゴがそれぞれヘイルトゥリーズン系ではなく、着外に敗れています。このことから父系はヘイルトゥリーズン系を狙うのがマストのようです。

 一方で母父ですが、かなりパワー持続力型に向いている馬場状態になっています。基本的には欧米系がいいです。特に欧州経由の米国型が特によいようで、良馬場で施行された4/11 新潟6R3歳未勝利戦がそれを象徴していますので血統を紹介します。

1着1番ミツルハピネス エピファネイア(欧米系)×母父エンパイアメーカー(米国系)

2着7番カサデガ ブラックタイド(サンデー系)×Zensational(米国系)

3着10番メイショウシンウチ ハービンジャー(欧州系)×ダンスインザダーク(サンデー系)

このようにミスプロ系とノーザンダンサー系(主に欧州系)が母父の中心になっています。ここから買うのがベターでしょう。

それではここまでの話をもとに、福島牝馬Sの該当馬を見ていきましょう。

2.ムジカ

上り〇 差し馬〇 血統〇

 12月の荒れた芝の中2着に持ってきたパワーを評価したいと思います。少しパワーに乏しい血統に見えますが、母母父にはサドラーズウェルズがいるなど、欧州的パワーも豊富。それに加えて荒場馬を物ともしない瞬発力も持ていますので、評価できる一頭です。



8.シゲルピンクダイヤ

上り〇 差し馬〇 血統〇

 今回巻き返しが期待できそうなのはこの馬です。前走は圧倒的外差しになった差しに向いたレースでした。Pサンデーサイレンス系とサドラーズウェルズ系はローカルの荒れ芝にも対応できるパワーと今新潟に求められている瞬発力の両方を持ち合わせています。先団につくか中団からの競馬をできれば巻き返しも十分に期待できます。

10.アバルラータ

上り〇 差し馬△ 血統〇

 今回一発注意だと考えます。前走は負けはしましたが、中団につけるという競馬を覚えました。血統的にもサンデーサイレンス系×欧州経由の米国系という今の新潟にマッチングした血統を有していますので、今回外目に出せるのであれば期待できる一頭なのではないでしょうか。

11.ディアンドル

上り△ 差し馬△ 血統〇

 粘るイメージが浮かびやすい一頭にこの馬がいるのではないでしょうか。小倉大賞典でも粘りにくいラップタイムになりながら粘ったのは立派でした。今回も前回のように直線からずっと加速というラップタイム的には厳しいレースになると思いますが、それでもこの馬は粘りそうな気もしています。


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本日はこのあとマイラーズCの分析も上げたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ヒデ