極端な競馬を好む?アーリントンカップ

 こんばんは、ヒデです。皐月賞の枠順も発表されいよいよボルテージも上がってくる頃ですね。皆さんはもう本命馬を決めましたか?さて、本日は土曜日阪神競馬場で行われるマイル重賞でNHKマイルCトライアル競争『アーリントンC』を分析していきたいと思います。先週のニュージーランドTではバスラットレオンの圧勝でしたが、今週はどうなるのでしょうか。今日も最後までよろしくお願いいたします。

1.極端な競馬が続くようです。
 アーリントンCは2018年より4月に開催時期が改められました。今年は4年目ということになるのですが、過去3年の開催では間の2Fが必ずペースが落ち着く傾向が見られます。中弛みの展開になることが多いようです。毎日杯の時もお話ししましたが、半笑いさんの著書『遺言』内において「中弛みは≪逃げ先行≫と≪追い込み≫が恵まれる」の言葉通りの展開になっています。過去3年間の脚質別複勝率を見てみると逃げ33%先行15.4%、差し13.3%、追込み33%と極端な結果になっています。中弛みラップであるため、前と後ろの極端な競馬をする馬を選択するのが良いようです。

2.堅実に強い馬が勝ちやすいです。
 前走は朝日杯FSの馬が2勝、フィリーズRの馬が1勝と前走重賞組が圧倒しています。内2勝が前走1番人気だったことからも、馬券の軸に据えるのは14・16重賞を走った馬がいいでしょう。距離的にはほとんどが前走14・16組で占められているので、この辺りの馬を狙っていくのが良いでしょう。なお、前走2000m組は京成杯のカテドラル、1800m組はレッドヴェイロンのみ馬券内に来ています。また、過去3年間中山や東京から参戦した馬は前述のカテドラルのみです。関西の馬を中心に狙っていくのがベストなようです。

3.スピードの持続力が試されるレースです。
 開催後半に行われることになった18年以降、馬場の荒れもあり『パワー』と『スピード』が特に活きる展開となることが多いようです。この三年間でサンデーサイレンス系の勝利がないことからも主流血統に求められる瞬発力が一番重要でないことを表しているといえるのではないでしょうか。特にディープインパクト産駒は3頭出走して馬券内ゼロと苦戦しています。一方でネイティヴダンサー系は父系で2-0-1-13と善戦。一方母父系はナスルーラ系が2-1-0-2と半分以上が馬券になっています。この双方に共通する特徴が『スピードの持続力』です。それを武器にしているタートルボウル産駒のタイセイビジョンが昨年制したのも頷けます。


それではここまでを踏まえて該当馬を紹介していきたいと思います(馬は50音順です。優劣ではありません)。

サトノラムセス
極端〇 前走関西〇 血統△
極端な競馬で追い込んで来れるとすればこの馬に勝機があるでしょう。今回人気馬はどちらかというと前で競馬をする馬が多いので、展開さえはまればということろでしょうか。キングマンボ系はもともと持続力にも長けていますので、かみ合えばというところでしょう。

トーホウディアス
極端〇 前走関西〇 血統〇
 明け3歳になった今年から逃げに戦術を変更し未勝利突破、1勝クラスで3着と安定した成績を残しています。トーホウジャッカル産駒は活躍馬に乏しいですが、母父サクラバクシンオーはスピード持続力に長けていますので、うまく逃げられれば馬券内に来る確率も上がるのではないでしょうか。

ピクシーナイト
極端〇 前走関西〇 前走重賞〇 血統〇
 人気になりそうですが、それでもこの馬を推奨するのはやはり、逃げも追込みも対応できる柔軟性にあります。シンザン記念を勝って今回に臨みますが、今回は連勝も見据えているはずです。個人的には前より後ろにつくのが今回は良いと感じていて、逃げれば勝ちは難しいのかなというところです。

ホウオウアマゾン
極端△ 前走関西〇 前走G1〇 血統〇
 平均して前には行くのですが、G1では逃げられませんでした。ただそれまでは平均1.5番手で先行していることを考えていれば今回はあえて先行してくるかの勝負になりそうです。ピクシーナイトを先に行かせるとは考えにくく、それであればピクシーナイトは下がったほうがいいと思います。


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先週の重賞は4着が多かったです。。。

今週は頑張りたいと思います。

それでは!

ヒデ