まさに前か後か。高松宮記念分析!

 こんばんはヒデです。今日はUAEで行われているドバイワールドカップデーですね。お祭りということで僕も楽しみながら見ています。さて、ブログの方ですが、春の中京で行われる電撃戦G1、高松宮記念を分析していきたいと思います。参考にしていただければ幸いです。

1.とにかく息づく間もないペースになりそうです。

 昨年は重馬場で行われましたが、6Fの中でペースが落ちたのは1F目の加速時のみです。それ以外は10.8~11秒台で推移していることからも、ペースが落ち着くことはなさそうです。加えてこの週のみBコースで行われますので、このレースも極端な結果になりやすいようです。これは中団に構える馬が落ち着いて脚を溜めることができないのが原因かと思われます。中団の馬を狙うのではなく、前か後ろか。極端な競馬をする馬が良績を残しやすいようです。穴を開けた馬も先行で前目につけたか差したかが多いようです。

2.血統のポイントはスピードパワーをバランスでしょう。

 純粋なスピードを問われるのではなく、ある程度のパワーも求められる傾向にあるようです。最後の坂もその傾向の一役を買っています。このレースでの基本的な走る血統は「スピード型×アメリカ中距離パワー系」が基本になっていきそうです。極端に行ってしまえば『ダートも走れるクライの馬』の期待値が高いようでした。それは19年の覇者ミスターメロディが2歳のダートレコードを打ち立てたことを考えても頷けますよね。パワー系の配合が入っているかも注目です。

3.似たような展開になったレースからの出走組を狙っていくのがよさそうです。

 昨年までの傾向であくまで参考にはなってしまいますが、坂のあるコースで好走した馬がこのレースでも好走しやすい傾向にあります。また、先行馬はオーシャンSで惨敗した馬が穴を開けています(19年 ショウナンアンセム、20年 モズスーパーフレア)。中山のタフな流れで食らいつける馬ならば、中京で輝くのかもしれません。

 それでは該当馬を見ていきましょう!

〇3 ライトオンキュー

ペース〇 血統〇 前走〇

 中京で行われたシルクロードSでは粘っての2着でした。血統もパワー×スピードで、バランスはいいです。この馬は1600万条件(現3歳クラス)を中山で先行して勝ち上がったように、坂があるコースもばっちりです。心配なのペースで、前走のシルクロードSでは高松宮記念よりペースが緩んでいました。ペースが緩まなくなったときに残れるかどうか、個人的には自信をもって推せないなという感じです。

〇4.モズスーパーフレア

ペース〇 血統〇

 前走は体調面が合わずに大敗しましたが、馬場が重くなりそうな日曜は去年の再現も十分にあり得るのではないでしょうか。ダートのJBCスプリントでも4着とある一定の成績を残しているところを見ると、前走は単純に合わなかっただけでと考えるのが普通で、今回はもう一度期待してもいいのかもしれません。

〇14.ダノンスマッシュ

血統〇 実績◎

 ロードカナロアとともに親子2代で香港スプリントを制したその実力は確かです。過去はここで涙を飲んでいますが、そろそろ日本のG1で成績を残してほしいところでもあります。血統面を見ると、すこしパワーに向きすぎなのかなという印象があります。それが札幌での勝利や、スプリンターズSでの好走につながるのだと思います。ただ、中京はもう少しスピードを求められそうなので、そこだけが課題です。

〇15.マルターズディオサ

ペース〇 血統〇 前走〇

 阪神の1400mを先行して粘った馬はこの中京1200mでも成績を残しやすい傾向にあります。この馬は血統的にもパワーとスピードを兼ね備えている今回のメンバーでは本当に異端児のようになってしまいましたが、実力は確かです。人気がないのならば、最後の一頭に加えるのもありではないでしょうか。


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更新遅れてすみません。ドバイターフは当たりました。うれしいです。

明日も頑張ります。

それでは!

ヒデ