地方競馬場はなぜ内が深いのかに迫ります

  こんばんは、ヒデです。地方競馬場では「内が深い」という話をよく耳にしますよね。今日はなぜ地方競馬場の内を深くするのか、そしてその影響について分析していきたいと思います。地方競馬を買う時の参考にしていただければ幸いです。

1.「地方競馬」は内が深い競馬場が多いです。なぜなのでしょうか。

 地方競馬場は全体的に内にかけて砂が深い競馬場が多いです。このブログでも紹介した高知、大井競馬場もそうでした。ではなぜ地方競馬場は深いのでしょうか。狭いコースも多いため、危険防止が一番の要因です。特に内が深いと言われているのは「園田競馬場」と「高知競馬場」「佐賀競馬」です。ともに広いコースではなく、内に集まったら危険になります。外を回ってもらうために内が深くなっているということでした。内に集まる理由は内を回ったほうが有利だからです。みんな内を目指して走りごった返すということを阻止したいようです。

2.外枠有利ではなく中枠不利のようです。

 これに関しては競馬場によって違いますが、佐賀競馬場を除いた高知園田両競馬場は、1枠2枠が不利かというとそういうわけではありません。『地方競馬パーフェクトブック』を見てみると、顕著な高知競馬場では1枠勝率9.7%・複勝率31.6%、5枠勝率9.9%・複勝率28.6%、8枠勝率10.1%・複勝率31.8%となっており、複勝率がきれいに外枠 >内枠 >中枠となっています。園田競馬場も似たような傾向になっていますが、佐賀競馬だけはきれいに「外枠から順に有利」となっていますので、注意が必要です。

3.内を開ける=心理戦です。

 再三内を開けるとの話をしてきましたが、必ずしも内が不利になるわけではありません。高知競馬でも、ファイナルレースなどで内から差して来る光景をみることがあります。深いからと言ってもそこは経済コース、誰も使わなければ突っ込むというのもあります。乾き初めの高知競馬などはどうしても砂圧の薄い外から乾きやすいため、内が有利になる期間もあります。とても短い時間ですが、内外フラット+内が開くが揃ったときにこの法則は出てきますので、馬場とのにらめっこ、騎手との読みあい=心理戦がやる必要があるようです。雨が止んでからしばらく経った時に一か八かで勝負してみるのがいいようです。

4.最後に

 内が深く作られている地方競馬ですが、それを知っているか否かで他の人とは違った予想を展開することが可能になります。高知競馬は前回ブログにアップした差し馬の取捨を組み合わせることで差し馬の選択が格段に楽になります。明日から高知競馬も開催されますので、ご活用いたければ幸いです。


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前回の高知競馬記事はこちら

参考にしていただければ幸いです。毎日投稿し始めて22日、閲覧毎度ありがとうございます!

明日も頑張ります!

それでは

ヒデ