調教捜査官・井内利彰が天皇賞・秋の理想調教欄を大公開!/競馬王11月号チラ見せ企画

現在発売中の競馬王11月号・特別企画『秋のGI 馬の調子が読めれば大穴も獲れる!』では、馬券の天才・今井雅宏さんがローテーションから菊花賞とマイルCS、調教捜査官・井内利彰さんが調教から天皇賞・秋とエリザベス女王杯を分析しています。

今回は当コーナーから、調教捜査官・井内利彰さんの天皇賞・秋分析を大公開しちゃいます。

<調教捜査官・井内利彰が語る天皇賞・秋 理想の調教欄>

秋のGI 馬の調子が読めれば大穴も獲れる!
2001年天皇賞秋。単勝2.1倍の支持を受けていたテイエムオペラオーを負かしたのが、単勝20.0倍のアグネスデジタル。この馬に◎を打っていた理由が「東京芝2000mで行われる天皇賞秋には併用調教が重要」というもの。

マイラーの参戦もある天皇賞秋。それらがレースペースを形成すると、道中の流れは必然的に速くなり、その部分でトラック調教が重要になる。そして、直線は坂があるため、その部分で坂路調教が重要に。つまり、トラック、坂路、どちらの調教馬場でも追い切られていることが重要だという理論ですが、この傾向はアグネスデジタルから10年以上経った今でも継続中。2012年の天皇賞秋で、エイシンフラッシュに◎を打った理由もここにあります。

ちなみに、過去5年の天皇賞秋優勝馬のうち、2008年ウオッカを除いては、4頭すべてが併用調教馬でした。特に人気薄だった、カンパニー(09年)、トーセンジョーダン(11年)、エイシンフラッシュ(12年)は、トラックもしくは坂路調教の割合が30%以上を占めています。理想的な併用調教はエイシンフラッシュのように、4本のうち2本ずつ、トラックと坂路が占めているような形でしょう。また、レースの流れが厳しくなれば、運動量(=調教量)が重要になるので、追い切り本数は多いことがベストです。
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ということで、天皇賞・秋出走予定馬の10/20(日)時点の調教欄を調べてみました。

中間の調教から坂路とトラック併用で調教本数が多いのは、アンコイルド、コディーノ(最終追いがトラックなら併用)、ダノンバラード(最終追いがトラックなら併用)、ダークシャドウ、トゥザグローリー(最終追いがトラックなら併用)、トーセンジョーダン(中9週ですが日曜までで7本)、ヒットザターゲット(最終追いが坂路なら併用)、レッドスパーダ(最終追いがトラックなら併用)あたりでしょうか。

エイシンフラッシュは昨年とは違い、本数が少ないと思いますが、果たして……。

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