競馬王編集部の天皇賞・秋予想 ◎ジェンティルドンナは1人だけ…、懲りずに振り回しています!

先々週の秋華賞、先週の菊花賞も編集Aのみが的中。競馬王の権威をガタ落ちさせている可能性すら出てきた編集部予想。ジェンティルドンナが出ているのに、今回も◎は編集Aの1人だけ……。

ということで、今回から編集Aを本紙として崇めて、印を一番左に移動させました。もはや、右の4人は2軍です。さて、結果はどうなることやら……。

10/27(日) 東京11R 天皇賞・秋(GI) 東京芝2000m 15:40発走

編A 下M K3 ケシ 大将 馬名 騎手 調教師
1 1   コディーノ リスポリ (美) 藤沢和
1 2       ナカヤマナイト 柴田善 (美) 二ノ宮
2 3           ダイワファルコン 川須 (美) 上原
2 4     トゥザグローリー 池添 (栗) 池江
3 5           レインスティック 武士沢友 (美) 勢司
3 6     エイシンフラッシュ デムーロ (栗) 藤原英
4 7       ジャスタウェイ 福永 (栗) 須貝
4 8       ヒットザターゲット 北村友 (栗) 加藤敬
5 9 ジェンティルドンナ 岩田 (栗) 石坂
5 10         トーセンジョーダン メンディ (栗) 池江
6 11   トウケイヘイロー 武豊 (栗) 清水久
6 12           フラガラッハ 高倉稜 (栗) 松永幹
7 13       アンコイルド 吉田隼 (栗) 矢作
7 14           オーシャンブルー 内田博 (栗) 池江
8 15         レッドスパーダ 蛯名 (美) 藤沢和
8 16     ダノンバラード 川田 (栗) 池江
8 17         ヴェルデグリーン 田辺 (美) 相沢

【編集A】 ※呼び名は本紙A
当日の馬場状態が微妙ですが、多少でも渋るようならトウケイヘイローに一日の長がある気がします。前走の札幌記念での6馬身差勝ちは圧巻。展開や馬場が味方したことがあったにせよ、過去の同レースを紐解いてもこれは歴史的な快勝劇。同馬の今年に入ってからの充実度は光るものがあり、一戦ごとに力を付けていることは明白。ここも意外と「アッサリ」があるかも知れません。

そもそも札幌記念→天皇賞(秋)は隠れた王道ローテ。過去10年で、札幌記念から天皇賞(秋)に直行した馬は5頭いて、その成績は【2-1-1-1】。中でも05年のヘヴンリーロマンスは、雨が降る札幌記念を快勝→天皇賞(秋)制覇でしたから、今回のトウケイヘイローにとっては吉兆データと言えます。「平成の盾男」と呼ばれた武豊騎手が、馴染み深い天皇賞(秋)でGI・100勝目を飾れば、きっと絵になるでしょう。

馬券はトウケイヘイローの単勝と、トウケイヘイローの1頭軸から各印の馬へ流す馬連&3連複で勝負します。

【元下っ端のしたM】
予報では当日は晴れ。ただ回復しても時計勝負は望めそうもありません。軽い芝での切れ味比べならジェンティルドンナ断然の鞍でしたが、この時計なら他馬にもチャンスが出てきたのでは。

土曜日は比較的外が伸びていましたが、最内を人気薄が突き抜けたレースもあり、伸びどころも流動的。ただ内が伸びる馬場になった場合に、内を通る選択権があるのは内枠です。ということで、最内枠のコディーノに期待。リスポリ騎手の技術を評価する関係者は多く、折り合いをつけて、コディーノの新たな一面を引き出してくれるのではないでしょうか。札幌2歳Sを勝っており、時計の掛かる良馬場は向いていると思いますし、金曜輸送を強いられた関西馬よりも臨戦過程も有利に映ります。

【K3】
ディープインパクト産駒が初めて天皇賞秋に出走しますが、これ、間違いなく向いているでしょう~。他のサンデー系よりも、キングマンボ系よりも、トニービンの血を持つ馬よりも絶対に。ディープインパクト自身が天皇賞秋に出走していないのでイメージしづらいってだけで、来年からは「天皇賞秋はディープを買っておけばいい」ってこといになるんじゃないでしょうか(先週の富士Sだって同じような考え方でよかったわけです)。

というわけで、今年は美味しいジェンティルドンナとダノンバラードの馬券をしっかり買わせていただきます。今のところの馬連オッズは19倍あります。枠連でも11倍と魅力的ですよ。相手は血統ビーム 黄金ガイドに収録した「ダートシェア」で選びます(このデータ、かなり気に入ってます)。今日の東京芝の好走馬には、ダートシェアの高い馬が何頭もいたので、明日も引き続き狙ってみようと思います。

【ケシ】
現在、11月15日発売のポケット版 大穴血統辞典2014-2015 ステップ爆弾編の追い込み中のため、ゆっくり考えられませんでした(言い訳)。しかし!サブタイトルにある通り、今作の目玉は「ステップで穴を馬を狙い撃つ」というテーマで、各ステップ毎に今走の好走率やよく来る脚質などが数字と記号で表された「マル激・ステップチャート」がついています。というわけで、今回はそのチャートと最新版の種牡馬データを使って考えてみました。

ダノンバラードの前走はオールカマーですが、そこで3~5着だった馬の秋天の複勝率は21.1%、複回収値101円となっています。また、前走で受ける疲労は「3」(5段階評価なのでまずまず)、良く来る脚質は「逃げ、先行、追い込み」、そして良く来るタイプ(Mのタイプ)は「M、S」と 書き込まれています。近2走のダノンバラードは先行しているし、ディープインパクトのタイプはMです。また、ディープ産駒は適度にフレッシュな状態が好走しやすいの で、疲労の3とあわせても秋2戦目で前走4着から中4週での参戦は、適度にリフレッシュされていて好走の可能性十分だと思いました。距離短縮で集中して走れば川田Jが勝利へ導いてくれるのでは。

以下の馬も、ステップチャートをもとに決めました。チャートで面白そうだなと思ったのはトゥザグローリーです。好走してくれたらいいなあ。

【若大将】
ジェンティルドンナは渋馬場、トウケイヘイローは異様な重い馬場だった函館での連勝、エイシンフラッシュは相性の悪い毎日王冠・1着馬(去年は凡走したから巻き返せたはず)と、今年の上位人気馬は重箱の隅を突かなくても心配の種があります。

天皇賞・秋は、歴史的に見ても併用調教馬が強いレースですので、トーセンジョーダンの復活に期待してみます。スタートで躓いた札幌記念は馬場的にも度外視できますし、休み明けと叩き2戦目の成績を見れば一目瞭然のように、1回叩けたのは大きいと思います。馬場が乾いて内有利になるのであれば、隊列的に前にプレッシャーが掛かりそうなので、展開的にも合うのではないかと。

相手は相性の良い毎日王冠チョイ負け組から併用調教馬コディーノ、同じく1回叩いて絶好枠を引いたことで池添騎手のコスイ競馬が見られそうな併用調教馬トゥザグローリーに、最終追い切りで目標が先とはいえゴールドシップを煽る動きを見せたジャスタウェイを中心に。

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