ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のヴィクトリアマイル予想

▼01 田辺裕信 マルセリーナ/初騎乗
→ディープインパクト産駒との相性が微妙。過信禁物でしょう。

▼02 福永祐一 レディアルバローザ/同騎手時 3- 1- 2- 2(複勝率75.0%)
→GⅠで3着の実績があり、好走率も高いコンビ。コンビ実績のないジョッキーが騎乗していた前走は度外視可能です。

▼03 柴田善臣 キョウワジャンヌ/初騎乗
→芝はハーツクライ産駒と相性良し。この馬なりにはやれると思います。

▼04 松岡正海 マイネイサベル/同騎手時 2- 1- 0- 8(複勝率27.3%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。もっとも、丸一年以上に渡って好走例がない点は重く見るべきかもしれません。

▼05 北村宏司 アニメイトバイオ/初騎乗
→ゼンノロブロイ産駒と相性良し。あとはこの馬自身のレース適性次第です。

▼06 四位洋文 スプリングサンダー/同騎手時 4- 3- 1- 8(複勝率50.0%)
→重賞で2着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼07 蛯名正義 アパパネ/同騎手時 7- 1- 3- 5(複勝率68.8%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。コンビ実績のないジョッキーが騎乗していた前走は度外視可能でしょう。

▼08 内田博幸 クィーンズバーン/初騎乗
→スペシャルウィーク牝馬との相性が微妙。過信禁物です。

▼09 三浦皇成 グランプリエンゼル/同騎手時 0- 1- 0- 1(複勝率50.0%)
→重賞で2着の実績があるコンビ。あとはこの馬自身のレース適性次第だと思います。

▼10 池添謙一 フミノイマージン/同騎手時 0- 0- 1- 1(複勝率50.0%)
→1000万下で3着の実績があるコンビ。もっとも、このクラスではなんとも言えません。

▼11 田中勝春 アプリコットフィズ/同騎手時 1- 3- 0- 2(複勝率66.7%)
→重賞で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼12 横山典弘 ホエールキャプチャ/同騎手時 1- 1- 0- 1(複勝率66.7%)
→未勝利勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くないと思いますが……。

▼13 柴山雄一 チャームポット/同騎手時 1- 0- 0- 1(複勝率50.0%)
→1600万下勝ちの実績があるコンビ。あとは相手関係がどうかだけでしょう。

▼14 藤岡佑介 オールザットジャズ/同騎手時 1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼15 武豊 エーシンハーバー/同騎手時 3- 0- 1- 2(複勝率66.7%)
→重賞で3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼16 C.ウィリアムズ ドナウブルー/初騎乗
→ディープインパクト牝馬との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷かもしれません。

▼17 石橋脩 レインボーダリア/初騎乗
→ブライアンズタイム牝馬との相性がいまひとつ。一変まではどうでしょうか。

▼18 川須栄彦 アスカトップレディ/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。もっとも、前走はまずまずの内容でした。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
07 蛯名正義 アパパネ
11 田中勝春 アプリコットフィズ
02 福永祐一 レディアルバローザ
09 三浦皇成 グランプリエンゼル
06 四位洋文 スプリングサンダー
14 藤岡佑介 オールザットジャズ
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
03 柴田善臣 キョウワジャンヌ
→芝はハーツクライ産駒と相性良し。
05 北村宏司 アニメイトバイオ
→ゼンノロブロイ産駒と相性良し。

 ヴィクトリアマイルは実績馬が強いレース。JRA重賞で優勝経験のない馬は2006年以降[0-1-2-39](複勝率7.1%)と苦戦しています。一方、芝1600mのJRA重賞で優勝経験のある馬は2006年以降[5-3-0-16](複勝率33.3%)とまずまず堅実です。
 また、意外と重要なポイントになっているのが出走馬の馬格。出走時の馬体重が460kg未満だった馬は2006年以降[1-1-2-41](複勝率8.9%)と低調な成績に終わっていました。今年は460kg前後の馬が多いので、馬格のある馬を重視すれば買い目を絞り込めます。
 本命は蛯名正義騎手に乗り替わるアパパネ。コンビ実績のないジョッキーが騎乗していた前走は度外視できますし、実績やコース適性も申し分ありません。昨秋以降の4戦は敗因がハッキリしているので、多少なりとも人気が落ちるようなら妙味は十分です。
 相手は相性のいいジョッキーを確保したレディアルバローザ、現在の東京芝が合っていそうなフミノイマージン。以下、馬格のない馬は評価を下げました。

■3連複フォーメーション
07=02,10=01,02,05,09,10,12,14(11点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2002年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。