ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏の大阪杯予想

▼01 柴田善臣 ナカヤマナイト/同騎手時 4- 4- 1- 4(複勝率69.2%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

▼02 岩田康誠 トーセンジョーダン/初騎乗
→ジャングルポケット牡馬との相性が微妙。過信禁物でしょう。

▼03 K.デザーモ フライングアップル/初騎乗
→久々の来日なので何とも言えませんが、前回来日時以前の傾向を見ると芝はレッドゴッド系と相性良し。この馬なりにはやれるかもしれません。

▼04 池添謙一 ダンツホウテイ/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

▼05 大野拓弥 コスモファントム/同騎手時 1- 0- 0- 1(複勝率50.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。あとはコース替わりがどうかだけです。

▼06 横山典弘 フェデラリスト/初騎乗
→ファピアノ系との相性が微妙。過信禁物でしょう。

▼07 幸英明 ナリタクリスタル/同騎手時 2- 0- 1- 2(複勝率60.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くないと思います。

▼08 後藤浩輝 ローズキングダム/同騎手時 1- 1- 0- 1(複勝率66.7%)
→GⅠで2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼09 佐藤哲三 アーネストリー/同騎手時 9- 1- 5- 5(複勝率75.0%)
→GⅠ勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。ただ、2戦連続で大きく崩れている点は気になります。

▼10 秋山真一郎 ソリタリーキング/初騎乗
→芝はキングカメハメハ産駒との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷でしょう。

▼11 浜中俊 ショウナンマイティ/同騎手時 3- 0- 1- 3(複勝率57.1%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは相手関係がどうかだけです。

▼12 川田将雅 メイショウカンパク/同騎手時 0- 0- 1- 1(複勝率50.0%)
→500万下で3着の実績があるコンビ。もっとも、このクラスでは何とも言えません。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
09 佐藤哲三 アーネストリー
08 後藤浩輝 ローズキングダム
01 柴田善臣 ナカヤマナイト
07 幸英明 ナリタクリスタル
05 大野拓弥 コスモファントム
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
特になし

 産経大阪杯は近走内容を素直に評価したいレース。前走がJRAGⅠかJRAGⅡ、かつその前走で5着以内だった馬は2007年以降[5-3-3-4](複勝率73.3%)と非常に安定しています。前走の格が見劣りする馬、前走で大敗を喫していた馬は割り引きが必要でしょう。
 また、近年の産経大阪杯は先行馬が不振。前走がJRAの平地競走、かつ前走の4コーナーを3番手以内で通過していた馬は2009年以降[0-0-0-11](複勝率0.0%)と好走例がありません。今年の1~2回阪神芝2000m(3月31日終了時点)も、新馬と未勝利を除くと、前走がJRAの平地競走、かつ前走の4コーナーを3番手以内で通過した馬が[1-1-1-15](複勝率16.7%)と人気を裏切りがちでした。
 本命は柴田善臣騎手とナカヤマナイトのコンビ。海外遠征後の2戦がいずれも好内容ですし、もともとこのくらいの距離が合っていそうな馬なので、前走以上のパフォーマンスを期待できると思います。休養明けもそれほど苦にしないタイプです。
 相手は前走が好内容だったフェデラリスト、休養明けに実績のあるローズキングダム、キャリアの大半で出走メンバー中1位の上がり3ハロンタイムをマークしているショウナンマイティ。先行策で結果を残してきた実績馬は評価を下げました。

■馬連ながし
01=06,08,11(3点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2002年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。