ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏のエリザベス女王杯予想

▼01 岩田康誠 アヴェンチュラ/同騎手時 1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは京都芝外回りがどうかだけでしょう。

▼02 浜中俊 イタリアンレッド/同騎手時 6- 0- 1- 2(複勝率77.8%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わり自体はまったく問題ないと思います。

▼03 池添謙一 ホエールキャプチャ/同騎手時 2- 2- 2- 0(複勝率100.0%)
→GIで2着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できそうです。

▼04 蛯名正義 アパパネ/同騎手時 7- 1- 2- 4(複勝率71.4%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。休養明け、かつ苦手の内枠だった前走は度外視可能だと思いますが……。

▼05 和田竜二 ワルキューレ/初騎乗
→ステイゴールド産駒と相性良し。この馬なりにはやれるんじゃないでしょうか。

▼06 M.デムーロ サンテミリオン/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

▼07 田辺裕信 アニメイトバイオ/同騎手時 0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→重賞で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとは京都芝外回りがどうかだけです。

▼08 福永祐一 レーヴディソール/同騎手時 3- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性に関しては何の不安もありません。

▼09 川田将雅 レインボーダリア/初騎乗
→ブライアンズタイム牝馬との相性が微妙。大きな上積みを期待するのは酷でしょう。

▼10 太宰啓介 フミノイマージン/同騎手時 3- 0- 1- 6(複勝率40.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。ゴール前の直線が長いコースは合っていると思います。

▼11 藤田伸二 ブロードストリート/同騎手時 3- 3- 1-10(複勝率41.2%)
→GIで2着の実績があるコンビ。もっとも、ここ2戦の内容からはあまり強調できません。

▼12 北村友一 シンメイフジ/初騎乗
→フジキセキ産駒との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼13 小牧太 オールザットジャズ/初騎乗
→タニノギムレット産駒との相性がいまひとつ。大きな上積みを期待するのは酷だと思います。

▼14 J.ムルタ ダンシングレイン/同騎手時 2- 0- 0- 1(複勝率66.7%)
→海外でGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。脚質的にこのレースは合いそうです。

▼15 後藤浩輝 エリンコート/同騎手時 2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
→GI勝ちの実績があるコンビ。距離延長で持ち味が生きる展開になれば侮れません。

▼16 四位洋文 グルヴェイグ/同騎手時 1- 0- 1- 1(複勝率66.7%)
→オープン特別で3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼17 武豊 レディアルバローザ/初騎乗
→芝はキングカメハメハ産駒との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼18 R.ムーア スノーフェアリー/同騎手時 4- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。相性のいいジョッキーに替わる点は好材料です。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
04 蛯名正義 アパパネ
18 R.ムーア スノーフェアリー
02 浜中俊 イタリアンレッド
01 岩田康誠 アヴェンチュラ
10 太宰啓介 フミノイマージン
03 池添謙一 ホエールキャプチャ
11 藤田伸二 ブロードストリート
07 田辺裕信 アニメイトバイオ
15 後藤浩輝 エリンコート

■その他の注目コンビ
05 和田竜二 ワルキューレ
→ステイゴールド産駒と相性良し。
14 J.ムルタ ダンシングレイン
→海外でGI勝ちの実績があるコンビ。

 近年のエリザベス女王杯は長距離適性を問われている印象。芝2400m以上のJRA重賞かオープン特別で連対経験のある馬は2006年以降[2-5-4-7](複勝率61.1%)と堅実ですし、2010年1着のスノーフェアリーも同年のイギリスオークス(芝2400m)などを制していました。
 これと関連してか、近年はサンデーサイレンスの血を持たない馬が優勢。父か母の父がサンデーサイレンス系種牡馬だった馬は2008年以降[1-0-1-30](複勝率6.3%)とまったく信頼できません。過去の実績や血統から、芝2400m以上が合いそうな馬を重視すべきでしょう。
 本命はR.ムーア騎手に乗り替わるスノーフェアリー。4戦4勝とまったく崩れていないコンビですし、レース適性の高さも証明済みです。今年の5戦が惜敗続きなのは、乗り替わりや本質的な距離適性が原因。今年のメンバー構成なら素直に信頼できると思います。
 相手は七夕賞と小倉記念で長距離適性の高い牡馬を降してきたイタリアンレッド、スノーフェアリーと同じイギリスオークス馬で展開にも恵まれそうなダンシングレイン。マイル前後が合いそうな馬、父か母の父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬は評価を下げました。

■3連複フォーメーション
18=02,14=01,02,03,08,14(7点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2001年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。