カンフルジョッキー伊吹雅也氏の日経新春杯予想

▼01 北村友一 ドモナラズ/同騎手時 2- 0- 0- 3(複勝率40.0%)
→1000万下勝ちの実績があるコンビ。もっとも、JRA重賞で好走例がない点は気になります。

▼02 和田竜二 ナムラクレセント/同騎手時 0- 2- 1- 1(複勝率75.0%)
→GI3着の実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わりの影響は小さそうです。

▼03 武幸四郎 メイショウクオリア/同騎手時 0- 1- 0- 4(複勝率20.0%)
→オープン特別で2着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

▼04 渡辺薫彦 オートドラゴン/同騎手時 4- 3- 1- 5(複勝率61.5%)
→1600万下勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。もっとも、各種指数を見る限り、この相手では少々荷が重い気もします。

▼05 武豊 ローズキングダム/同騎手時 2- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは出走取消の影響がどうかだけです。

▼06 佐藤哲三 ウィルビーキング/初騎乗
→芝はグラスワンダー牡馬と相性良し。この馬なりにはやれると思いますが……。

▼07 村田一誠 エーティーボス/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。ただ、前走の内容自体は悪くありませんでした。

▼08 U.リスポリ ルーラーシップ/初騎乗
→キングカメハメハ産駒との相性が微妙。過信禁物だと思います。

▼09 池添謙一 ゲシュタルト/同騎手時 1- 0- 1- 3(複勝率40.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。もともとこのぐらいの距離が合っているんじゃないでしょうか。

▼10 福永祐一 ホワイトピルグリム/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。大きな変わり身を期待するのは酷でしょう。

▼11 藤田伸二 ヒルノダムール/同騎手時 2- 4- 0- 4(複勝率60.0%)
→GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとは距離延長がどうかだけです。

▼12 丹内祐次 コスモヘレノス/同騎手時 1- 0- 0- 3(複勝率25.0%)
→1000万下勝ちの実績があるコンビ。もっとも、好走率が低い点は気になります。

▼13 幸英明 ビートブラック/同騎手時 0- 0- 1- 1(複勝率50.0%)
→GI3着の実績があるコンビ。この馬なりにはやれるでしょう。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
11 藤田伸二 ヒルノダムール
05 武豊 ローズキングダム
09 池添謙一 ゲシュタルト
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
06 佐藤哲三 ウィルビーキング
→芝はグラスワンダー牡馬と相性良し。

 日経新春杯は前走好走馬が強いレース。コースやクラスを問わず、前走3着以内だった馬は〔8・6・7・28〕(複勝率42.9%)と信頼できます。なお、前走4着以下から巻き返した馬の大部分は、JRA重賞で優勝経験のある馬でした。
 今年の出走馬と過去の傾向を見比べて気になったのは、菊花賞で5着以内となった実績のある馬が〔0・0・1・5〕(複勝率16.7%)と苦戦している点。同じ京都芝外回りのレースですが、求められる適性は微妙に異なるのでしょう。
 本命は池添謙一騎手とゲシュタルトのコンビ。ここ3戦は微妙にコースが合っていない印象でしたし、2010年京都新聞杯(京都芝2200m外回り)を完勝した実績からも、京都芝2400mに替わるのはプラスだと思います。負担重量はやや見込まれたように映るかもしれませんが、潜在能力の高さを考えればまずまず妥当なところ。むしろ、負担重量のせいで注目度が落ちるようなら絶好の狙い目です。
 相手は実績上位のローズキングダム、京都芝2400m外回りが合いそうなルーラーシップ、ヒルノダムール。特殊な条件の重賞にしか実績がないコスモヘレノス、ビートブラック、前走内容を評価できない5歳以上の各馬は評価を下げました。
 ちなみに、ダート変更なら本命はローズキングダム。今開催の京都ダートはキングマンボ系が堅実ですし、近年の1回京都ダート1900mは差しもよく決まっているので、脚質的なリスクはむしろ軽減されるかもしれません。この場合は3連複1頭軸ながしの05=01,03,08,12,13を買おうと思います。

■3連複1頭軸ながし
09=05,08,11(3点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。