カンフルジョッキー伊吹雅也氏の有馬記念予想

01 M.デムーロ ヴィクトワールピサ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 ネオユニヴァース産駒との相性が微妙。鞍上を問わないタイプかもしれませんが……。

02 後藤浩輝 ネヴァブション
【同騎手成績】
2- 0- 2- 6(複勝率40.0%)
【相性診断】
 重賞3着の実績があるコンビ。今年は連対こそなかったものの、すべて5着以内に好走していました。

03 岩田康誠 フォゲッタブル
【同騎手成績】
0- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 500万下で2着の実績があり、好走率も高いコンビ。もっとも、このクラスでは何とも言えません。

04 三浦皇成 トーセンジョーダン
【同騎手成績】
1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

05 C.ルメール ルーラーシップ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 キングカメハメハ産駒との相性が微妙。過大な期待は禁物でしょう。

06 武豊 ローズキングダム ※出走取消
【同騎手成績】
2- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとはコース替わりがどうかだけです。

07 C.スミヨン ブエナビスタ
【同騎手成績】
1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。乗り替わりでさらに迫力が増しました。

08 蛯名正義 メイショウベルーガ
【同騎手成績】
1- 0- 1- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 1600万下で3着の実績があり、好走率も高いコンビ。相性自体は悪くないと思います。

09 F.ベリー ダノンシャンティ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 サンデーサイレンス系との相性が微妙。ジョッキー自身は来日2週目で上積みを見込めそうですが……。

10 内田博幸 エイシンフラッシュ
【同騎手成績】
3- 1- 1- 1(複勝率83.3%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。上手く立ち回れれば侮れません。

11 C.ウィリアムズ トゥザグローリー
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 キングカメハメハ産駒との相性が微妙。過大な期待は禁物でしょう。

12 池添謙一 ドリームジャーニー
【同騎手成績】
5- 3- 3- 6(複勝率64.7%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは状態面がどうかだけです。

13 横山典弘 オウケンブルースリ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 ジャングルポケット牡馬と相性良し。前走はコンビ実績のない鞍上だったので度外視できます。

14 安藤勝己 ペルーサ
【同騎手成績】
1- 1- 0- 2(複勝率50.0%)
【相性診断】
 GI2着の実績があるコンビ。課題の多い馬ですが、ポテンシャルの高さは素直に評価しておくべきでしょう。

15 四位洋文 レッドディザイア
【同騎手成績】
3- 3- 1- 1(複勝率87.5%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。日本国内のレースでは大崩れがありません。

16 福永祐一 ジャミール
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 ステイゴールド産駒との相性がいまひとつ。大きな上積みは期待できないと思います。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
12 池添謙一 ドリームジャーニー
07 C.スミヨン ブエナビスタ
04 三浦皇成 トーセンジョーダン
15 四位洋文 レッドディザイア
14 安藤勝己 ペルーサ

■その他の注目コンビ
13 横山典弘 オウケンブルースリ
→ジャングルポケット牡馬と相性良し。

 有馬記念は3歳馬が信頼できないレース。2006年以降は〔0・2・0・15〕(複勝率11.8%)と好走率が落ちていますし、もともと同年9月以降にJRAGI勝ちのなかった3歳馬は2000年以降〔0・2・1・24〕(複勝率11.1%)と苦戦気味です。前走でジャパンカップを制したローズキングダムは残念ながら出走取消。今年も3歳勢は割り引きが必要だと思います。
 枠番別成績を見ると、6~8枠に入った馬は〔2・2・2・54〕(複勝率10.0%)。内枠有利なコース形態もあって、展開の助けがないと好走は難しい印象でした。また、1~5枠を引いたとしても、前走で6着以下に敗れていた馬は〔2・0・0・15〕(複勝率11.8%)。よほど東京競馬場が苦手な馬でない限り、有利な枠というだけで大きな変わり身を期待するのは酷でしょう。
 本命は三浦皇成騎手とトーセンジョーダンのコンビ。乗り替わり緒戦の前走が素晴らしい内容でしたし、内枠や中山替わりもプラスだと思います。また、自分から動いていけるタイプの馬なので、末脚自慢が揃ったここは展開の利もありそう。少なくとも、後ろの馬に差される可能性は低いと見ました。
 相手はコンビ実績上位のブエナビスタと、乗り替わり以外に不安要素の見当たらないヴィクトワールピサ。東京向き、かつ外めの枠を引いてしまった3歳勢は評価を下げます。

■3連複フォーメーション
04=01,07=01,02,05,07,12,13(9点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。