カンフルジョッキー伊吹雅也氏のJC予想

01 M.デムーロ ヴォワライシ
【同騎手成績】
10- 4- 2- 2(複勝率88.9%)
【相性診断】
 イタリアでGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。鞍上のJRA実績も強調できます。

02 M.ギュイヨン ヴィクトワールピサ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 鞍上は今週がJRA初挑戦。土曜は9着、8着、8着、14着と見せ場を作れませんでしたが、どこまで巻き返してくるでしょうか。

03 P.マルレナン ダンディーノ
【同騎手成績】
4- 2- 0- 2(複勝率75.0%)
【相性診断】
 イギリスで重賞2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

04 藤田伸二 シンゲン
【同騎手成績】
6- 1- 1- 3(複勝率72.7%)
【相性診断】
 重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。コース替わりがプラスに働くようなら侮れません。

05 S.マイヨ モアズウェルズ
【同騎手成績】
1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 カナダでGI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。6歳馬ですが、乗り替わりをきっかけに本格化した印象です。

06 武豊 ローズキングダム
【同騎手成績】
1- 1- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

07 安藤勝己 ペルーサ
【同騎手成績】
1- 1- 0- 1(複勝率66.7%)
【相性診断】
 GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。前走で能力の高さを証明しました。

08 R.ムーア ジャガーメイル
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 ナスルーラ系との相性が微妙。現時点では何とも言えません。

09 O.ペリエ ティモス
【同騎手成績】
2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
【相性診断】
 フランスでリステッドレース勝ちの実績があるコンビ。もっとも、重賞だと苦戦していた点は気になります。

10 内田博幸 エイシンフラッシュ
【同騎手成績】
3- 1- 1- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

11 蛯名正義 ナカヤマフェスタ
【同騎手成績】
2- 3- 0- 4(複勝率55.6%)
【相性診断】
 フランスでGI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとは状態と展開次第でしょう。

12 C.オドノヒュー ジョシュアツリー
【同騎手成績】
2- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 カナダでGI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走や前々走はコンビ実績のない鞍上だったので度外視できます。

13 池添謙一 メイショウベルーガ
【同騎手成績】
3- 2- 3- 7(複勝率53.3%)
【相性診断】
 GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。今回はコース替わりがカギになりそうです。

14 C.ルメール オウケンブルースリ
【同騎手成績】
初騎乗
【相性診断】
 ジャングルポケット産駒との相性が微妙。過大な期待は禁物だと思います。

15 J.スタイン フィフティープルーフ
【同騎手成績】
4- 3- 0- 2(複勝率77.8%)
【相性診断】
 カナダでGI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

16 C.スミヨン ブエナビスタ
【同騎手成績】
1- 0- 0- 0(複勝率100.0%)
【相性診断】
 GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。引き続き期待できると思います。

17 D.ボニヤ マリヌス
【同騎手成績】
3- 5- 2- 3(複勝率76.9%)
【相性診断】
 フランスで重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとは相手関係がどうかだけです。

18 F.ブロンデル シリュスデゼーグル
【同騎手成績】
5- 2- 1- 2(複勝率80.0%)
【相性診断】
 フランスで重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
04 藤田伸二 シンゲン
16 C.スミヨン ブエナビスタ
13 池添謙一 メイショウベルーガ
07 安藤勝己 ペルーサ
10 内田博幸 エイシンフラッシュ
06 武豊 ローズキングダム

■その他の注目コンビ
01 M.デムーロ ヴォワライシ
→イタリアでGI勝ちの実績があるコンビ。
05 S.マイヨ モアズウェルズ
→カナダでGI2着の実績があるコンビ。
11 蛯名正義 ナカヤマフェスタ
→フランスでGI2着の実績があるコンビ。
12 C.オドノヒュー ジョシュアツリー
→カナダでGI勝ちの実績があるコンビ。
15 J.スタイン フィフティープルーフ
→カナダでGI2着の実績があるコンビ。

 ジャパンカップは枠順の影響が強いレース。東京競馬場が改修された2003年以降、11番から外の枠で好走したのは、2005年のアルカセット(1着)とハーツクライ(2着)、そして2008年のスクリーンヒーロー(1着)だけでした。逆に、単勝オッズが20倍未満、かつ1~10番枠に入っていた馬は〔5・6・7・14〕(複勝率56.3%)。内めの枠を引いた実力馬は素直に信頼できます。
 ちなみに、2000年以降のジャパンカップで3着以内に好走した海外調教馬の内訳は、イギリス調教馬が2頭、イタリア、アメリカ、UAE調教馬が各1頭です。好走例がない調教国、特に出走数が比較的多かったフランス調教馬は割り引きが必要でしょう。
 本命は武豊騎手とローズキングダムのコンビ。乗り替わり後の2戦がいずれも好内容ですし、今回は枠順にも恵まれました。過去のジャパンカップで3歳時に好走した馬と比べても、クラシック戦線で残した実績は引けをとらないハズ。また、自在に立ち回ったうえで出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムを繰り出すレースぶりは、東京芝2400mを内枠から攻略するのにピッタリです。
 相手は、絶好枠を生かせそうなヴィクトワールピサ、展開次第では天皇賞(秋)の再現もあり得るペルーサ、ローズキングダムと適性が似ていそうなエイシンフラッシュ、そして実績上位のブエナビスタ。飛び抜けて優秀な世代とまでは思っていませんが、このジャパンカップに限って言うと、適性や枠順の差で3歳勢が上位を占めるのではないかと思います。逆に、ジャパンカップよりは有馬記念向きに思えるナカヤマフェスタ、2着した昨年よりも外の枠を引いてしまったオウケンブルースリあたりは評価を下げました。

■3連複1頭軸ながし
06=02,07,10,16(6点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。