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Kishiata2P=ポリトラックのことです。
天皇賞はポリトラック調教馬がワンツーしました。

先週、漫画「鉄板競馬」の取材で、グラサン師匠と栗東トレセンに行ってきました。
本誌では『調教Gメン』でお馴染み、また今春には競馬王新書
『100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ』を出された、井内利彰さんにお話を聞くためです。
朝イチから厩務員スタンドで、調教時計を一人コツコツと採り続ける井内さんに
新聞の調教欄から勝負調教を読み取る方法を教わってきました。

いくつか聞いたうちのひとつが、ポリトラック調教でした。
この秋にオープンした栗東ポリトラックでの調教馬は、現時点でかなりの注目なんだそうです。
なかでも、東京ではポリトラック調教が有効だと聞きました。

そこで、今回のカンパニー。
追い切りは坂路でしたが、25日にポリトラックを使われています。
通常、栗東での調教は右回りですが、火曜日と日曜日は左回りで行われるそうです。
つまり、25日の日曜日は、左回りでのポリトラック追い
天皇賞を見据えたスクーリング的な追い切りだと読むこともできたわけです。
井内さんはこの「左回りのポリトラック追い」が決め手となって、本命に推していました。

また、2着のスクリーンヒーローも美浦のポリトラック調教馬です。
美浦では導入当初に、ゴスホークケンやマツリダゴッホがG1を勝ったことで話題になってましたよね。
井内さんには、美浦のポリトラック向き厩舎として、4つほど挙げていただきましたが、
鹿戸厩舎もバッチリ入っていました。
(ちなみに、栗東ではまだスタートして間もないため参考程度だそうですが、
佐々木晶厩舎はポリトラック調教で成績上昇しているとのことでした)

これだけ教わっておいて、馬券は獲れませんでしたtyphoon
でも、調教欄を見るのは楽しくなりそうな気がします。
東京と福島はポリトラック調教がプラスになるコースがあるそうなので、
皆さんも注目してみてはいかがでしょうか。

このポリトラックも含めた「調教欄の鉄板」は、次号競馬王『鉄板競馬』にて。
どうぞお楽しみに!

※井内さんの新書『100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ』も好評発売中です。
コース別の激走調教パターン、主要厩舎の勝負調教など、
すぐに使える内容もアリの調教本です。こちらもぜひ、ご覧ください。

(ケシ)