いつも競馬王、ならびに競馬王チャンネルをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
昨日まで実施いたしました、11/21(金)に2冊同時発売となる『コース別馬券攻略ガイド 軸』＆『コース別馬券攻略ガイド 穴』のプレゼント企画、多数のご応募、誠にありがとうございました。本日11/17(月)に当選者の抽選を行い、当選者には即日発送させていただきます。
さて、このプレゼント企画では、応募条件に『競馬王本誌＆単行本、競馬王チャンネル等へのご意見』を記載いただくことを条件とさせていただきました。今後の参考になる貴重なご意見を多数いただきましたことを感謝申し上げます。その中で、最も多かった意見が、競馬王本誌で公開している『双馬毅＆馬場虎太郎の過去開催バイアス』に関することでした。具体的には、下記の2パターンが最も多いご意見でした。
（1） 前走不利の考えを知って、馬券の回収率が上がりました！
（2） 双馬メモの具体的な活用法を知りたい！
（1）に関しては、本誌をリニューアルした効果、ならびに競馬王チャンネルで公開している双馬メモや馬場虎太郎のトラックバイアス馬券術を巧く活用していただいているのだと、嬉しく受け止めさせていただきますが、課題は（2）ですね。
ということで、競馬王本誌＆競馬王チャンネルで公開している双馬メモの具体的な活用法を提案させていただきます。これはあくまでも一例ですので、既に効果的な活用法を身につけてらっしゃる方は、その方法を継続していただければ幸いです。
検証結果まで公開するので、非常に長文になりますが、お役には立てると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
＜双馬メモの具体的な活用法＞
まず前提として、『双馬メモとは何だ？』という意見もありそうなので、簡単にご紹介を。双馬メモとは、競馬王5月号で初登場した予想家・双馬毅が、前走で苦しい経験をして今走で楽な条件になる馬を狙うために、JRA全レースにおける｢枠｣・｢馬場｣・｢脚質｣・｢ローテ｣の不利を受けた馬を記録しているデータです。競馬王本誌で過去2か月間の双馬メモを毎号公開し、『競馬王チャンネル』では週末の出走馬で前走・双馬メモ該当馬をを公開しています。
ちなみに、競馬王本誌で公開している双馬メモはこんな感じです。
さて、双馬メモの具体的な活用法ですが、｢枠｣・｢馬場｣・｢脚質｣・｢ローテ｣の不利を受けた馬から、まずは｢枠｣の不利を受けた馬を狙うことをお奨めします。というのは、前走｢枠｣不利馬の成績が良いということもありますが、｢枠｣の不利は事前にコントロールの利かない物理的な不利だからです。
単純に前走｢枠｣不利馬を買うのも良いですが、効果的に狙いを絞り込むなら、下記の2パターンがあります。
・前走｢枠｣不利の馬で、今回上位人気に推された馬
・前走｢枠｣不利の馬で、今回競馬王チャンネルのオススメ馬になった馬
では、具体的に検証してみましょう。競馬王11月号で掲載された双馬メモは、8/2～9/21のレースが対象でした。そこで、競馬王11月号で掲載された双馬メモで、前走｢枠｣不利だった馬の次走成績を、上記2パターンで絞り込んでみます。
★前走｢枠｣不利馬の次走成績 （11/16終了時点）
※上が次走で5人気以内に推された場合、下が競馬王チャンネルオススメ馬に該当したかどうか
前走｢枠｣不利の馬で今回1～2人気に推された馬は、連対率50％、複勝率70％、単・複ともに回収率が100％を超えています。1～5人気までレンジを拡げても数値は優秀です。また、前走｢枠｣不利の馬で今回競馬王チャンネルオススメ馬に該当した馬も良い結果かと。
なぜ、人気＆競馬王チャンネルオススメ馬でフィルタリングするのか？という疑問があるかと思いますが、これは単純に『弱い(適性のない)馬を排除する』ことを目的にしています。前走｢枠｣不利を受けた馬でも、そもそも弱い(適性のない)馬であれば、次走巻き返しの可能性は低いですので、これを人気と競馬王チャンネルオススメ馬というファクターで簡単に絞り込んだという訳です。
さて、前走｢枠｣不利に加え、他の不利も受けていた馬はどうなんだ？という疑問もあるかと思いますので、同じように検証してみましょう。
★前走｢枠｣＆｢脚質｣不利馬の次走成績 （11/16終了時点）
※上が次走で5人気以内に推された場合、下が競馬王チャンネルオススメ馬に該当したかどうか
｢枠｣に加え｢脚質｣の不利も受けた馬の次走成績ですが、見事なまでに成績が上昇します。となると、最後は……。
★前走｢枠｣＆｢脚質｣＆｢ローテ｣不利馬の次走成績 （11/16終了時点）
※上が次走で5人気以内に推された場合、下が競馬王チャンネルオススメ馬に該当したかどうか
最後が｢枠｣＆「脚質」＆｢ローテ｣のトリプル不利馬ですが、デキレースじゃないかと疑われるくらい、成績が上昇します。当たり前ですが、｢枠｣単体の不利より、ダブル・トリプルの不利馬は出現回数が少ないので、毎週のように狙えるわけではないですが、このデータは驚異的ではないでしょうか。
＜追記＞
競馬王2015年3月号での検証結果は下記をご参照ください。
競馬王3月号検証企画競馬王本誌＆競馬王チャンネルで公開中している『前走・双馬メモ』の効果的な実用法
今回のデータは、｢枠｣の不利にフォーカスを当てた一例ですが、実際には他の競馬王理論該当馬と組み合わせることで、成績が上昇するパターンはいくつかあります。今後もユーザの皆様に有益な狙い方を共有すべく、検証を進めてまいりますので、競馬王＆競馬王チャンネルを今後ともよろしくお願いいたします。