今年は大波乱も!? 関東オークス分析

 こんばんは、ヒデです。先週は更新などをお休みして申し訳ございません。今週からはしっかりと更新できるように体調を整えていきたいと思います。さて、明日は南関東牝馬三冠レースの最終戦の交流重賞である関東オークスを分析していきたいと思います。今回も7月15日に発売される『南関東徹底攻略BOOK』を活用しながら分析していきたいと思います。それでは本日もよろしくお願いいたします。


< 目次 >

1.4枠以降が好調な結果に



2.所属によって異なるねらい目



3.安定感と信頼感の米国系



4.該当馬



1.4枠以降が好調な結果に

 まず特徴として挙げられるのは「4枠以降が中心」ということです。過去5年で良馬場が一度しかないなど馬場が渋りやすい競走ですが、川崎2100m×重馬場の「内枠有利」という傾向と異なり、「中枠以降」が優勢に。稍重で施行された2018年に6人気で勝利したハービンマオは4枠でしたし、火曜夜からの雨で馬場が渋るのであれば今年も4枠以降が基本なっていきそうです。

 ただ、脚質の傾向は普段のコース傾向と変化なく先行馬が有利となっています。差してくる馬は最終コーナーで4番手以内まで押し上げられなければ差すことはできません。過去5年の平均ラップを見ても最後の3Fはかなり時計が掛かっていますので、持続戦になり易いということでしょうか。



2.所属によって異なるねらい目

 所属やメンバーレベルによって大きく傾向が変化するのがこの競走。昨年も書きましたが地方馬が台頭する年の共通点として「JRA特別戦勝利経験馬が少ない」ということが挙げられます。近年で唯一地方馬二頭が馬券圏内に飛び込んだ2018年は特別戦を勝利した経験のある馬が1頭しかいないなど、全体的に低レベルであったことが伺えます。特別戦勝利馬でどちらをメインに狙うかを考えるのが良いでしょう。

 また、22年まで4年連続で2冠馬が出ている南関東牝馬戦線ですが、この競走に出走した過去3年の二冠馬はともに馬券圏内に入っていますから信頼度は高そうです。それでも勝利しているのはJRA勢で、特に交流重賞で馬券圏内に入った馬や牡馬混合のオープン特別競走を勝利した馬が勝ち馬候補になります。

 これらのことを総合すると以下のようにランク付けすることができます。

①交流重賞着内馬、JRAオープン特別勝利馬

②南関東重賞勝利馬

③JRA未勝利突破の1勝クラス馬

④南関重賞着内馬

⑤その他のNAR勢

 例年ほぼ同様の傾向ですので、これを活用して購入してみるのもよさそうです。



3.安定感と信頼感の米国系

 近3年連勝中なのが米国系で、中でもエーピーインディ系や米国ノーザンダンサー系が優秀な傾向になっています。特に重や不良馬場になった21年と19年は共に米国系→米国系→ヘイルトゥリーズン系という決着になっていることからこの形を意識したほうが良いでしょう。

 この米国系が強い要因は大きく分けて二つで、一つは早い時期で活躍する米国系やサンデー系は完成度高く強いこと。「ダートで先行できる馬は早い時期の芝で活躍できる」というのは亀谷さんが『競馬王7月号』で話してくれていることです。そしてもう一つは馬場が悪化しやすいということ。JRA場でも道悪時に台頭してくるのは米国系が多く、その傾向が顕著にレース結果として現れているといえます。

 明日も道悪になるのであれば傾向通り米国系、中でもエーピーインディ系や米国ノーザンダンサー系から狙っていくのが中心となりそうです。



4.該当馬

1.スピーディキック

1枠△ 捲り〇 実績〇 血統〇?

 南関東の二冠馬。タイセイレジェンド産駒はキンカメ系でこのレースとの相性は今一つですが、実はダート道悪が得意な系統となっていますから今回も期待できるでしょう。今回はメンバーレベルも薄く、ダートのJRA特別戦で結果を残している馬もおらず、地方馬としてアスカリーブル以来10年ぶりの地方馬戴冠となるでしょうか。期待です。

7.グランブリッジ

5枠〇 先行〇 実績△ 血統〇

 1勝クラスの特別戦で3着、平場の1勝クラスで勝ちあがりと実績的に微妙ですが、3着だったウィシンクアスクは1勝クラスを勝ち上がり2勝クラスでも2着になるなど高レベルなレースだったということができます。血統的にもエーピーインディ系で道悪も合いそうですから、期待できそうです。

<激走注目馬>

4.ソレイユスマイル

4枠〇 先行〇 前走〇 血統〇

 前走はカサブランカオープン1着。外目の枠から先行して上り2位・3馬身差の快勝でした。この時期2000mを勝利しているということは大きなプラスになるでしょう。パイロ産駒ですからレースとの相性も抜群。このメンバーならば期待したい所です。


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