非根幹距離の鬼を狙え!? 福島牝馬S

  おはようございます、ヒデです。いよいよ今週から東京開催がスタートするなど、ダービー、オークスへと季節が替わり始めていますね。そんななか春の福島重賞荒れやすい福島牝馬Sが施行されます。今年はどのような馬が有利になるのでしょうか。早速見て行きましょう。それでは本日もよろしくお願いします。

※昨年は地震の影響で新潟で代替かいさいが行われたため、16~20年のデータを使用します。


< 目次 >

1.脚質には偏りが無いものの!?



2.非根幹距離マイスターに託したい!?



3.ポイントは米国系!?



4.該当馬


1.脚質には偏りが無いものの!?

 このレースは脚質的には大きな偏りはありません。逃げでも追込みも大丈夫な展開次第のところが多いと言えます。ただ枠的には内枠が絶望的。1・2枠はデータ集計期間中好走はありませんでした。それでも3・4枠が優秀になっていますが、今年は地震の影響で1週遅れているため、3・4枠にとって追い風になるかもしれません。8枠は先行馬が有利になっていますので、番手を取れるような馬を狙うのはよさそうですね。基本的には3・4枠馬が有利になっているという認識で大丈夫でしょう。

 体重は絞れているほうがよく、今回マイナス体重になった馬や増減なしは好成績を残しています。これは参考程度ではあると思いますが、迷っている時にマイナス体重の馬を選ぶというのが良いかもしれません。



2.非根幹距離マイスターに託したい!?

 このコースは距離変更しない馬のほうが有利になっています。特に1800mの3勝クラスを勝利して望んできた馬に関しては【0- 2- 1- 0】で複勝率100%を記録するなどその優位性は明らかです。前走距離は基本的に1800m戦を走っている馬がいいでしょう。ただ、2000mから短縮してくる馬でも「3勝クラス1800mで勝利」は有効で、穴を開けたランドネ(20年15人気3着)とマコトブリジャール(16年15人気1着)の2頭は共に芝1800mで関西の3勝クラス1800m戦で勝利して昇級していました。1800mでオープン競走馬券圏内の実績もありましたので、オープンクラス連戦の馬に関しては「1800mオープン競走で3着以内の実績」も気にしてみるのもいいでしょう。

 前走中山牝馬Sからが同距離ローテでは最多ですが、こちらは凡走しても巻き返せるイメージです。しかし、これも主場苦手、ローカル得意という馬が有利になっている印象でそこで人気が落ちるのであれば積極的に狙っていきたい条件ですね。とにかく1800mで実績を残している馬が有利になっていますので、過去走も見逃せませんね。



3.ポイントは米国系!?

 春開催の福島競馬場は洋芝でオーバーシードしていますので、欧州系が優勢なイメージがあります。20年3着に来たランドネが父ロベルト系であるということもそのイメージに拍車がかかっていると言えるでしょう。しかしながらそれ以外の年で見てみると意外にも父サンデー系×母父米国系という形が良さげでもあります。前述したランドネも母父APインディ系でしたし、同年2着だったリープフラウミルヒも父ステイゴールド系に母父クロフネで米国系。また、メイショウサムソン産駒が好相性な印象でしたが、今年は出走馬もいません。今年も非根幹距離が得意なパワータイプの馬が有利になるということでしょう。そのため、非根幹距離が得意なサンデー系に米国系などの馬が有利になりそうですね。ステイゴールド系やキズナ産駒などが今年は有利になりそうなイメージです。

 母父系で見ると欧州ノーザンダンサー系も好調ですので、ノーザンダンサー系が父系または母父系に入っている馬は有利になるかもしれません。ただ、ミスプロ系は母父に入るとさっぱりですので、父系に入っていなければ厳しいといったイメージになっています。中心はサンデー系とノーザンダンサー系でしょう。



4.該当馬

 それでは福島牝馬Sの該当馬を見ていきましょう。

8.サトノダムゼル

差し〇 4枠〇 1800m実績〇 血統〇

 現状人気になってしまっていますが、この馬はかなり期待できそうです。ローカルはあまり使われていませんので実力は未知数ですが、1800mでしか成績を残していないことからも非根幹距離がいいと言えるでしょう。前走のニューイヤーSも後方から追い込んでの4着。距離が伸びれば差し切れてもおかしくはありません。期待ですね。

11.ホウオウエミーズ

先行〇 6枠〇 1800m実績〇 血統〇

 今回唯一の1800m3勝クラス昇級馬です。この馬は1勝クラスを福島の織姫賞を勝利しているようにローカルでも大丈夫。加えていままで馬券圏内に入ったのはすべて1800mでまさに非根幹距離の鬼と言っていいでしょう。重賞も昨年のマーメイドS5着の実績もありますし、大丈夫そう。差しでも先行でも期待ですね。

12.アブレイズ

先行〇 7枠〇 1800m実績〇 血統〇

 非根幹距離適性であれば引けを取らないのがこの馬です。3歳時には12人気でフラワーカップを勝利、4歳時にはメイSで勝利するなど1800mでの勝利実績があるなど1800mでは無類の強さを誇っていると言っていいでしょう。前走中山牝馬S2着というのもいいですね。特にキズナ産駒は非根幹距離を得意とする傾向がありますので、その通り走ってくれればよさそうですよね。

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