ポストエフフォーリア、Road to Classic 共同通信杯分析


こんばんはヒデです。大映の名物オーナーだった永田雅一氏が所有した「幻の馬」トキノミノルの名前が冠された共同通信杯が行われます。昨年はエフフォーリアがこの競走を制してクラック馬になりました。過去10年で見てもダノンキングリーやスワーヴリチャード、ディーマジェスティなどそうそうたるメンバーが勝利しているこの競走、果たしてどのような馬が有利になるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。




< 目次 >

1.軸の先行穴の差し!?

2.1勝クラスからの出走馬が強い!!

3.サンデー系が有利な馬場。

4.該当馬


1.軸の先行穴の差し!?

 この競走は先行と差しが好調です。特に先行は人気で好走している傾向で、過去5年【3- 1- 3- 7/14】と複勝率50%特にここ3年は21年エフフォーリア、20年ダーリントンホール、19年ダノンキングリーで三連勝中。当然人気で軸としての期待値が高いのは先行馬でした。単複の回収率も100%を超えているのはエイムアンドエンドが激走したからです。一方的に穴として期待値が高いのは差し馬。昨年も7人気2着のヴィクティファルスが激走するなど、近年この傾向が強くなっています。差し馬は人気薄を狙いたいですね。

 枠的には1枠と6,7枠が好調。1枠から来ているのは先行馬が多く、差し馬は6,7枠が多いという傾向があります。やはり外をロスなく回せる6,7枠あたりが一番伸びやすいところを取れやすいのでこの成績になっていると言えるでしょう。ロスなく先行できる1枠と差しで伸びてくる6,7枠を狙っていくのがいいでしょう。一方不調なのは2,3枠は位置を取れない傾向にあり、成績がふるいません。そのため、内枠で狙えるのは1枠だけでそれ以外は5枠以降がいい傾向にあります。また、8枠は20年1.5倍のマイラプソディが届かないなど全体的に低調。過去5年でも3着が一度あるのみに留まっていますので1枠、5〜7枠あたりから狙うのがフォーマルになっていくかもしれません。



2.1勝クラスからの出走馬が強い!!

 この競走は3歳重賞には珍しく1勝クラスからの出走馬が好調。過去5年間で【4-0-1-11/16】で昨年のエフフォーリア(百日草特別1着)や20年1着のダーリントンホール(葉牡丹賞3着)、ダノンキングリー(ひいらぎ賞1着)も1勝クラスからのローテで勝ちきっています。そのほかのローテであれば新馬戦。昨年7人気2着のヴィクティファルスなどこちらも穴を開けています。前走1勝クラスと新馬戦が中心になっていくと考えて良いでしょう。

 また、距離は圧倒的に短縮と同距離。同距離は【1- 3- 2- 5/11】、距離短縮は【3- 1- 3- 17/24】でこの距離帯からほとんどの馬が好走していると言えますね。ここ5年で一番人気薄だった18年10人気3着のエイムアンドエンドは京成杯から短縮ローテ、同年1着のオウケンムーンも一勝クラスからの短縮馬でした。穴として面白いのは短縮ローテかもしれません。



3.サンデー系が有利な馬場。

 本日のクイーンカップではハービンジャー→ドゥラメンテ→ドゥラメンテ産駒で決着したものの、やはり全体の傾向を見てみるとディープインパクト産駒を筆頭にサンデー系が有利になっています。ただ勝ち切るというよりも着内を確実に疲労というイメージです。馬場が渋ってもその傾向は変わらずで、特に今年は20年以来となる稍重馬場での開催が濃厚なので、その場合は非サンデー系を頭で買うのも良さそうです。また、土曜日の傾向として父米国系とロベルト系が好調だったことからこれらも予想の参考に取り入れてるのもありです。

 この競走単体で見れば欧州系>米国系のイメージはそのままで、18年1着のオウケンムーン(父オウケンブルースリ、トニービン系)や20年1着のダーリントンホール(父New Approach、Galileo系)など父非サンデー系でも勝利しているように欧州系が圧倒的に有利です。冬開催のトニービン、東京で好成績を残すロベルト系この辺りは抑えておくのもいいかもしれません。



4.該当馬

 それでは共同通信杯の該当馬を見ていきましょう。

1.サンストックトン

穴の差し○  内枠差し△  前走○  血統○

 内枠の差しというのは怖いですが、それでも狙っていきたいのはこの馬。血統もいいですし、半兄サンアップルトンは東京のアルゼンチン共和国杯などで成績を残している点からも東京で未勝利戦を突破したのが頷けます。東京に戻って激走もあり得ますね。

3.アバンチュリエ

内枠◎ 内枠? 前走△ 血統○

 血統適性的には内枠に入ったモーリス産駒のこの馬は条件的に絶好です。前走ジュニアCでは全頭4番手以内で4角通過した馬が馬券圏内に来ていた先行有利の馬場で3着と¾馬身差の4着。内枠に入ったベゴニア賞3着で1勝クラスでも結果を残しており、人気がないのであれば狙いたいところです。モーリスなのでロベルト系というのもいいですね。期待です。

10.ダノンベルーガ

外枠差し○ 8枠△ 短縮○ 前走○ 血統○?

 できれば内枠が欲しかったのはこの馬です。前走東京芝2000mの新馬戦で2馬身差をつけて快勝、ここは短縮ローテで差し馬という最高の条件が揃っていますね。ただハーツクライ産駒は外枠が苦手なタイプが多いので、今回の8枠というのは正直非常にマイナスです。


競馬王2022年1月号【好評発売中!!】

Hyoushi_2201s_h1

今号のテーマは【2022鉄板トレンドで年末年始を駆け抜ける!】

競馬王豪華ライター陣が2022年の競馬を占っています。

巻頭特集には本誌11年ぶり登場のカンニング竹山さんが「ダート競馬」について熱く語る!?芸能人ならではの豪快な話っぷりにご注目です!!

巻頭企画として『灼熱の有馬記念』と題して有馬記念を振り返る&豪華ライター陣21名による有馬記念で「買いたい馬」&「消したい馬」を一挙大公開!!

キムラヨウヘイ

TARO

亀谷敬正

馬場虎太郎

今井雅宏

nige

シンヤカズヒロ

馬ノスケ

井内利彰

伊吹雅也

立川優馬

村上弘樹

とうけいば

ご予約はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B09M4THLPW/


競馬王新聞全レース版はBASEおよびnoteで好評発売中です!

1場550円、全場セットはお得な1100円(いずれも税込み)で販売しております。

競馬王オンライン販売は下記へアクセスしてください!

BASE

https://keibaoh.base.shop/

note
https://note.com/_keibaoh


明日は雪の予報、果たして馬場にどのくらい影響を与えるでしょうか。

それでは!

ヒデ